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ドリトル先生と悩める画家

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第六幕その一

                 第六幕  寒くなってきて
 先生はこの時は学園の中のお寺にいました、そこでお寺の住職さんや神社の神主さん達とお話をしています。動物の皆は境内のお庭で休んでいます。 
 住職さんは先生にお茶とお菓子を差し出してです、こう言うのでした。
「いえ、この季節はです」
「お忙しいですか」
「はい、何かと」
 穏やかな笑顔でお話するのでした。
「冬は」
「お寺はですね」
「年末年始と」
「それで、ですね」
「何かとです」
「こちらもでして」
 神主さんもお話します、住職さんと同じく穏やかな笑顔です。
「特にお正月は」
「神社はですね」
「そうです」
「お参りですね」
「それがありまして本当にです」
 お正月の神社はというのです。
「大変なのです、それは今はこちらにおられないですが」
「天理教もですね」
「そうです」
 やはりというのです。
「大変です、それで今は行事のことで」
「別の教会にですね」
「八条分教会に行っておられます」
「八条町にあるあの教会ですね」 
 先生も知っている天理教の教会です、とても可愛い娘さんが三人もいることで有名な結構な大きさの教会です。
「あそこですね」
「そうです、あそこに行事のお話をしにです」
「行かれていて」
「今はお留守です」
「そうなのですね」
「夏も忙しいですが」
 この季節もというのです。
「そして冬も」
「日本の宗教はお忙しいのですね」
「何かと」
「夏はお盆に夏祭りですね」
 先生は住職さんが出してくれたお茶を飲んでお団子も頂いてです、そうしつつ住職さん神主さんとお話をします。
「あと天理教も」
「おぢばがえりというものがありまして」
「十日奈良県の天理市でイベントがありまして」
「そちらで大忙しです」
「そうなっています」
「そうですね、何かおぢばがえりは」 
 そのお祭りのことをもお話する先生でした。
「街全体がテーマパークになるとか」
「はい、そうなんです」 
 街のあちこちにアトラクション等の施設が出来まして」
「沢山の人がひのきしんというボランティアに参加してです」
「物凄く賑やかになります」
「そうですね、一度行ってみたいですね」
 先生は心から思って言いました。
「そのおぢばがえりにも」
「そうされるといいです」
「日本の宗教の勉強にもなりますし」
「天理教独特のもので」
「行かれると凄くいい勉強になります」
「そうですね、夏になれば」
 まさにその時はというのです。 
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