『乱文乱舞』

作者：零那

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。ページ下へ移動

< 前ページ次ページ > 目次

『線』

今在る此の点は､過去から伸びてきた線の先に在る。
此の点も線に変わって伸びてくんだろう。

そうして今迄繋がってきた線は､歪な形で汚くて醜い。
其れでも､其れこそが生きてきた証。

過去を振り返れば､今在る苦しみなんて小さい事だと思う。
乗り越えて来た壁よりは低いと解る。

過去を棄てるなんてことは不可能で､過去を思い出にすることも不可能で...
だったら良いライバルにするしか無いのかなって。

だって過去と未来は此の線で繋がってくわけだから...。

< 前ページ次ページ > 目次

ページ上へ戻る

全て感想を見る：感想一覧