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ガンダムビルドファイターズ ~try hope~ 外伝

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決闘 後編

ーーー――





「フォース・アインスっ!! 」

クロスボーンガンダムX1XXを回り込みながら、赤黒い剣【フィーディクスリーザー】を水平に斬り払っていく。

しかし、ムラマサ・ブラスターで防がれ、反撃でピーコックスマッシャーで攻撃される。

「もう対応してきてる……! 」

「それでも押しきる! 」

青白い剣【フォルトゥナディクス】とムラマサ・ブラスターが激突し、つばぜり合いとなる。

『常にエネルギーを出しているビームサーベルは切れないようだね! 』

つばぜり合いからムラマサ・ブラスターを離し、左腰から右肩にかけて斬り上げられる。
フィーディクスリーザーでムラマサ・ブラスターを横へと弾き、フォルトゥナディクスで垂直に斬り下ろす。

クロスボーンガンダムX1XXはピーコックスマッシャーを手離し、ブランドマーカーからビームサーベルを発生させて防ぐ。

このまま戦えば、アイツは完全に俺に対応してくる。そうなれば、切り札を出した所で防がれてしまうだろう。
なら、そうなる前にアイツを倒す。そのためにも、どこかで崩さないといけない。

「ならっ!アサルトっ…………!! 」

フィーディクスリーザーに粒子を纏わせ、突き出しながら突進する。
ムラマサ・ブラスターで防ぎ、受け流されるが、粒子を纏ったフォルトゥナディクスで技を繋げる

「フォースっ!! 」

回り込みながら水平に斬り払っていくが、これも防がれる。

「っ───ゼクスっ!! 」

フィーディクスリーザーで七連撃を叩き込む。しかし、これもムラマサ・ブラスターとブランドマーカーで防がれてしまう。

『やるっ!けどまだだ!』

ああそうだ…………まだっ!

そのまま二刀に粒子を纏わせ、更に繋げていく。

「セーズっ!! 」

十六連撃を繰り出し、クロスボーンガンダムX1XXを攻撃する。これも全て防がれてしまう。

まだっ───!

「レゾナンスっ!! 」

更に技を繋げていき、二十連撃を叩き込む。それでも防がれるが、数撃がクロスボーンガンダムX1XXを掠める。

「バーーーストォォォォっ!! 」

二刀同時を突進しながら斬り下ろす。ムラマサ・ブラスターで受けられるが、そのまま押し切り、クロスボーンガンダムX1XXを吹っ飛ばす。

『ぐぅぅっ…………! 』

「まだだぁぁぁっ! 」

二刀を鞘に収めながら距離を詰め、両手にはエクスカリバーV。ロングシューティングライフルⅡが握られている。

「トライホープ・アインスっ!!! 」

エクスカリバーVには金色の粒子が。ロングシューティングライフルⅡからは、青白い粒子が溢れていく。

そのまま突進していくと、クロスボーンガンダムX1XXはビームサーベルを発生したスクリューウェップとバルカン砲で迎撃してきた。

インフィニティブレイドを掃射し、全てとは言えないが、ほとんどを叩き落とす。

クロスボーンガンダムX1XXとのすれ違い際に、エクスカリバーVで攻撃する。これはビームシールドで防がれ、すぐにムラマサ・ブラスターで反撃される。

ムラマサ・ブラスターはケルサスガンダムゼロの右翼と右サイドアーマーのスラスターを切断する。

「っ───! 」

インフィニティブレイドの右翼と、両方のスラスターをパージする。スラスターは爆破していき、二機の間に爆煙が広がる。

それでも爆風の中へと飛び込みクロスボーンガンダムX1XXへと目掛け、ロングシューティングライフルⅡを突き出しながら突進する。

爆風により反応が遅れたのか、クロスボーンガンダムX1XXの右腕にビームサーベルが突き刺さる。

『残像だ、よ! 』

「っ!? 」

ケルサスガンダムゼロはそのままクロスボーンガンダムガンダムX1XXをすり抜ける。それと共に後ろから衝撃が走り、左翼と機首が破壊された。

「ぐぅっ…………!」

「しまっ───! 」

『ここで終わるのは残念だけど…………来年の大会で、また戦おうっ! 』

そう言い、ムラマサ・ブラスターがケルサスガンダムゼロへと斬り下ろされる。誰もが終わりだと思っていたが、まだ諦めてない者がいた。

「ゼロ・アインスっ───!! 」

鞘が展開し、背中にビームシールドを形成してムラマサ・ブラスターを防ぐ。

『っ!? 』

「ここ、だぁぁぁぁっ! 」

後ろを振り向いてムラマサ・ブラスターを弾き、バスターソード級の粒子を纏った二刀を構える。

「リコレクションズ……………ザインっ!!」

フィーディクスリーザーを左肩から右腰にかけて斬り下ろし、フォルトゥナディクスを突き出す。

突き出したフォルトゥナディクスを斬り上げ、機体を回転させてフィーディクスリーザーで水平に斬り払い、フォルトゥナディクスで更に斬り払う。

そのまま一回転すると共に、二刀同時で水平に斬り払い、斬り下ろし、斬り上げる。

『この攻撃はっ…………! 』

クロスボーンガンダムX1XXはムラマサ・ブラスターで防いでいくも、耐えきれずムラマサ・ブラスターが切断される。

そこで二刀を逆手に持ち替え、水平に斬り込み、斬り払う。

『それ以上はやらせないっ! 』

ブランドマーカーからビームサーベルを発生させて受けるも、すぐに弾かれて懐ががら空きとなる。

『っう…………! 』

「おおおおぉぉぉぉぉぉっ!! 」

突撃するように機体を回転させての回転斬りを放ち、二刀を逆手から持ち替えて、フィーディクスリーザーを左肩へ、フォルトゥナディクスを右腰に目掛けて攻撃する。

クロスボーンガンダムX1XXは直撃は避けてはいるものの、回避しきれずにダメージを蓄積していく。
しかし、それでもバルカン砲で迎撃をしており、超近距離であるため、こちらもダメージが蓄積されている。

『防いでも無駄ならっ! 』

「────っ! 」

そう言い、攻撃をかえりみずにブランドマーカーを突き出してくる。

だが、フィーディクスリーザーを左腰から右肩に斬り上げてブランドマーカーを弾き、フォルトゥナディクスでもう片方の右腕を切断する。

「はあああぁぁぁぁぁっ!!! 」

『つぅ…………ああああああああっ!!! 』

最後に機体を回転させてフィーディクスリーザーを水平に斬り払い、勢いをつけてフォルトゥナディクスを斬り下ろす。

それに対し、ほぼ全壊状態のクロスボーンガンダムX1XXはブランドマーカーを突き出し、フォルトゥナディクスと衝突する。

『「おおおおぉぉぉぉぉぉっ!!! 」』

お互い押し合いとなるが、今の攻撃を受けすぎたせいか、クロスボーンガンダムX1XXの腕に亀裂が走っていく。

「終わり、だぁぁぁぁっ! 」

そのままフォルトゥナディクスに力を加えると、ブランドマーカーのビームサーベルを切断し、クロスボーンガンダムX1XXを捉えた。


ビッーーーーっ!!


『「っ!? 」』

フォルトゥナディクスがクロスボーンガンダムX1XXの腕を突き抜け、胴体へと斬り込んだ瞬間、バトル終了のアナウンスが鳴り響いた。

『タイムアッーーーープっ!!時間いっぱいの死闘を繰り広げるも、両選手共に、フィールド上に健在!!
しかし、残念ながら予選リーグでは延長戦は無く、引き分けで終了!

結果、サオトメ ヒロヤ・トオサカ シノ選手はポイントが足らず敗退!!
惜しくも、二人の決着を決勝リーグで見ることは叶いませんでしたが、これで決勝トーナメント進出の十六組!ベスト十六が決定しました! 』

司会の言葉も、会場からの称えの言葉も俺には届かず、呆然と天井を見上げていた。

 
 

 
後書き
というわけです。勝つか負けるか。誰と当てるかで悩み、何パターンも書き直しましたが、今回の結果に落ち着きました。

まだまだ今回のリクエストは続きますので、出来るだけ早く更新しますね。では。 
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