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~異世界BETA大戦~ Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force

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資源惑星ラガール③

 
前書き
BETAってほんと謎生物ですよね。
まぁ、『千と千尋の神隠し』の「すすわたり」や『となりのトトロ』の「まっくろくろすけ」なんかも、かなりな謎生物なんですけどね! 

 
第14機動師団は4時間後にはほぼラガール全星を制圧した。
6時間後にはオルキス本星からこちらへ向かっている陸戦師団と工兵師団が到着して、機動師団と地上警戒任務を交代、工兵師団が施設の復旧作業を行う予定である。
ダイスケ達情報部直属部隊はラファリエス軍一行を乗せたVTAと共に旗艦オルフェーリアへ帰投していた。
VTA搭乗の際、ラファリエス人たちの乗船検査を行ったが、懸念されていたクロノタイトの持ち込みというような事はなかった。
ダイスケは、単なる思い過ごしか、と思いつつも警戒心が全く引かないジュール中尉に何となく不信感をおぼえているのだった。
うーん、間違いなく何かやらかしそうな顔してるんだけどな。
まぁ顔で決めつけちゃいけないんだけどね。

それにしても、ラガールのオリジナルハイヴでG元素が見つかったという事は、他の惑星で制圧されたハイヴにも貯蔵されているはずで、各政府も解析に躍起になっているだろうな。
解析が出来ればエネルギー源としてはクロノタイトとほぼ同等だという事がすぐわかるし、どこの政府も持っているとなれば、あまり秘匿価値がなくなっている気もするね。
あ、G元素の精製過程はまだ未解明だっけか・・・。
なら、大した量は確保出来てないのか。
でも何となくの予想だと、何らかの手段で有機物や無機物を含む炭素系の物質を合成して生成している気がするんだけどね。
じゃなければ人類を含む炭素系の生物をも捕食している意味も不明だしな・・・。
そういえば、BETAってG元素を収集する為の作業ユニットじゃないか?って見解も二次小説だったか掲示板かで見たな。
確かにその可能性はあるだろうし、ま、単に戦闘ユニットも兼ねているだけって可能性もあるしな。
そもそも戦闘という概念が無い種族が作ったのなら、ああいうふうになるのか・・・な?
でもあれだけの運動能力を持った疑似生命を作り出す奴らの設計する戦闘ユニットなんて存在したとしても絶対に出会いたくないな・・・嫌な予感しかしないぞ・・・。

そんな事を考えながら決済書類を片付け、やるべき事を終え、ふと時計を見ると既に18時をまわっている・・・・・さて、腹減ったし夕飯でも食べに行くかな。
たまにはタケルちゃん誘っていこうかと思い、連絡を取ると応諾がかえってきたので、士官食堂へ向かった。
さぁ、今日は何を食べようか、と考えながら食堂へ入った。
とりあえずいつも通りまずはおすすめを訊くのが一番だろうと思い、「今日のおすすめは何だろう?」と入口受付をしている輜重課の女性下士官に話しかけた。
「中佐殿、いらっしゃませ!本日のおすすめはオルキスビーフのモレンソテーですね。」女性下士官はとてもいい笑顔で答えてくれた。
それにしても、レモン=モレン・・・・・・・レとモを入れ替えただけというネーミング・・・・・。
まぁ俺のいた日本でいうところの佐世保名物レモンステーキみたいなものだろうか。
タケルちゃんたちの日本の九州は1998年にBETAが上陸してきた際に壊滅させられているから、たぶん彼らはそんなもの知らないだろうな・・・・。
それにしてもBETAの北九州上陸に始まる西日本侵攻ではBETAに3600万人も喰われたんだよな・・・・。
あいつらどんな食欲していやがるのか・・・・・、あ、そうかあの勢いで中国人やインド人や大陸中央部の民族数十億人みんな喰っちまいやがったんだっけか。
みんなG元素にされて宇宙の果てのBETAの飼い主のところに送られたのか・・・・。
ほんとうにろくでもない害獣どもめ・・・・。

「えっと、その・・・中佐殿?」女性下士官が怪訝そうに俺の顔をのぞいている。
「ああ、すまない、ちょっと考え事をしてしまった・・・。」俺はバツが悪くなって恥ずかしかったが、とりあえず謝ることにした。
「いえ、それで中佐殿は本日何を召し上がりますか?」そうだ、それを決めていなかった!
とりあえず、おすすめで間違いなさそうだな。
「では、オルキスビーフのモレンソテーにしてくれ。トマットサラダもつけて欲しいな。」
「ライスとブレッドどちらにしますか?」そうか、米とパン選べるんだった!
日本人なら米だよね!・・・今は日本人じゃないけど・・・だが俺は迷わずライス大盛りを注文した。
「了解しました!」女性士官はなかなか良い笑顔で応えながら端末にオーダーを入力してくれた。
さて、ではこの世界において俺が知る中で最も緑茶に近いアマティス茶でも一緒に飲むかな。

ちょうど席についた時、向こうからタケルちゃんが料理を持ってこちらに歩いて来た。
「すんません、お待たせしました?」相変わらず敬語なのかそうでないのか微妙な言葉づかいだが、一応気を使ってくれているようだ。
「いや、今着席したとこだよ・・・ん?タケルの持ってきた定食っぽいやつ?!おま、それはまさか!・・・・・・」そう、どっからどうみてもアレなんです。
「え?ああ、これバーサのソイスープ煮定食だけど、まんまサバ味噌定食なんですよ!」タケルちゃんは嬉しそうに定食の匂いを堪能しながら教えてくれた・・・バーサ・・・サバ・・・ソイスープ・・・味噌・・・。
「・・・おまえはどれだけサバ味噌定食好きなんだよ?・・・・。」こいつはほんとうにブレない奴だ。
Muv-luvの食堂シーンの描写ではかなりの確率でサバ味噌定食食べているからな・・・。
「いやだって、ダイスケさん合成サバ味噌定食食べた事ないでしょ?」
「ああ、確かに食べたことないな・・・・どんな味なのかわからんけど興味はある。」実際どんなものなんだろうって思うんだよね。
「普通に天然もの食べてる人からしたら、あれはほんとにヒドイから!パサパサ感ハンパないし!」タケルちゃんが珍しく必死に説得にかかってるから、多分本当に酷いんだろうな・・・・。
「横浜基地のPXは京塚曹長が料理スキルかなり高かったおかげでまだそれなりに食えたけど、他の基地のPXだとほんと食えたたものじゃなかったっすよ・・・・。」うーむ・・・タケルちゃんはこう言うけど、あの京塚のおばさんの味付けとなるとやっぱり興味あるから、向こうの世界に行ったら必ず食べてみようっと!・・・でもほんとに行けるのかな?・・・まぁタケルちゃんいるし純夏がそう言ってるようなので大丈夫だろ、きっと。

そんなこんなでタケルちゃんとは、終始あっちの話やBETAの話で盛り上がってしまった。
ちなみに戦闘用BETAの存在については、俺と同意見で、今存在するBETA種のうち要撃級や突撃級が戦闘BETAに相当すると思いたい!・・・・と言っているし、俺も激しく同意だ。
なんかフラグ立ててる予感がしないでもないが、早く忘れるようにしよう・・・・うんそれがいい。

そしてもうひとつ俺もタケルちゃんも違和感を感じている事が一つあった。
それは、「そういえばダイスケさん、こっちに来ているBETAって繁殖するのマジ早くないっすか?」とタケルちゃんが切り出すが、そう、それなんだ!
「そうなんだよな・・・ロドリグでは2週間足らずでハイヴを5つも作りやがったし、ラガールでも同じくらいで4つも作っているしな。」そう、あきらかに繁殖能力が上がっているんだよね。
これは二人とも明確な解は出ないけど、もしかしたら地球や太陽系よりもこのエレミア星系の惑星の組成元素の方が、よりG元素生成に適しているのかも知れない、という何となくぼやっとした予想を持つに至っている・・・・やっかいだな。

これ、BETAの本部なのか、中継基地なのかが知ったら降着ユニットを大量に送り込んで来るんじゃなかろうか・・・。
そういえばラガールのあ号標的が最後に通信波を宇宙に飛ばしてたらしいし、これ絶対に場所割れとかしてるっぽいな・・・・一応司令を通じて政府に警告発しておこうかな。
おっと、気が付くと22時になっていた・・・そこでタケルちゃんとは別れて俺は自室へ向かった。
 
 

 
後書き
レモンステーキ、さっぱりして美味しいですよね!最初に食べたのは今から10年近く前ですけど、東京の水道橋の●ランス亭さんで、美味しさにハマって以来一時期、1週間に1回以上は必ず食べてた記憶があります・・・。 
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