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ソードアート・オンライン handle a system

作者:ハマT
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79五十階の死闘

 
前書き
今回の後書きで少しだけこの先のことや募集キャラのことに触れてます 

 
セントラルカセドルド五十階
道中で幼い整合騎士の襲撃を受けたもののなんとかたどり着いたキリト達。三人を待ち受けていたのは五人の整合騎士だった。
「ここまで来たことは誉めてやろう・・だがそれもここまで・・我が配下が貴様達を捕らえるだろう」
ファナティオがそう告げると四人の騎士構える。
「・・ユージオ、お前は完全解放術を準備して待機してくれ・・俺とユウキで突撃する」
「分かった」
そういって術式を唱えるユージオ。
「行くぞ・・ユウキ!!」
「うん!!」
ユウキとキリトが走り出すと同時に騎士もキリト達のもとに突っ込んでくる。一人目の騎士が大剣を横払いに振るう。それをかわすキリトとユウキだが二人目の騎士も同じく横払いで攻撃する。それもかわすが三人目も同じく横払いで攻撃。キリトはかわすことに成功するがユウキはかわしきれずやむを得ず剣で防御、キリトは四人目の騎士の攻撃をかわしきれず同じく防御している。
「キリト!!うまくかわしてね!!」
ユウキが突然力を抜きそれに対応しきれなかった騎士が前のめりにたおれる。ユウキはその騎士をキリト目掛けて蹴り飛ばす。それに気づいたキリトも同様に力を抜き騎士を倒れさせる。二人の騎士がぶつかり合った瞬間騎士を踏み台にして跳躍しキリトはファナティオの前に着地する。
「さて君たちの相手はボクだよ」
そういって四人の騎士に向かって走り出すユウキ。四人の騎士は相変わらず横払いで攻撃してくる。それをユウキは下に滑り混むようにしてかわす。三人目の騎士の攻撃をかわしたユウキはしゃがんだ体勢からスキルを放つ。ホタリゾン・スクエアの四連撃をくらった騎士を踏み台にして跳躍するユウキ。そのままヴォーパル・ストライクで四人目の騎士を倒す。
「さて後二人だよ!!」
そういって残りの騎士に攻撃をしようとした瞬間だった。
「エンハンス・アーマメント!!」
ファナティオが叫んだ瞬間キリトの足下に光が飛んでくる。
「キリト!!」
「今だ!!ユージオ!!」
「エンハンス・アーマメント!!」
ユージオが叫び地面に剣をつくと辺りが一瞬で氷結しそこから氷のイバラが四旋剣、そしてファナティオを絡めとる。
「副団長さん・・ここまでのようだな・・」
「ああ、そのようだ・・リリース・リコレクション!!」
その瞬間ファナティオの剣が光だし辺りに光線が降り注ぐ。
「エンハンス・アーマメント!!・・やっぱり無理!!」
その光線を防ごうと対抗し記憶解放術を使おうとするユウキだが発動せず逃げ回る。剣から放たれた光線は四旋剣の側をかすめ、辺りを無差別に焦がす。その光線の一部がファナティオを貫き体から血を流す。やがて光線はイバラを砕くと収まる。
「さて終わらせよう・・これで最後だ!!」
ファナティオがキリトに剣を向けると再び剣が光だす。
「ファナティオさん・・あんた女だろ?」
キリトが不意にそう告げる。
「何度も兄貴に鍛えられたからな・・今じゃ一太刀打ち合うだけで相手の癖や特徴がわかるようになった。あんたのその太刀筋見事なもんだ。でも迷いが見えるな」
キリトの言葉を聞きファナティオは被っていた兜を脱ぎ捨てる。そこから表れたのはキリトのの告げた通り女性の顔だった。
「・・貴様の言う通りだ。私は女としてこの世界に召喚されたことをここまで憎んだことはない!!」

貴様らにわかるか?ダークテリトリーの者共と命をかけた戦いをしている際、兜が壊れ素顔を晒してしまった。その瞬間、皆が突然手を抜いたのだ。戦場で少しでも手を抜くということは命を落とすことに繋がる。なのにやつらは私が女性ということで手を抜いたのだ。

「・・悪いがあんたが女と言う理由で手を抜くつもりはないしその気もないよ・・エンハンス・アーマメント!!」
キリトが叫ぶと剣から無数の黒い蔦が現れ槍のような形を作り出す。それと同時にファナティオの剣が更に光だす。刹那、槍と光がぶつかり辺りを大きく揺らす。ぶつかり合う白と黒の光。やがて黒の光が白の光を飲み込み始める。キリトの剣はキガスシダーということ巨大な木の枝から作られている。アンダーワールドにとどまらず、リアルワールドでも植物は光を吸収し成長する。つまり、黒い光は白い光を吸収しどんどんと成長しているのだ。五分以上拮抗を保っていた二つのは光はやがて黒が白を飲み込み。そのままファナティオを貫いた。

「・・これまずいよ!!」
ファナティオを倒したキリトだがファナティオの傷はあまりにもひどく必死に治癒の神聖術をかけるが天命は確かな早さで減少している。
「・・仕方ないか・・」
そういって小さな短剣を取り出すキリト。少し前、賢者カーディナルの大図書館で司祭を倒し、アリスを救うために渡された短剣の一つだ。これを刺せばあっという間に大図書館と空間を繋げることができる。キリトはその短剣をなんのためらいもなくファナティオの体に突き刺す。
『・・全くお主は・・・』
その瞬間何処からか少女の呆れ声が聞こえる。
『・・その者はワシがちゃんと治癒しといてやろう・・じゃがチャンスは後一回、ちゃんと考えるんじゃぞ』
声と共にファナティオの体が光だし消える。
「・・すまないユージオ」
「別にいいよ・・それよりここから先は多分強敵ばかりだ・・気を引き締めていこう」
次の階へと続く扉に手をかけた瞬間、後ろから拍手が聞こえ振り向く。そこにいたのは鎧を身に纏った一人の生年だ。赤い髪に瑠璃色の瞳をしており、顎からは長い白い髭が生えており、整った容姿と比べ、アンバランスな感じになっている。
「まさか・・副団長まで倒させるとは、流石です」
「・・こいつもしかして・・」
「整合騎士!!」
「ご名答、わたくし、ニルラ・シンセンス・スリーと申します」
丁寧に頭を下げるパセル。
「さてと、整合騎士がここまで倒されたのは少し想定外です。それにもう時間も少ない・・あの方が帰ってくる前にあなた達を片付けますか」
そういって腰に指している棍棒に手をかけるパセル。
「ユージオ、ユウキ、さっきと同じで・・」
「・・・二人とも、ここはボクがやるよ・・・」
そう告げると剣を抜きパセルと向きあう。
「ユウキ?」
「・・なに言ってるんだ?整合騎士は・・」
整合騎士は全員が強敵だ。今まで戦ったファナティオ達も連携を駆使して撃破してきた。しかしユウキはその整合騎士を、一人で相手にしようと言うのだ。
「分かてるよ!!でも・・この先にはまだ強い人がいる、それにヤバイ人も、もうすぐ戻ってくる!!そうなったらボク達にまず勝ち目はないんだよ!!」
「・・ユウキ・・分かった、行こうユージオ」
「う、うん」
「行かせませんよ!!」
ユウキの言う通り、先に進む、キリトとユージオ。それを止めようと、攻撃してくるニルラをユウキが剣で迎撃する。
「この先には行かせないよ!!」
ユウキが剣を構えると光を放つ。
≪ソニックリープ≫だ。上位スキルの一つである≪ヴォーパル・ストライク≫に威力や射程は劣るものの、硬直時間の短さ等から場合によっては便利なスキルである。その一撃に大きく弾き飛ばされるニルラ。
「・・成る程あの方と同じアインクラッド流の使い手ということですね・・なら、わたくしも本気を出しましょう。リリース・リコレクション!!」
ニルラが叫ぶと棍棒の形が崩れ、液体に変化する。更にその液体は龍の形に変化する。
「さて行きますよ!!」
ニルラが手を振るうと水龍がユウキめがけて突っ込んでくる。それを横に飛んでかわすもその水龍は、向きを変えユウキに襲いかかった。 
 

 
後書き
桐ヶ谷リュウヤーー最後の物語

「奴等の目的はやっぱり・・」
「どうやらそうみたいッスね」

襲撃されたラースと

「何処の世界も戦争か・・」
「はは、小僧。お前さんにはいらねぇ心配かも知れねぇが油断するんじゃねぞ」

大戦を間近に控えたアンダーワールド。そこに入り込む悪意ーー

「我が望むのは地と憎悪、そして絶望」
ーー皇帝ベクタ

「おい!!マジか!!ありゃ閃光じゃねぇか!!」
ーー暗黒騎士ヴァサゴ

「まさかこんなところでお前に会うとはな・・」
ーー謎のフード、プルトグリム

「・・リュウヤ君?」
「風が静かだ・・」

「・・そんなことって・・」
「お願いです!!皆さん・・力を貸してください!!」

「行くぞ!!開戦だ!!」
ーー迫り来るベクタ率いる十万のアンダーワールド軍

「こんなところで整合騎士が油売ってやがるぜ!!」
ーー山ゴブリン、コソギ

「整合騎士も大したことねぇなぁ」
ーー平地ゴブリン、シボリ

「踏み潰せ」
ーージャイアント、シグロシグ

「オデをみるなぁぁぁぁ!!」
ーーオーク、リルピリン

「おめぇ強ぇな!!」
ーー拳闘士、イスカーン

「整合騎士5人確実に仕留めて見せましょう」
ーー暗黒術師、ディー・アイ・エル

「お前達は罪を忘れ生きてきた」
(現在募集中)

ーー対するは五万の人界守護軍

「・・僕は逃げ出してきた腰抜けだよ」
ーーレンリ

「・・あなたすごく強い」
ーーシェータ

「あいつら・・」
ーーベルクーリ

「アリスさまの期待を私は裏切った!!」
ーーエルドリエ

「咲け、花達!!」
ーーアリス


ーーそして降臨する三人の神

「遅くなってごめんねリュウヤ君」
ーーステイシア(アスナ)

「こっちは任せて!!」
ーーテラリア(リーファ)

「大丈夫?アスナ?」
ーーソルス(シノン)

現実と仮想世界ーー二つの誇りを掛けた死闘が今始まる!!

「キリトくんのフラクトライトは非活性状態でこのままじゃ大変ッス!!」
「アスナ!!久しぶりだね!!」
「ユウキ?!何でここに?!」
「また会えたな・・リュウヤ!!」
「お前は・・」
「こんなことが・・」
「・・嘘・・でしょ?!何で・・ここに・・サトライザー!!」
ーーGGO最強のプレイヤー、サトライザー
「貴様は・・あのときの・・・」
「さぁ目を覚ます時だ!!キリト!!」

「悪いな・・ここから先は俺の時間だ」

ーーアンダーワールドをめぐる戦い、それは現実をも巻き込み最悪の事態へと発展する


「何だと?!そんなことすれば・・アリスだけじゃない・・STLでログインしている皆が!!」
ーーそして立ち上がる三人の戦友
「武器を手にして戦うことだけが戦闘ではないのだよ」
「僕はもうあのときの僕じゃないんだ!!」
「まさか俺はあの時・・アイツに出会えるなんて思わなかったんだ・・」
ーーそして
「また会えたね・・」
「・・ユナ・・」

アリシゼーション最終章アンダーワールド大戦編ーー近日スタート

俺達はあのカフェであいつらと笑いあえる未来がずっと続く・・そう信じていた 
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