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ハイスクールD×D 異界黙示録の機晶神

作者: 革命者
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第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
  interlude1:ハングドマンと無限工房~New truth~

リアス部長の婚約騒動から数日たったころ。俺は三連休を利用して自宅の地下施設を見ていた。正直俺でも把握できていないところが大きい施設だ。しかもホルアクティの手紙にもこのような施設について記載がなかったからだ。

『あなたの家にこんなのがあるなんて、まさに秘密基地ってところかしら。なかなかいいわね』

それにスカーレット・ハートもこんな調子だ。どうやら『あなたはロボット好きにはたまらないほど浪漫の塊よ。私にはジャストポイントだわ』らしい。しかもイッセーも『シン、あの戦闘姿見せてくれ!!』なんて言ってくる。正直俺には理解しがたいものだな。

「マスター義手の整備装置ここに置いていい?」

「そこならいいぞ」

テュールが少し大掛かりな整備装置のようなものを俺の装備が入っているショーケースの前に置く。実は昨日家に訪問者が来ていた。しかも正体は使い魔のときにあった擬人化した龍王ティアマットだった。
あの時は少し動揺したな。いきなり龍王最強と称されるドラゴンが家に訪問してきたからな。
だが親切心でテュールが置いていったしまったあいつ自身の戦闘用の義手整備装置を丁寧にしかも包装と、なぜか食事券3万円分もいただいた。

理由は『テュールを預かってもらっているからそのお礼だ……ん?その表情足りないような顔だな。ならば私の鱗を三枚ほど…』なんて言っていたからな。ちなみに鱗はもらわなかった。さすが他人の体の一部をもらうのはちょっと罪悪感があるからな。

「まあ、それにしても。何でこんなのがあるんだろうか…」

現在俺は巨大な工作設備のような設備を調べていた。一見ただの倉庫のように見えるが左右の壁には工作に必要な器具やさらには材料までもがそろっていた。しかも材料は俺の戦闘形態の走行と同じ材質の材料が貯蔵されている。だがそれよりも気になるのが二つある。

「このロボットと大きな制御版はいったい…」

この巨大な工作設備を全体が見渡せるところに俺と同じ身長ぐらいで紺色二緋色の塗装がされている装甲が分厚いロボットと、制御盤のようなものだあった。実は一回制御版を触ってみたんだが反応がなかった。

『シン………』

「ん、どうしたんだ?」

俺が再び制御盤のようなを調べようと思った瞬間、スカーレット・ハートが俺の名前を呼んだ。いったいなんだろうか?

『シン。これに触れて頂戴。』

「どうしたんだ急に真剣になって…」

『わかるの…私にはこれを動かす方法が。そしてこの装置を起動させる方法とあのロボットを起動させる方法が』

この使い方がわかる…。スカーレット・ハートはこのようなことで嘘はつかないから本当みたいだな。しかし彼女が理解できるならこれは俺関連の装置ということか。

「そうかこの制御盤のようなものに触れればいいのか」

『ええ、そうすればこれを起動できるしあのロボットも起動できるわ』

俺はスカーレット・ハートの指示に従い制御盤のようなものに触れる。すると今まで触っても変化しなかった制御盤のディスプレイが明るくなる。

『起動プロセス開始。『無限工房』及びアシスト起動兵器『ハングドマン』を正式起動スタート。本体データ『スレイヴ』と『神無月進』の戦闘記録データを転送。設定を開始――――』

制御盤に触れた途端、スカーレット・ハートがなにやらいろいろな単語をつぶやいていた。まさか彼女が俺の中で目ざめる前提でこれがあったのか。しかも『無限工房』や『アシスト起動兵器ハングドマン』聞いたことがない単語が出てきている。

「マスター…って。何しているの?何か目の前の画面がよくわからない数字とか文字がたくさん出てきているけど……」

「俺にもよくわからない。何せお前に説明したと思うが、俺の中のサポートプログラム型の人工知能のスカーレット・ハートがこの工房みたいな装置とお前の隣にあるそのロボットを起動しているらしい」

「へぇ~そうなの。後、義手の整備装置設置終わったよ。後はやる事ないからマスターと一緒にこれの起動するところ見てていい?」

「ああ、大丈夫だ」

そして画面のウィンドウが落ち着きないやら六角形の紋章のようなものが映りそのままになる。

『起動プロセス再確認……確認終了。ふぅ…これで起動は終わったわよ』

どうやらスカーレット・ハートによる起動が終わった。すると近くから駆動音が聞こえ声のほうに振り向くと先ほどの紺色の重装甲ロボットのカメラの部分が起動した。

『外部による起動コード受信完了。これより『ハングドマン』正式起動~!!』

まるで甲高い三十台の男性のような機会越しの音声が重装甲のロボットから聞こえてくる。

「スカーレット・ハート。こいつはいったい何なんだ?」

『私にもわからないわ。私が知っているのはこの二つの機会を起動することだけしかわからなかったからこのロボットがどんな者か判らないわ』

起動した本人でさえ判らないロボット…だがここにおいてある以上害はないと思うが。

重装甲のロボットが動き出しあたりを見つめている。

「マスター。少し怖くなってきた」

テュールが少し警戒している。まあ俺でも得体の知れないからな。だが少なくともスカーレット・ハートが起動をしたこと、そして俺の施設にある時点で危害は加えないだろう。

そして重装甲のロボットがこちらの存在に気づいたか俺とテュールがいるほうへ向く。

『あーあ、え~と。聞こえてるかな?』

どうやら話せるようだ。

「ああ、聞こえているが。お前は何者だ?」

『すないねぇ、自己紹介しないとね。ご主人~』

どうやら攻撃の意思はないようだ。

『おじさんは『ハングドマン』…って名前だけど、個人的にこの名前好きじゃないから『主任』って呼んでねぇ~。俺のご主人神無月進君。それと隣にいるごつい義手をした女の子、テュルりん☆』

「テュ、テュルりん…?」

変わった性格のロボットだな。それになんていうか言葉の中にあおるような表現があるのは気のせいか……。

「で、主任。あんたは何が目的でここにいる」

『あ、ごめん言ってなかったけ。ギャハハハハ!!』

この人やけに性格がなんというかおちゃらけているな。まああくまでも普通の人が見たらそう思うだろう。

『それでおじさんの目的は、ご主人を完成させるために『永久雇用』されたご主人の戦闘形態専属技術主任で~す』

「俺専属の技術主任…?どうゆうことだ?」

『それはね。君の今使っている機体、名前は確か《スレイヴ・バルバトス》って言ったけ?その戦闘形態はあくまでも戦闘データおよび『真なるスレイヴ』を完成させるための実験機ってことなんだよ』

俺の戦闘形態を完成させるため……そして今使っている戦闘形態はあくまで実験機…。なるほど、どうしてこのような敬意になったかわからないが、性能が極端に落ちているのはこれが原因だったのか。

『おそらくご主人が考えていることは正解だと思うよ。だって詳しいことは判らないけどご主人、現在の戦闘形態の前に、これとは異なった完成された戦闘形態をおそらく壊しているよね』

すべてこの主任が言っていることは的中している。いったい主任は何を知っているんだ…。

『あーそれと。これはあくまでおじさんが予想した見解で今言った以上のことはわからないんだよねー。何せ雇われたのは覚えているんだけど、それ以前の記憶がないからね』

今使っている力は本来のものではない。あくまでも『真なるスレイヴ』を俺の本当の戦闘形態を完成させるための実験機……。正直自分の体のことなのだがまだブラックボックスが多すぎる。それを解明するには戦闘データを集めて『真なるスレイヴ』を完成させないといけないてことになる。

おそらく今後の戦いおそらく今の俺でも太刀打ちできないときが来るだろう。なら完成させて強敵と戦えるようにしないといけない。それにもともとこの世界に来た理由は、あの『神』の依頼で来ているからな。それに自分にあるこの力を『解明』したいしな。

「わかった。ならこれからよろしく頼む主任」

『オーケー、よろしくなご主人。それとご主人の友人、テュルりん☆』

「よ、よろしくね。それと何でテュルりんって呼び方なの?」

『だってそっちのほうが面白いからだよ。ギャハハハハ!!』

またしても、俺の家に住人が増えたな。まあ賑やかでいいか。

『それとご主人のサポートさん。おじさんを起動してくれてありがとうね!!そしてよろしく、スカりん☆』

『私までもその呼び方なのね…まあつっ込んでもどうせ意味ないからいいけど…』

すると主任は制御盤に向かい、まるで使い方がわかっているような動きで何かを入力していく。

「何をやっているんだ主任?」

『早速ご主人にデータを取ってもらうための武装を作る準備をしているところだよ』

「だが、実際に今使っている戦闘形態で戦闘データを取るんじゃないのか?」

『それ野戦闘形態だとぜんぜん足りないんだよねぇ~。ご主人が今使っているのは基本的なデータを取るためのものでね、おじさんが目ざめたからには、今使っている戦闘形態以外の武装や特殊武装そして固有兵装のデータも必要なんだよギャハハハハ!!』

「となると試験武装の設計はもう終わっているって事でいいのか?」

『正解だよ~!!ご主人さすがだね。とゆうことで第一試験兵装製作開始~。よーし!、おじさん頑張っちゃうよー?、ギャハハハハハ!!』

すると工房が動き出し何かを製作していく。

『さてこれで後はできるのを待つだけだから、ゆっくり休みながら休憩しようか、ギャハハハハハ!!』

こうして、俺に新たな仲間、戦闘形態専属技術主任『主任』が加わった。

『さあ、これから見せてくれご主人の可能性をさ…。ギャハハハハハ!!』

















 
 

 
後書き
どうも革命者で~す。

今回の番外編どうでしたか?次なるクロスキャラクターはACⅤで私がもっとも好きなキャラクター主任です。私にとっては主任がロボット関係の作品で一番好きなキャラクターです。

そして明かされるシンの力の真実の一端が今回の話で明かされました。この話は今後にかかわってくるので覚えてもらえれば幸いです。

そして次回から第三章です。さてコカビエルとの戦いシンはどのような戦いを見せそして、新しい出会いをするのか!!乞うご期待!!!!

ちなみに今回から次章予告あとがきではじめます。

ではまた次回のあとがきで会いましょう!!


感想、お待ちしています。それと『この作品とクロスして欲しい』などのリクエストがありましたら。感想に書き込んでくさい。またこのサイト『暁』で投稿されているSS作品でもかまいません。そして誤字報告などもありましたらどんどんください!!



次章予告……

「イッセーくん。これは聖剣だよ……」

「教会から派遣された、悪魔祓いのゼノヴィアだ」

「貴様…その戦闘スタイルどこかで見たことがあるな……」

「加勢にきってやったぞ、魔の者たちよ」

「お前でデータを取らせてもらおうコカビエル……。実験特殊兵装《火神鳴》の力をな」


次章。第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
 
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