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『Just my way』

作者:零那
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『Judgement』



生まれ変わりたい
何も解らない
何も変わらない
此処は何処で
私は何者なのか
答えが出せない侭

判決は下る
死刑をと
願ったけれど
どうにもならない

同じ処を何度も
往復しては
また同じ事で
悩み苦しんでる

一本道の上に
消えない記憶が
たくさん
詰まってるんだ
みんなで紡いだ言葉
いつまで
迷子のままに
しとくんだろう...

こんなちっぽけな
こんなイタミなんて
すぐさま
消してくれるわ

なんて言いながら
どれだけの
歳月をかけるのか

不甲斐ない己が
悔しくて情けない
けれど決して
諦めないと改めて
強く誓おう

どんな判決が
下ろうと
どんな現実が
現れようと
私は私を貫く

歪んだ愛を
此の躰に
吐き出した貴男
歪んだ愛に
弄ばれていた私

貴男は私を
歪な愛で縛った
本当の愛が
解らないまま
大人になった私

そしてまた今も
愛が何なのか
解らないまま...

遠い昔の幼き頃
今の私とは
何が違うのだろう


 
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