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ドリトル先生と沖縄の蛇達

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第十一幕その三

 そしてその次の日です、先生は動物の皆と一緒に動物園に赴きました。その動物園はといいますと。
 アマゾンやオセアニア、そして何といっても沖縄の様々な生きもの達がいます、皆熱帯の生きもの達で。
「沖縄の気候をね」
「そのまま活かしていて」
「暑いところの生きものをね」
「集めてるね」
「うん、この動物園はね」
 まさにとです、先生もお話をします。
「沖縄の亜熱帯の気候を活かして」
「こうしてだね」
「色々な生きものを集めてるんだね」
「暑い場所の生きもの達を」
「それで保護もしているんだね」
「そうした動物園なんだ」
 まさにというのです。
「それで沖縄の生きものもいて」
「ヒヤンさんやハイさん達も」
「一緒にいるんだね」
「この中に」
「住んでいるんだね」
「そうなるんだ、これからね」
 まさにというのです。
「それでなんだ」
「この動物園をだね」
「具体的にどうした場所か」
「細かい場所まで観て」
「確かめるんだね」
「うん、のどかでしかも」
 先生は動物園の中を実際に見回しつつ言います。
「清潔だね」
「隅までね」
「そこにいる生きものことを考えていて」
「ちゃんとね」
「考えられて設計とかされているわね」
「動物は、人間もだけれど」
 それこそともお話する先生でした。
「とても繊細だから」
「いつも注意しないといけないわね」
「八条動物園でもそうだけれど」
 勿論水族館や植物園もです、皆生きていて繊細なのです。粗末に扱っていい生きものはこjの世にはないのです。
「細かいところまで注意して」
「大事にしないとね」
「さもないとね」
「よくないね」
「そうだよ、だからヒヤンやハイも」
 彼等についてもです。
「大事にしてくれるか、そして」
「そして?」
「そしてっていうと」
「うん、彼等の生態のことは」
 このことはというのです。
「動物園の人にお話をしないとね」
「そうそう、そのこともあるね」
「ちゃんとお話してくれないと」
「さもないと」
「ちゃんと飼育してもらえないかも知れないから」
「大事にしたいという情熱と」
 それと一緒にというのです。
「ちゃんとした知識」
「その二つは欠かせない」
「絶対に」
「何があっても」
「そう、だからこそ」
 それ故にというのです。
「動物園の人達にもお話をしないと」
「これまでは集めてね」
「それで来てもらって」
「動物園の人達にお渡しするだけだったけれど」
「それを」
「そう、生態系のことをね」
 まさにこれのことをというのです。 
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