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世界をめぐる、銀白の翼

作者:BTOKIJIN
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第一章 WORLD LINK ~Grand Prologue~
  番外編 ~オンドゥル、唐揚げ、政務~

【仮面ライダー剣】~平成ライダー歴代ヒロインで強さにおいて二番目にある者~



「ヴェェェェェェェェェ!!!広瀬さん!落ち着いて!!」

「なによ剣崎君!!ハナセ!!!ヴットヴァスゾ!!!!!」


始が戻ってきてからの宴会

そこで悲劇が起こっていた。



事の発端は例によって蒔風である。

蒔風や始、剣崎のお互いを更に深く自己紹介し、広瀬栞のターンになる。

そこでいらん事を言ったのだ。



「広瀬さんっていくつなんですか?」



ビシリ



「確かまだ独身だから・・・・・まだ結構若いはずだ」

「あれ?僕もう広瀬さん独身のままかと」


橘や睦月の言葉に身体をブルブルと震わせ、どんどん酒を呑んでいく広瀬。


剣崎があわわわわ・・・・・とうろたえているところに、始が止めを刺した。



「ヒューマンアンデットの力を得ているオレにはわかる。広瀬の年齢はもちろん、スリーサイズまで完璧だ。年齢は20。そして体重はズバリドゥブガア!!」


だが、最強のアンデット、ジョーカーの言葉はそこで潰された。
箪笥(たんす)によって、その身体とともに。


蒔風や橘たちが箪笥のあった場所を見る。

そこには酒で顔を真っ赤にして、次なる冷蔵庫(ぶき)を担ぎ上げている広瀬がいた。


「・・・・・・・・聞いたわね?」

「今あんたが潰したじゃん!何も聞けなかったよ!!」

「はっ、始ーーーー!!!!!大丈夫か!?」


剣崎が始に駆け寄って箪笥を退かそうとする。
だが何が詰まっているのか、そもそもどうやって持ち上げたのか、その箪笥は最前線で戦ってきた剣崎がいくら持ち上げようともびくともしない。


「剣崎!気を逸らすな!死ぬぞ!!」

「でも始が!!」


「剣崎くん、そこをどきなさい。今すぐそいつから私のデータ忘れさせるから」

始を救おうとする剣崎の背後に冷蔵庫を引きずってきた広瀬が立つ。
流石はかつて積み上げられた箪笥を指一本で支えた女性である。


「逃げろケンジャキ!!」

「ダデャーナサン!?ルラギルンディスカ!?」

「安心しなさい剣崎くん。どんなに殴ってもアンデットだから死なないわ」

「そこ!?」

「ヒロセサンヲトメロォ!!」


「ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」


だがまず橘が逃げた。
そして睦月が窓から飛び降りて逃走した。


「剣崎くん・・・・・・どうしてもどいてくれないなら・・・・・・潰すわよ?」

「クソッ!戦うことでしか、オレと広瀬さんは解り合えないのか!?」


ちなみに蒔風はすでにソファで寝ている。
こいつ放棄しやがったな。


「変し・・・あぁっ!?」

「それはさせないわよ?」


「ウ、ウエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェイィ!!!」



この二人が戦いを始める。
片や冷蔵庫を片手で振るう女。
片や徒手空拳の生身の男。


修羅場ってレベルじゃない。



結局、牛乳のストックを買い出しに行っていた虎太郎が帰宅し、フライパンでぶん殴るまで、その騒ぎは続いた。










【仮面ライダーW】~激辛のK/こんなんありか?~


「風麺ウマ!屋台のレベルじゃないなこれ!!」

「だろ!?これが風都名物、風麺だ!」


蒔風たちが戦いを終え、風都巡りをしている、そんな時間。

なんとも見所満載の街を、蒔風は楽しんだ。


再建された風都タワーの展望台に登り、フウト君ストラップを買い、動物園に行き、翔太郎の案内で今までの事件の話をその場所に行って聞いたりしていた。



「にしてもこのラーメン、ナルトデカイ!」


そして最後に風麺屋台に来ていた。


その噂の風麺とは、ラーメンの上にスッポリと覆うほどに巨大なナルトが乗ったラーメンだ。


確かに旨いが、少々食べづらい感も否めない。



「ばっか、そこがいいんじゃねぇか!」

「そういえば・・・・・・確かここでは風麺ライスを出していたね?」

「ん?フィリップ君、覚えていてくれたかい!君達に解決してもらったあの事件のあとに来たあの人、いいもん持ってんだ!」


そう言いながら親父がもう一人の男性を引っ張り出してきた。


「皆さん、お久しぶりです」

「あ!あんた!あのあとどうだい?うまくやってんのか?」

「おかげさまで・・・・・そうだ!新商品を考えたんです食べてみてもらえますか?」



何やら話し込む翔太郎ともう一人の男性。
蒔風がフィリップに男性の事を聞いた。



「ああ、彼はね、風麺の風都名物ね座に嫉妬してね、ガイアメモリで暴れたんだ。ま、今では親父さんのところで腕を研いている、というわけさ」

「ふぅ~ん。慕われてんだな、翔太郎」

「それはもう、絶大に」



「どうぞ!!お待たせしました!!」



そうして出してきたのはから揚げの乗ったラーメンだ。


それをみて、まず一同の反応は



「赤い」

「赤いね」

「赤しかないな」

「おお、赤い」



赤い


ただそれだけだ。
麺やスープ、から揚げに器まで赤一色。

出されただけだとただの赤い塊にしか見えない。



「なあ・・・・・・これなんだ?」

「風都ラーメン赤!!超激辛ラーメンです!」


「興味深いね。これは麺にも唐辛子を練り込んでるのかい?」

「いいえ、麺もスープも風麺と同じものですよ?」


「「「え?」」」


「ただこのから揚げを入れると・・・・・・・ほらこの通り」


ラーメンにから揚げが投入されるすると赤い絵の具をぶちまけたかのように一瞬でスープに赤が溶け込み、麺が芯まで赤に染まった。


「どうですか?」

「怖いわ!!!なんだよそのから揚げ!!?どんだけ辛いんだよ!?」

「ああ、から揚げだけの注文はできませんよ?」

「それはなぜ?」


「ほら・・・・・・その・・・・・・・(ボソリ)死なれたら困りますし」

「今死って言った!!死ぬって言ったぞ!?から揚げ単品殺人兵器!?おい蒔風、絶対食うな「ウマー」はぁぁぁあああ!?」


「なかなかに辛い。これは良いものだ」


「うちではこのから揚げを、「地獄から揚げ459号」と名付けております」

「単品で売ってくれないか?頼む!!」


「そうですね・・・・・・ではこの調理注意書を必ず読んでください」

「あいわかった。ありがとう!!」



こうして超激辛から揚げを手に入れた蒔風。

このあと単品で食おうとして、少し舐めたら蒔風がぶっ倒れた。


単品はどこまで辛いのか。


それを確かめられる者はいない。











【真・恋姫†無双】~七獣、政務を行うのこと~


「青龍ーーーーそっち取ってくれるかの?」

「・・・・・・どうぞ、玄武」


蒔風たちが愛紗から逃げている間、青龍たちが執務室で政務を手伝っていた。


「ったく・・・・・・んでこんなめんどいこと・・・・・」

「ぼやくな天馬。さっさとやろう」

「ってもよーー麒麟さんよ、めんどいものはめんどい・・・・・・ん?おいこれ、こっちだよ、こうした方が良くねぇか?」


「え?あ、本当だ・・・・」


天馬が書簡を雛里に見せ、提案する。
そして書簡に書かれた文字を削り消し、書き直していく。


「だが天馬よ。お主が一番めんどくさくしとるぞ?」

「そうですねぇ。より良い案を出すのは素晴らしいのですが、あなた結構世話焼きですからねぇ」


「うっせーぞ獅子、朱雀!!ちゃっちゃと終わらねーだろーが!!ってかあの餓鬼どこいったあ!?」


「白虎ですか?白虎なら・・・・・」


「・・・・・華琳殿曰く・・・・・非常に面倒な方々を・・・・・・相手にしているそうです」



「ああ!?なんでんなこと「ネコニャー!!」「捕まえるのにゃ!」「僕は猫じゃなくて虎だーーーーー!!!!!うわーん!!」「おーーーーーほっほっほっほっ!斗詩さん、猪々子(いいしぇ)さん、やっておしまい!」「あ、あらほらさっさー?」「あらほらさっさー!!」「七乃!我らもいこうぞ!」「はいは~いお嬢様~~~~」「だ、誰か助けうわぁ、ああああああああああ!!?」・・・・・・・・・・・・・・・・・あれはあいつに任せよう」



「「「「「賛成」」」」」


いま、七獣(一体除く)の意志が一つになる。



「はくじょーものーーーーーーーー!!!!!!!!」










to be continued??
 
 

 
後書き

アリス「短!!!」

すみません・・・・・・
このくらいしかありません!!!!

ちなみに平成ライダー最強ヒロインは電王のハナさんです。
でもオーズにもひなちゃん出てきたからなぁ・・・・・・

Wで言ってる事件とは「ハイパーバトルDVD」でのことです

ア「で、次にあの世界ですか」


はい

ア「次回、蒔風、列車にどーーん!!」

ではまた次回













魔法少女、育ててます。 
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