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ドリトル先生と沖縄の蛇達

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第六幕その十三

 安座間さんが来ていました、安座間さんは先生のところに来てにこりと笑って言ってきました。
「これからお昼ですか?」
「はい、動物の皆と麺を食べに行くつもりです」
「そうですか、それならです」
「それなら?」
「私もご一緒して宜しいですか?」
 先生のお顔を見てにこりと笑って言ってきました。
「そうして宜しいでしょうか」
「安座間さんもですか」
「私もこれからです」
 ここでちょっとだけ視線が泳いだ安座間さんでした。
「お昼に麺類をと思っていたんですか」
「そうだったのですか」
「はい、ですから先生が宜しければ」
「一緒にですね」
「食べに行きませんか、いいお店も知っていますし」
 こうも言った安座間さんでした、
「これから」
「それでは」 
 先生は安座間さんの申し出に笑顔で応えました。
「宜しくお願いします」
「はい、では」
「今から案内させて頂きますね」
「すいません、親切にして頂いて」
「いえいえ、島も案内させて頂きますし」
「ヒャン、ハイを見付けに行く時も」
「そうですから」
 だからというのです。
「遠慮はなさらずに」
「それでは」
「はい、行きましょう」
 こう先生に言ってでした、安座間さんはご自身が引っ張る感じで先生をお店に案内するのでした。動物の皆も一緒でしたがホールを出てお店に向かいながら言うのでした。
「成程ね」
「安座間さんもなんだね」
「先生をわかってくれてるね」
「そうした人だね」
「そしてそのうえで」
「やっぱり先生はそういう人だね」
「あれっ、僕がどうしたのかな」
 先生はその皆のお話に怪訝なお顔で尋ねました。
「一体」
「ああ、何でもないよ」
「気にしないでね」
「気付いてからでいいから」
「それでね」
「何が気付いてからなのかわからないけれど」
 それでもと言った先生でした。
「とりあえずそういうことだね」
「そうそう」
「そういうことってことでね」
「食べに行きましょう」
「何はともあれ」
「うん、じゃあね」
 先生はここでも皆が言っていることはわかりませんでした、ですがその先生を案内する安座間さんは先生のお顔を見ながらにこにことしていました。 
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