サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

ヒロシ：「ふぅん、、、そんな事が、、。」



サトシ達はフィールドに座り、話をした。






サトシ：「一通り話を聞いたけど、
ようするにクサイハナの
事で悩でいたのと、気を遣うストレスで
思わず感情的になったのか」





ヒカリ：「、、、うん、、。
マリナさんの事”あんた”呼ばわりしちゃった」



ヒロシ：「なるほどっ」



サトシ：「かなりキレたんだな」



ヒカリ：「だってひどいのよ！？
せっかくコミュニケーションとろうと
頑張ったのに、”さっさと特訓に行け”とか
”自分の役割を見直したら？”とか、、」




ヒロシ：「、、、」



サトシ：「うーん、、、」



ヒカリ：「あたし、、確かに
みんなの事は頼りにしてるけど、、。
、、、でも、
”何かあったら誰かが守ってくれる”とか、
そんな自分に都合良く
みんなの事を思ってないもん、、」





サトシ：「そんなのみんなわかってるさ！
それに、助けたり助けられたりは
みんなお互い様だからなっ。
ヒカリは今までのままでいいと思うぜ？」



ヒカリ：「、、うんっ、、ありがとうっ」



サトシ：「なぁヒロシ！」



ヒロシ：「ん？、、あぁ！
ヒカリちゃんは自分の役割を
ちゃんとこなしてるよっ！」



ヒカリ：「ありがとうっ」（笑顔）




ヒロシ：「それに、マリナさんも
悪気があって言った訳じゃないと思うよ？」




ヒカリ：「え？」



サトシ：「？」




ヒロシ：「マリナさんはヒカリちゃんに
アドバイスしようとしたんじゃないかな？」


ヒカリ：「えっ」


サトシ：「アドバイスを？」




ヒロシ：「うん。、、ヒカリちゃんの
話を聞いて、確かにマリナさんの言い方には
トゲがあるけど、言ってた事を考えてみると
別に間違った事は言ってないと思うよ？
多分、ヒカリちゃんの為を思って
言ったんじゃないかな？」



ヒカリ：「あたしの為？」



ヒロシ：「うん、、。マリナさんは多分、
、、、いや、やっぱ言わないでおくよ」



ヒカリ：「えっ！！」




サトシ：「もったいぶってないで
教えてくれよー！」



ヒロシ：「だって、これはヒカリちゃん
自身で考えないとっ。でないと
マリナさんのやった事が台無しになるだろ？」




サトシ：「うーん、、そうなのか？」




ヒロシ：「これはヒカリちゃん自身が
マリナさんと向き合って考えれば
いいと思うよ？」




ヒカリ：「あたし自身で、、、」




ヒロシの一言で、
ヒカリは自分で考える事にした。








サトシ：「まぁでも、確かにそうかもな！
また何かあったらいつでも話を聞くから、
とりあえずあんま気にすんなよっヒカリ」




ヒロシ：「そうそうっ」





ヒカリ：「、、、うん！（笑顔）
わかったっ。ちゃんと向き合ってみるわ！」




ヒロシ：「よしっ！」




ヒカリ：「とにかく今は落ち込んでる
場合じゃないわ！ねぇ、特訓しよっ！
あたしクサイハナと一緒にバトルしたいから
誰か付き合って！！」




サトシ：「おっ、いいぜ！！
手持ちのポケモンでフルバトルだ！」




ヒロシ：「うんっ、今はそれがいいかもね。
よし！バトルの順番はジャンケンで決めよう！」




3人：「じゃーんけーん、、、」







ヒカリは心機一転し、3人はポケモンの特訓に
励むことにした。












しかし、、、












クサイハナ：「クサ〜〜」







ヒカリ：「くさーい！」






サトシ：「頑張れヒカリ！
トレーナーがそんな事言っちゃ
かわいそうだろ！！」





ヒロシ：「はふは、ふはいははひ
ひはふいへははひはへふんは！」
（先ずはクサイハナに近づいて話しかけるんだ！）







ヒカリの特訓はクサイハナに
慣れるところから始まった。