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ハイスクールD×ウィザード

作者:西森
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♪5「標的(ターゲット)は朱乃」

 
前書き
以前にも書いたかもしれませんがこちらの原作の進み具合は大体12~13巻ぐらいの展開です。よって原作でどんなに強くなろうが本作は変わりませんし、原作が完結して終わったとしても本作は続きます 

 
読者の諸君、私の名前はワイズマン。そして兵藤一誠君を仮面ライダーウィザードにした白い魔法使いでもある。

現在私はある計画のため次元の空間に来ていた。

すると

バサァッ!!

ミラージュ「ワイズマン様、お呼びでしょうか? 」

バンッ!!

私の腹心である鳥人型ファントムのミラージュが現れた。

ワイズマン「ミラージュよ、実は君に仕事をやってもらいたくてね 」

ミラージュ「かしこまりました 」

ちなみにこのミラージュは人間を絶望させるのにかけてはファントム内でも1、2位を争う実力者だ。

そして我々は人間を絶望させ、ファントムを生み出させることでファントムの数を増やしていくわけさ

ミラージュ「しかしワイズマン様、あの兵藤一誠とかいう男を仮面ライダーウィザードにしてよかったのですか? 」

少し心配するミラージュ

確かにミラージュの言うことも最もなのだが

ワイズマン「私だって本当ならば白龍皇のヴァーリの方がよかったのだが奴は頭が良すぎるため私の計画がバレるかもしれぬ、それに引き換え赤龍帝の兵藤一誠は単純だから利用しやすい 」

実際ウィザードになればモテモテになれると言ったら彼は即刻了承したからな

ワイズマン「ともかく頼むぞミラージュよ! 」

ミラージュ「わかりました 」



オッス!俺イッセー

レイヴェルとルフェイに俺がウィザードと知られてしまったが二人が秘密にしてくれたおかげで他のみんなには俺がウィザードだと知られていない

そして

リアス「私のいない間にあの魔法使いが駒王学園に現れた怪人を倒すだなんてどうなってるのかしら? 」

リアスのウィザードに対する考えも変わってきたようだな

これなら俺がウィザードだと話しても…

リアス「そうか!私達に恩を売る気ね! 」

何でそうなるの!?

どうやらまだダメなようだな

こう言うのも何だけどリアスって時折変におかしいところがあるからな

前にも出会った当初とはいえ丸わかりな魔王戦隊サタンレンジャーのサタンレッドの正体(兄であるサーゼクス・ルシファー)に気づいてなかったし

アーシア「でもあの魔法使いさん、悪い人じゃない気もしますけど 」

アーシア、ナイスフォローだぜ!

リアス「でも危険なのには変わらないわ!見てなさい!いずれ正体を突き止めてやるんだから! 」

その正体って、俺なんですけどね!?

イッセー「そ…そういえば朱乃さん遅いですね!? 」

俺は話をそらすためにこの場にいない朱乃さんの話をすると

小猫「…紅茶を買いに出掛けたきりですがどこまで行ったのでしょうか? 」

だが一方その頃、俺の知らないところでとんでもないことが起きていたのだった。



うふふ、皆さんこんにちは

オカルト研究部副部長の姫島朱乃ですわ

朱乃「さて、イッセーくんに飲ませる媚薬も買いましたし、早く戻りませんと疑われてしまいますわ 」

そして今夜は媚薬によって獣になったイッセーくんと熱い夜を…

と私が想像しながら歩いていますと

ミラージュ「やぁ、君が姫島朱乃だね 」

バンッ!!

私の目の前に怪しげな怪人が現れました。

朱乃「あなたはファントム! 」

スッ!

私はすぐに戦闘態勢をとると

ミラージュ「悪いが君を絶望させてもらうよ! 」

バサァッ!!

ファントムが向かってきました。

朱乃「生憎ですが私はそう簡単にはやられませんことよ! 」

スッ!

朱乃「雷光よ! 」

バリィッ!!

私がファントム目掛けて雷光を放つと

ミラージュ「うわぁーっ!?危な~い!? 」

雷光は見事ファントムに命中しようとしますが

ミラージュ「な~んちゃって♪ 」

スッ!

キュインッ!!

朱乃「えっ!? 」

ファントムは鏡で雷光を吸収すると

ミラージュ「リバース!! 」

バリリィッ!!

朱乃「きゃあっ!? 」

ファントムは鏡から私の放った雷光を跳ね返してきました。

ミラージュ「あんたは堕天使の血を引いているとはいえ所詮は悪魔、悪魔は光が苦手だからな 」

こ…このファントム、私をなかなか研究していますわね

私が苦戦していますと

リアス「朱乃! 」

イッセー「朱乃さん! 」

ダダッ!!

朱乃「みんな! 」

リアス、イッセーくん達が駆けつけてくれました。

ですが

ミラージュ「おっと、邪魔はさせないよ! 」

ババッ!!

リアス「なっ!? 」

ファントムはみんなに邪魔されないよう結界を張ってきました。

ミラージュ「さて、そろそろ止めといくぜ!俺の目を見な! 」

ギランッ!!

朱乃「うっ!? 」

そしてファントムの片目が光りますと

朱乃「ここは!? 」

ゴゴォッ!!

いつの間にか私は何もない空間に転移されてました。

すると

イッセー「朱乃さん! 」

バンッ!!

朱乃「イッセーくん! 」

私の目の前にイッセーくんが現れました。

朱乃「イッセーくん、ここは一体…!? 」

私がイッセーくんに聞こうとすると

イッセー「すみません朱乃さん、ちょっといいですか? 」

朱乃「えっ?構いませんけど何でしょうか? 」

突然イッセーくんの方から話しかけてきました。

私がそのまま話を聞こうとすると

イッセー「俺、死にます! 」

朱乃「えっ!? 」

と、イッセーくんが言った瞬間!

ババァッ!!

私の目の前でイッセーくんの体が五体バラバラになってしまいました。

朱乃「そ…そんな!?イッセー!イッセー!! 」

私は目の前の出来事に驚いてショックを受けました。



再び俺、兵藤一誠だ!

あのファントムが目を光らせた瞬間、急に朱乃さんの動きが止まった。

あの野郎、朱乃さんに何かしやがったな!!

すぐにでも助けたい俺達であったが

リアス「朱乃!? 」

小猫「…朱乃さん!? 」

ドォンッ!!

ドカッ!!

リアスは滅びの魔力を放ち、俺と小猫ちゃんは結界を殴るがこの結果はびくともしねぇ!

するとその時だ!

パリィンッ!!

朱乃さんの体がまるでガラスが割れるかのように崩れはじめた。

リアス「何なのあれ!? 」

俺は白い魔法使いから言われて知っている。

あれは朱乃さんにファントムが宿り始めた兆候だ!

ほっとくと朱乃さんが死んでしまう!

そうはさせるもんか!

ダッ!

リアス「イッセー! 」

小猫「…イッセー先輩! 」

俺はみんなから離れ、物陰に隠れると

『シャバドゥビ!タッチ!ヘンシン!×2』

イッセー「変身! 」

スッ!

『フレイム!プリーズ!ヒーヒー ヒーヒーヒー!』

ジャキンッ!!

俺は仮面ライダーウィザードに変身すると

ウィザード「ハーハッハッハッ!グレモリー眷属の危機にウィザード登場! 」

バッ!

みんなの前に現れたのだった。

リアス「またあの魔法使い! 」

俺は必ず朱乃さんを救ってみせる!
 
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