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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション

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turn:20 進境

 
前書き
ついに幕を開けたチャンピオンシップ
チームノーブルハーツとの地区予選一回戦に挑むタイガ達
これまで培ってきたすべてをかけファイトに挑む
そしてファイトの中でタイガはあることに気付く 

 
「我が運命を導け!クロノファング・タイガー」
咆哮を上げたクロノファングがマルティナを見据える
「ストライドジェネレーション!」
時空竜 クロノスコマンド・ドラゴンが姿を現す

Turn;20 進境

「ガンナーギア・ドラコキッドのスキル!」
ガンナーギア・ドラコキッドが銃口を掲げ上に向かって発砲する
放たれた光に導かれクロノファング・タイガーが姿を現した
「ナンネアをコール!ブーストしてヴァンガードをアタック」
手札に加えたクロノファングをコールすることはせずクロノスコマンド・ドラゴンのみでアタックするタイガ
対戦相手はその行為に表情をしかめた
銃士デッキは効果を使うためにカウンターブラストを確保しなければならない
クロノスコマンド・ドラゴンの能力もある、ここはダメージを受けたいところだがそう簡単な局面でもない
「生意気なことしてくれますね、いいでしょう、ノーガードで受けて差し上げますわ」
「トリプルドライブ」
【アップストリーム・ドラゴン】トリガーなし
【スチームファイター ナンネア】トリガーなし
【スチームバトラー マシュダ】クリティカルトリガー
「ゲット!効果はすべてクロノスコマンド・ドラゴンに」
クロノスコマンド・ドラゴンの攻撃に身構えてしまうマルティナ
【牡丹の銃士 トゥーレ】トリガーなし
【リコリスの銃士 ヴェラ】トリガーなし
「さらにクロノスコマンドのスキルで相手リアガードをすべて山札の下に」
ルース、レベッカ、キーラが時空の穴に飲み込まれていく
「この、ヴェラとレベッカをコールしてレベッカのスキル」
相手は山札の上を確認すると睡蓮の銃士ルースをコールする
「手札からマルティナをコール、そのマルティナでアタック!」
リアガードのマルティナがクロノファングに剣を振るう
【クロノファング・タイガー】トリガーなし
「ヴァンガードのマルティナでアタック」
「ジェネレーションガード、遡る時乙女 ウルル」
マルティナとクロノファングの間にウルルが割って入る
その効果でタイガはカー・ランマとギアイーグルを山札に戻した
「ツインドライブ!」
【鈴蘭の銃士 レベッカ】トリガーなし
【睡蓮の銃士 ルース】トリガーなし
ウルルがマルティナを見ながら微笑んで消えるとルースが突っ込んでくる
ルースのレイピアがクロノファングの装甲の隙間に突き刺さる
【スチームファイター ナンネア】トリガーなし
「ふぅ」
安堵の息を漏らすタイガ
今のアタック、ガードしてもよかったのだがタイガの方もカウンターブラストが足りなくなってきている
それに相手は昨年の強豪、油断できない相手なのは間違いない
間違いないのだがタイガは落ち着いてファイト出来ていた
「まったく何なんですの、こんなところで躓いている暇などないというのに」
逆に相手はイライラしている様子
それに気づいたタイガは笑みをこぼした
「あいつが気になんのもわかるけどよ、今の相手は俺だろう!ストライドジェネレーション!」
タイガはクロノファングの能力を使いグレード2のスチームナイト ムダルでストライド
バインドタイム・ドラゴンが咆哮を上げる
更にアップストリーム・ドラゴンとムダルが両脇に並び立つ
「あんま甘く見てると痛い目見るぜ」

「ふぅ、やっと車止められた」
「お疲れ」
ようやく車を止めて会場へとやってきたエミをカムイがねぎらう
「メグミたちの試合どう?」
「相手のチームもなかなかやるけど、今んとこいい調子だな」

「ストライドジェネレーション!浄罪の師子王 ミスリルエイゼル!スキル発動!プラチナエイゼルをスペリオルコール」
ゴルボドゥクのブーストを受けてエリオがピノ・ノワールに向かっていく
「海賊麗人 ピノ・ブラン、海中散歩のバンシーでガード」
「フレイム・オブ・ビクトリーのブーストしたミスリルエイゼルでアタック、、ドライブチェック」
【激情の騎士 バグデマグス】トリガーなし
【紅の獅子獣 ハウエル】トリガーなし
【投刃の騎士 メリアグランス】トリガーなし
ミスリルエイゼルの攻撃がピノ・ノワールに決まる
「ダメージチェック」
【ナイト・スピリット】クリティカルトリガー
「けど、ここでトリガーが出てもこの攻撃は防げねえだろ」
リアガードのプラチナエイゼルがピノ・ノワールに向かっていく
「そこもノーガード、ダメージチェック」
【お化けのりっく】ヒールトリガー
「ゲット、ダメージゾーンのナイト・スピリットを回復」
「(っち、ここでかよ)」
それを見てハジメは苦い表情になる
この場面でのヒールトリガーというのは正直大きい

「ストライドジェネレーション!PRISM-P プリンセス・ラブラドル!」
ラブラドルにストライドしたメグミも相手のヴァンガードを見据える
「レイテをコール!ラブラドルのスキルでレイテとエメラルをパワーアップ!」
祈るように手を組んでレイテがリュミエールをブーストする
「バタフライとクリケットでガード」
リュミエールがスコルピオMarkⅡに向かっていったが二体のユニットによって阻まれてしまう
「スキルでレイテを手札に!ソウルチャージしてラブラドルにパワー+4000、更にローザのスキルでソウルブラスト」
ソウルに入ったサンシャイン・クリアをそのままドロップするメグミ
これでローザとラブラドルはパワー+3000
「そのローザでアタック!エメラルでブースト!」
ローザの放った衝撃波がスコルピオMarkⅡの体を揺るがす
【マシニング・ホーネットMarkⅡ】トリガーなし
「ラブラドル!」
「マシニング・レディバグ!クインテットウォール」
マシニング・ファイヤーフライが3枚とクリケット、ブラックソルジャーが立ちはだかる
更にインターセプトでダイブビートルも現れる
【PRISM-I ヴェール】トリガーなし
【PRISM-R メルキュール】トリガーなし
【PRISM-M アドリア】ドロートリガー
「トリガーの効果で1枚引くわ」
ダメージ5まで追い込んだメグミ
だが彼女もダメージ4と危ないことに変わりはない
十分警戒しようと身構える

「スチームブレスのブーストしたムダルでヴァンガードにアタック」
ムダルが剣を振るいマルティナを切り裂く
【鈴蘭の銃士 レベッカ】トリガーなし
「ムダルのスキルでアップストリームをタイムリープ」

「まだ攻撃していないアップストリームをどうしてタイムリープしたんだろう?」
タイガのこのタイミングでの行動にエミは首を傾げるが
「アップストリーム単体でのアタックとなるとどうしてもスキルを使わなきゃいけなくなる、ユニットを残しておきたい理由があるんだろう、手札が少ないみたいだしインターセプトできるユニットををキープしたいのかもな、タイムリープしたことでナンネアのパワーも上がってる、全く無意味ってわけじゃない」
「ああ、なるほどね」
カムイの説明で納得したようだ
「バインドタイムでアタック!スキルでムダルをバインド!」
このターンバインドされたカードは3枚、更に相手は二枚のカードを山札の下に置かなければならない
「マルティナとレベッカを山札に」
2体の足元が崩れ時空の穴へと飲み込まれていく
「バインドタイム・ドラゴンのアタックはアントニオで完全ガード」
「トリプルドライブ」
【スチームファイター ルガルバンダ】クリティカルトリガー
「ゲット!効果はリアガードのクロノファングへ」
【変革を呼ぶギアイーグル】トリガーなし
【キラキラ・ワーカー】ヒールトリガー
「ゲット!ダメージ1枚回復!パワーはクロノファングへ」
そのクロノファングがマルティナに向かっていくが
「キルスティン!クインテットウォール!」
ルース、サウル、ダニエル、そして2体の青薔薇の銃士 エルンストがクロノファングの前に立ちはだかった
「まさかここまでやるなんて、いいわ、後悔させてあげる、私を本気にさせた事」
そう言ってヴァンガードサークルに手をかざす
メグミとハジメの相手も同様に手をかざした
「「「シークメイト!」」」
「海賊麗人 ピノ・ブラン、レギオン!」
「マシニング・ホーネットMarkⅡ、レギオン!」
「牡丹の銃士 トゥーレ、レギオン!」
並び立つ2体の牡丹の銃士
それを見たクロノファングは思わず息をのんだ
「こいつ、レギオン使い………」
マコトとのファイトで苦しめられたレギオンだが
「でも………グレード2なんだな」
マコトのクリムゾンと違いメイトがグレード2であることを気にするタイガ
その呟きは幸い相手には聞こえていなかったようだ
※ほとんどのレギオンはリーダーがグレード3、メイトがグレード2で構成されます、クリムゾンは特別なユニットであるためにグレード3同士でレギオンすることが可能です
「見せてあげますわ!レギオンスキル!ノーマルユニットを山札に戻しスペリオルコール、ルースとトゥーレ、更にトゥーレはヴァンガードがレギオンしているならコストなしで能力を使える、ルースを退却させサウルをコール、そして手札からルースをコール」
あっという間に盤面を整えてしまう
「サウルでアタック!能力発動!ドロップゾーンのノーマルユニットをデッキに戻しドロー」

「ダイブビートルをソウルに入れスキル発動!サファイアをパラライズ」
スコルピオMarkⅡの放った電撃のようなものを浴びその場に苦しそうに蹲るサファイア
「さらにレギオンスキル!ソウルからタランチュラMarkⅡとダイブビートルをコール!そのパワーの合計分だけヴァンガードをパワーアップ」
ユニットたちのパワーを吸収したレギオンがヴェールを見据えていた

「ドロップゾーンのピノ・ブランのスキル、コストを払いスペリオルコール、そしてピノ・グリのスキルでドロップゾーンの海中散歩のバンシーをコール、そしてピノ・ノワールのレギオンスキルで山札の上から3枚ドロップゾーンへ」
【海賊貴公子 ピノ・ノワール】【海賊麗人 ピノ・ブラン】【甲板長アルマン】
「ドロップゾーンから甲板長アルマンをスペリオルコール!アルマンのスキル!パワー+3000」
ルイン・シェイドの後ろに現れたアルマンのパワーはこれで10000、ルイン・シェイドのスキルと合わせれば21000に到達する

「マシュダでガード」
マシュダがサウルの攻撃を阻んだ
「往生際の悪い、レギオンアタック!マルティナのスキルでパワー+2000」
「ジェネレーションガード!ハイブロースチーム ラファンナ!スキルでスチームブレスを山札へ!ウル・ワタルをスペリオルコール!」
ラファンナがクロノファングを守るように立ちはだかる
シールドは25000、マルティナのパワーでは届かない
「ツインドライブ!」
【梔子の銃士 アラン】クリティカルトリガー
【梔子の銃士 アラン】クリティカルトリガー
「効果はすべてトゥーレに!そのトゥーレで攻撃!これで決まりよ」
「ルガルバンダとマシュダでガード!」
だがタイガはこの攻撃も防いで見せた
「あんた、さっき俺が言ったこと聞いてなかったのかよ」

「サンシャイン・ヴェールの能力!ガーネットにブレイクライド!アタック!」
ガーネットがスコルピオMarkⅡに向かっていく
「ひぃ!」
「私にスタンド封じは通じない!」
メガコロニーの能力、パラライズは相手をスタンド出来なくさせる能力
だがメグミのバミューダ△は能力でユニットを手札に戻すことが出来る
スタンドさせることは出来なくても、手札に戻すことはできる
ガーネットの攻撃が決まり勝負は決した

ハジメの方も序盤は苦しめられたが難なく勝利を決めた
「わりぃな、俺はグランブルーの事なら知り尽くしてるんだ」
そう言って観客席の方を見るハジメ
丁度仕事を終えて駆け付けたアムがカムイたちに合流するところだった
何度倒されても立ち上がる不死の海賊集団グランブルー
アムが使うクランも同じ、そして彼女の実力を、戦い方を幼いころから見てきたハジメだからこそ、グランブルーの戦い方を知っていた

「バインドタイム・ドラゴンでアタック!」
相手の手札にはシールドを持つカードはたくさんある
だが、それでもバインドタイムを防ぐに至らない
たとえ防いだとしても残ったリアガードを止められないからだ
「トリプルドライブ!」
【変革を呼ぶギアイーグル】トリガーなし
【メーザーギア・ドラゴン】トリガーなし
【スチームファイター ルガルバンダ】クリティカルトリガー
バインドタイム・ドラゴンの放った攻撃にマルティナとトゥーレが飲み込まれていく
【リコリスの銃士 ヴェラ】
【牡丹の銃士 マルティナ】
「そんな馬鹿な」
負けたことでショックを受け俯く対戦相手
一方のタイガは強敵相手に勝利したことでこぶしをぐっと握りしめていた
相手は今まで一度も勝てなかったネオネクタール、自分が確かに成長していることを実感できた
「お?」
ファイトステージを離れるタイガは丁度別のステージから出てくるミライの姿を見つけた
1回戦を勝利したらしい彼女は胸を抑え安堵の息を漏らしていた
それを見たタイガは小さく笑ってしまっていた 
 

 
後書き
次回予告
様々な強敵とのファイトを乗り越え勝ち進むタイガ達
そんな中偶然ミライと出くわすタイガ
リベンジに燃える中ついにやってきた運命のファイト
タイガは全力で向かっていく
turn:21 決戦!ギアクロニクル! 
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