| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

進路指導のウィザード
  金属生命体(1)

『アース』に来てから二日目の朝。俺はホテル最上階にあるオーナー室で寝ていたが、何やら誰かと一緒に寝ていたようだ。今度は誰かなと思い見るとソーナとシーグヴァイラにレイヴェル、朱乃に白音とイリナがパジャマ姿でな。全員婚約者だし、最近一緒に寝てないからか。

「おはようございます一真さん」

「おはよう諸君。まさかお前らがここにいるとはな」

「おはよう一真君。たまには良いと思ってこちらに来ると全員居た訳だし、忍び込もうと思えばここの従業員さんが静かに開けてくれたのよ」

「間違えて入ったのではないのだな・・・・ま、このベッドサイズだと全員で寝れるからか。そろそろ朝鍛錬の時間だから起きろ起きろ」

「リアス達もここに来ようとしたらしいけど、私達の特権ですわ」

全員起き上がるとドアを開けて自分らの部屋へ戻った訳だが、ソーナ達婚約者とヴァーリチームは最上階にある部屋を用意してあった。ルフェイも来るかと思っていたが、フェンリル達と一緒に寝ていたようで。

今日は隣の大陸であるトランスフォーマーエリアへ行く事となった。行かせないつもりだったけど、アザゼルが気になると思うし総督よりも研究者って感じだ。

「おはよう一真」

「おはようヴァーリ」

「ソーナ達をオーナー室に入って行く所を見ましたが、もしかして『ルフェイの言う通り、婚約者全員が一緒に寝ていた』やはりでしたか。私も行こうとしていましたが、端末にて最新後にフェンリルと一緒に寝ました」

「たまにはフェンリル達と一緒に寝るのもいいかもしれん。元は狼だが、今では最強の番犬でもあるからな」

俺らの朝鍛錬終了後、シャワー室に入ってから着替えた後に三階へ向かう。朝のみバイキング方式なので、好きな物を取って席を探しているとアザゼル達が食べていたのでそこに座る。

「一ちゃんおはよう」

「おはようアザゼル。鞭打ちの計はどうだったんだ?」

「・・・・アレに関しては思い出したくない処罰だった。それより今日はどこに連れてってくれるんだ?」

「ハハハ、自業自得と言うが今日はお前らが不法侵入しそうになった隣の大陸へ行く。特にアザゼルは興味津々だろ」

「ここもだが隣の大陸と言うのが気になって朱乃君に聞いてみたが、行けば分かると言われたけど一真君には関係有りそうな技術があるのかな」

食べ終わり次第、一階ロビーに集合なと言ってからオーナー室へ戻る。トランスフォーマーエリアからコビーとニトロコンボイが来る予定。外部から来た者が持つIDカードをタッチしてから行く予定とされていて、フロントから連絡が来ると同時にロビーへと行く。全員揃っていたので、外に出るとニトロコンボイとコビーが待っていた。

「初めまして、僕の名はコビー。トランスフォーマーエリアで三人の内の一人とされていて、案内役として来ました」

「その言い方だと隣の大陸には人間はいないのか?」

「ええまあ。詳しい事はギャラクシーコンボイ管轄長に聞けば分かると思いますので」

「コビーが持つ端末にカードをタッチしてくれ。そうする事で、許可有りだとデータバンクに記録される」

俺ら以外の者らが次々と端末にタッチする、全員タッチ終了後にコビーはニトロコンボイに乗り込んで俺らはゼロが変形したバスに乗る。ここからサイバトロン地区までは遠距離だが、ニトロコンボイとゼロの速度なら問題無し。

出発後、俺が昨日通った専用地下道路前に止まってから番人が確認する。今回はすぐにチェック後に専用地下道路へ行くし、真っ直ぐ直進なのでアクセルを少々上げていた。

「一ちゃん、ここが昨日通った専用地下道路なのか?それと随分とスピードを上げているようだが」

「ここからトランスフォーマーエリアまで直進だから制限速度と言うのは無いに等しい。だからニトロコンボイもいつもより上げているだろ」

「トランスフォーマー?『今乗っているゼロもトランスフォーマーで、分かりやすく言うと金属生命体だ』金属生命体も俺らの技術では不可能な代物だな」

「超加速能力を発動中なので、マッハを越えそうな感じだ。これから行くエリアは制限速度が無い所になっている」

「トランスフォーマーも異世界からの技術と言う事なのかい?」

「まあな、サーゼクス。基本的に俺が創った惑星にいる者らは、ほとんどが異世界から来た者らだ」

まもなくトンネルを抜けるとそこには人間界の建物よりデカくて、ロボモードとビークルモードで動いている奴らが多い。スピーディア地区ではレースが行われているらしいが、ニトロコンボイはシード選手なので大丈夫らしい。

レースもいいが俺らの送迎も大事な任務だからな。スピーディア地区からサイバトロン地区に向かうけど、そこでは月一で五大陸会議が行われる。到着後、司令室へ入ると先頭はニトロコンボイとコビーと俺。中には待っていたギャラクシーコンボイにバックギルドとドレッドロック。

「ギャラクシーコンボイ、外部からの客を無事送迎してきた」

「ご苦労、ニトロコンボイにコビー。そして初めまして、私の名はギャラクシーコンボイ。トランスフォーマーエリアの管轄長をしている者だ、よろしく頼む」

「うわマジか。なあ一ちゃん、他にはいないのか?」

「今はこれだけだが、他の地区へ行くと色々なトランスフォーマーがいる。ここはトランスフォーマーエリアサイバトロン地区、要するに司令室がある場所で月一に四つの地区から各リーダーが集まって会議場所でもある」

「ここへ来る前まではギャラクシーコンボイは総司令官でしたが、現在ここのエリア管轄長として各リーダーの報告を聞いたり今後の対ドウター戦でどう戦闘するか。僕らは織斑総司令官の指示で動いてますし、陸海空にいるトランスフォーマー達がどう動くか新たな武器開発を行っています」

ギャラクシーコンボイ総司令官と呼ばれていたが、ここでは一エリアの管轄長として動いてもらっている。それにCB総司令官は俺だし、対ドウター戦にて効果のある武器開発をしたりアニマトロス地区では主に生産品を作っている。

今はロボモードなので試しにビークルモードとなった事で、アザゼルが終始興奮していたからハリセンで静かにしてもらった。

「ギャラクシーコンボイ管轄長、紹介するがここにいる天使・悪魔・堕天使の三大勢力トップ。ミカエル、サーゼクス、アザゼルの三人で他の者らは熾天使やら幹部に学生だ」

「なるほど、道理で他の者とは違う力を感じる訳なのか。だが一番は一真さんのようだな」

「それはそうですよ、一真さんは我らトランスフォーマーを創ったプライマスのような存在なのですから」

「一ちゃん『プライマスと言うのはコイツらで言う創造主の事だ』なるほどな、ところで調べていいか。超調べたい!『ダメに決まってるだろ』やはりか」

「我々を分解するのは勘弁願いたいが、コビーは我らの事を熟知している。データは渡せないが、目視なら構わないと思うがどうだろうか」

ここの研究所を見学したいアザゼルら三大勢力と他の地区を見学したい眷属達、ここで二手に分かれるがアニマトロス地区とギガロニア地区へ向かう事にした。俺は巡視員マイクロン地区に行き、バド達の様子見をコビーから頼まれたので俺のみ行く事にした。

ゼロをオートにし、ニトロコンボイと共に向う眷属らと別のバスへ乗るアザゼルらを乗せてギガロニア地区にある研究所にな。

「俺はバドらがいる巡視員マイクロン地区に行く。他の者らの案内を頼んだ」

「了解。何かあったら通信機で呼ぶよ」

「私達は引き続き監視をしておこう。他の地区にて、これから向かうと通信しておく」

ゼロに乗った眷属らと夫婦らはアニマトロス地区へ、ミカエル達三大勢力らは別のバスに乗ってギガロニア地区へ。俺は巡視員マイクロン地区だが、ヴァーリチームはミカエル達の監視として一緒に行ってもらった。

その前に会ってもらいたい者がいるで、出発前にプライマス神殿へ寄る事にした。プライマスは全てのトランスフォーマーを創った存在、創造主と呼ばれてるけど真の創造主は俺とされている。

「ここは前来た黒鐵神殿そっくりね」

「そうですね。僕らが行った時、こんなに神々しいとは思ってませんでした」

「ここはプライマス神殿と言ってな、全てのトランスフォーマーを創った創造主がここにいる。最も大きさは惑星型TFだったので、大きさを小型にしてここに安置されている」

「創造主?ここは一真じゃないのか」

「ゼノヴィア、人間界と天界と冥界を創った創造主は他にいるのよ。一真君が来た時には既に前四大魔王と元神がいた訳だし」

と言う事で疑問に思っていたゼノヴィアとアーシアだったが、イリナがすぐにフォローを入れたお陰で何とかなった。最もここは俺だが、他では前代創造神鋼がやっているから。

そんでプライマスと謁見後、朱璃らはゼロに乗って行きミカエル達とヴァーリチームはギガロニア行きのバスへ乗る。ギガロニア地区はメガロコンボイがリーダーをやっていて、主に他の惑星や土木関連で使われる道具を作ったりしている。

「メガロコンボイ」

「ん?お、コビーじゃないか。どうしたんだ」

「今外部からのお客さんが来ていて、ヴァーリチームは知っていると思うけどこの三人は三大勢力トップ陣らしい」

「デ、デカい!一体どこから変形しているんだ?」

「初めまして、外部からのお客人。俺の名はメガロコンボイ、このギガロニア地区のリーダーをしている。この辺りにいる奴らは、建設作業に特化した巨大ビークルとなっている。マイクロン達は俺らが出来ない細かな作業をやってくれるが、そちら流なら人間に近い」

メガロコンボイが他のトランスフォーマーと違うのか、とても驚愕していたが元いた惑星が大きかった事を知って納得していた。ブレンダルとモールダイブは共に働いているので、今はいないが夕方辺りになればこちらに戻ってくるとか。研究所へ行くと武器が沢山あり、武装関連の設計図を書いているファストガンナーと話したりしていた。

アニマトロス地区に行っていたリアス達、番人をしていた動物型のTF。ゼロからの説明により扉が開くと見た事のない木々や花畑があり、奥に行くと畑仕事をしていたり土木作業をしている。中央エリアから発注通りに加工していき、各パーツによってフォースチップを使う時もある。製造業を見た事で、冥界に持って帰ろうとしているとフレイムコンボイが現れた事でビビるリアス達。

「余所者のようだが、ここで作っている物を持って行く事は禁止なんだぜ」

「ド、ドラゴン!ここにもドラゴンがいるのか!」

「俺の名はフレイムコンボイ、アニマトロス地区のリーダーだ。よろしくな、外部から来た者達」

「さっきからリーダー名にコンボイと付いてるのが気になるんだけど」

「俺に聞くな、俺らは気にしてないし一真も気にしてないのだからな」

リアス達は動物や恐竜の姿をしたTF、フレイムコンボイらの案内にて色々な製造業を見てきた。食料品から器具まで様々であり、主に道具を見ていたがここにライブコンボイが来るまで見学していた。救助用ヘリコプターにて貨物を運んできたので何だ?と思った祐斗達、それを見て一瞬で私達の昼食を運んできたと思った朱乃らとゼロ。

「ライブコンボイ、俺達がいるアニマトロス地区まで来て何用だ?」

「僕はサイバトロン地区にいる一真さんからの指示で飛んできた訳だよ。ここには食事がないからね」

「なるほどな、確かに俺達は必要ないがコイツらは必要な訳か」

「フレイムコンボイ、後程ローリを呼んできましょうか?」

「いやいやいや!お嬢さんを呼ばれると俺が困ると言うか」

ローリの名を出しただけで慌てたフレイムコンボイ、一方俺は巡視員マイクロン地区へ行くとローリがいてバドがいなかった。バドは中央エリアに行って、映画の宣伝しに行った。マイクロン達も一緒と言う訳で、ローリは夕食の支度をしていた。

フレイムコンボイとは相変わらずのようだが、俺の用件も終えた所でアニマトロス地区へ行くとフレイムコンボイやビーストモードとなった奴らの上に乗るリアス達。

「こちらの用件が終わって来てみるとリアス達が乗っているな」

「その声は一真か。おうそうだ、野郎共らの姿は野性だと乗れないからな」

「お帰りなさいませ一真さん。あちらはどうでしたか?」

「今戻ったが、まもなくミカエル達が合流するみたいだ。今、スピーディア地区でレースしてるみたいでそれを観戦しているとスキッズからの報告だ」

今頃ニトロコンボイがレースしている様子で、エクシゲイザーと争っているようだ。俺はローリの料理を食べてきたが、リアス達は中央エリアからの配達をしてきたライブコンボイ。

その後すぐに行ってしまったようだが、ゼロと合流した事で次はどこへ行こうかと考えているとレインボージャークがこちらに来る。ちなみにアザゼルは終始興奮気味だったらしく、トランスフォーマーの内部を見てみたいと言っていたそうだな。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧