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家出したら不思議な能力をもらった件

作者:天音水彩
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始まり
  能力

「カイリュー!」

大きな鳴き声を上げ、ついたと伝えるカイリュー。
その上から、地面に降りる少女が1人。どうやら、この前マサラを出て行った少女と同一人物のようだ。

「お疲れ。戻って」

少女は、カイリューを戻し、森へ消えて行った。




はじめまして、ナツキです。
もともとはマサラっていう田舎の町に住んでいたんですけど、家族に嫌気が差して、出てきちゃいました。

に、しても、今どこ歩いているんだろう。
さっきから同じところをぐるぐる回っている気がする。
そー言えば、おじいちゃんが水ポケモンの大半は水がある場所がわかるって言ってたなー。

「よし! 出てきて、メル!」

カメックスのメルはもとは捨てられていたゼニガメなんだよねー
メルの水ポケだし、わかるよね。多分。

「メル、湖とか川探して!」

「カーメッ!」

数分後、メルが戻ってきた。
どうやら、湖を見つけたらしい。

「ドォぉぉぉん!!」

え、ちょ!?
な、何? 急に!

「フワァー! よく寝た、よく寝た。」

ん? ポケモン?
初めて見るけど……

「人間じゃな。我はホウオウ。ソナタに力を授けよう。」

喋った!? てか、ホウオウ!?
内心、突っ込みまくっていたら、急に光に包まれ、意識を失った……



「う、うーん……」

目が覚めると、誰かの家にいた。

『目、覚めた?』

すると、近くにいたイーブイの声がした。
……って、え? 声がした? 鳴き声じゃなくて?

『何固まってんの? ナツキ。』

色違いのイーブイ。シオンだね、リボンでわかる。

「声が聞こえる、シオンの。」

『え? マジ? 鳴き声じゃなくて?』

「うん。」

やっぱり、シオンも理解できないようだ。
まあ、起きる前まで聞こえなかったもんね。

『ほんとに聞こえるの? でも何で?』

質問攻めにしてくるシオン。気持ちはわかるけどさ、ちょい静かにしてくれ……

あれ? 倒れる前って何してたっけ?
たしか、ホウオウと出会って……

「それだ!」

『えちょ!? いきなりどうしたの、ナツキ!』

「ホウオウだよ、能力が生まれた理由。」

『ほうおう? 何それ』

「ポケモンだよ。伝説のね」

『ふーん。そうなんだ』

絶対わかってないよね。この子。
のんきにシオンと話していると、突然ドアが開いた。

「あら? 起きていたの?」

「大丈夫かー?」

入ってきたのは、紺色の髪に金色の瞳のチャラそうな男の子と蜜色の髪に黒色の瞳の振り袖の女性だった。

『あの二人が助けてくれたんだよー!』

「そうなんだ……。ありがとうございます。」

「にしても、どうして倒れていたの?」

「質問の前に名乗ったらどうですか? テーラさん」

「あ、そうね。私はテーラ。よろしくね。」

「よろしくお願いします……?」

蜜色の女性はテーラというらしい。上品。

「オレはシアン。よろしくな。」

「う、うん。よろしく。」

紺色の髪の男の子はシアンというらしい。シオンと似てるなー。

『シアンとかいう人、ナツキを助けてくれたのはいいけど、チャラそうでシオン苦手ー。』

「シオン……」

何いってんですか、シオン。
ちゃらそうなのは否定しないけどさ。

「で? どうして倒れてたんだ?」

「えっと、湖に行ったらホウオウにあって、力を授けるとか言われて……そこから記憶ないな……」

「あらま。そんな珍しいポケモンに……」

「そ~言えば名前は?」

「ナツキ」

「そっか、よろしくな!」

「う、うん」

「二人で話しているところ悪いんだけど、どこに住んでいるの?」

『いや、むしろありがたいです。えーと、テーラだっけ?』

人の名前ぐらい覚えようよ、シオン。
あと、空気にしてゴメン。

「シオン……。住んでる……家出した。」

「家出!? 俺もしてんだ!」

うん、そこ元気に言うとこじゃない。絶対。

「じゃあ、家用意するわ。今日はここに泊まって。明日までに用意しとくから。」

明日までに家用意するって……
いろいろと大丈夫なのかな?

『ナーツーキー』

グイグイと袖を引っ張るシオン。
正直、袖が伸びるからどうにかしてほしい。

『ナーツーキィーあーそーぼー』

伸ばし過ぎ。普通に言ってくれ。

「分かった。えっと、テーラさん。」

「何かしら?」

「ここにポケモン遊ばせられるくらいの広さのある広場ってあります?」

「この家でたら、すぐ出していいわよ。無駄に広いしね」

マジですか。
連れてきたポケモン全て出しますか。あれ?何体いるんだろう……

「じゃあ、遊ばせていただきます。」

✽外に出て✽

「みんな出てきて!」

『やっと出れたー!』

『暇だったー』

『暑い。』

『ちょうどいいんじゃないの?』

『電気ー』

『ほしいー』

『ですー』

『日光浴!』

様々な感想をいい、出てくるポケモンたち。
ちなみに、上からヒトカゲのリザ、ファイアローのファイア、グレイシアのグレイ、リーフィアのフィア、ピカチュウのピカ、クラン、サンダースのサン、フシギダネのフリュイである。
まだまだポケモンいるよ?
それにしても、ピカ、クラン、サンの連携は仲良し三人組が作り出す技なんだろうか……。一匹一匹言ってるのに繋がって聞こえるって……

『ナツキ!』

『フリスビー!』

「オッケー! ショコラ、ルーナ構えて』

ショコラとルーナはフリスビーをよくしたがる。今日もだね。
ショコラはミミロップの女の子。コンテストが好きで、シンオウのコーディネーターであるアヤコさんの演技を超えるのが目標だとか。今はダンスと瞬発力を鍛えている。
ルーナはヒメグマの女の子。リングマに進化することを拒んでいるので、変わらずの石を持っている。ちなみに、コンテストよりトライポカロン派。
そういや、シオンほおってるきがする……ま、いっか。

『『はーい』』

「それっ!」

私がフリスビーを投げるとすぐにショコラがとった。
ショコラはミミロップらしく、ジャンプが得意。普通のミミロップの1.5倍は跳ぶけどね。
そのせいで、ルーナがフリスビーとれずに泣き叫ぶ事もあったな………


ポケモンたちと遊び尽くしていたら、何時の間にか夕方になっていた……

 
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