| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

進路指導のウィザード
  本来の道筋について×何時もの風景

冥界での危機から数週間経過後の早朝、俺はいつも通り起きようとすると体が重いと思って見ると左右にアグニとオーフィスがいる事を。あれ?何時の間に、と思い昨夜寝る時には一人だったはずだから恐らく寝てから寝室にやって来た様子。二人を起こさないように起きると、俺の中にいるドラゴン達も起きた事で本来の出来事を簡単に思い出していた。

『おはよう相棒、確かこの時は本来の相棒のベッドにてフルメンバー召集のような展開だったか』

「まあな。グレモリー眷属の内、ロスヴァイセを除いた面子だったな」

『イリナとオーフィスも寝ているとなると、ベッドの大きさはキングサイズのようね』

「ベッドの上は女子テンコ盛りと言う光景で、主人公はベッドの外と言うか床上にいたらしいぜ。ゼノヴィア辺りが寝返りで蹴飛ばしたらしいな」

『本来なら嬉しい状況なのに、主人公が入れる余地がなく寂しくなっちゃうんだっけ。でも一誠はそんなの関係なく入れちゃうんだから』

俺はそう言う事だと言いながらパジャマから鍛錬着に着替えて、俺の中にいるドラゴン達を召喚した。ドライグとサマエルは小型ドラゴンとなり、ティアはヒト型となって寝室から共同スペースにある洗面台へと向かう。

ペルセフォネも召喚し、一緒に顔を洗いながらだったが魔獣騒動後の毎朝は気付くとハーレム状態となっている。生き死の一件で、眷属女子の行動が大胆になってスキンシップを強く求めるようになった。ま、俺には必要ない事だけどな。

「さてと、再構築後は力が有り余っていたが全てドウターゲートを消滅させる為に使ったから問題無し。鍛錬をやり始めると必ずと言っていいタイミングでアルビオンが飛んでくる」

「おはよう、一誠にドライグ、サマエル、ティアマット、ペルセフォネ」

「おはようヴァーリにアルビオン。今日もいい朝だな、鍛錬日和とも言うがそろそろアイツらに魔法使いとの契約話があるが俺達には不要な話題だ」

「ああ。俺達にはルフェイとゲオルグがいるし、一誠は姿を変えれば神に使役している魔法使いとも言うからな」

「神に仕える魔法使い、なかなか良いネーミングセンスを持っている。ヴァーリも神に仕える者として、日々一緒に鍛錬すればブーストアップするには丁度いい」

俺とヴァーリはそう言いながら各自のトレーニングメニューを熟していくが、最近俺のベッドに来る者が後を絶たない。一度受けて消失したはずの神殺しの毒により、二度死にかけた事で今度から添い寝と言う日替わり添い寝をしている。

俺一人にならないようにし、小さな違和感が見逃さないよう見ているそうだ。恋姫・大江戸・ISの各チーム、次元パトロール隊での出撃命令が下るとすぐにトレミー3番艦へ乗艦するよう言っといたけどな。

『愛紗・吉音&詠美・千冬、もし次元パトロール隊への出撃命令が下る事になれば専用通信機で知らせる事になる』

『その時までアグニ様達と一緒にいた時はどう致しましょうか?ご主人様』

『確か黒鐵神殿内にて次元パトロール隊について語ったから、俺らだけしか出来ない任務だと言えば納得してくれるだろう』

『そうだね。あたし達には月中基地本部から発行されたカードを持っているけど、アグニ達は外史から行き来出来る力を持っていないものねー』

『吉音さんの言う通りで、私達に出来てアグニ達には出来ない任務だと告げれば大丈夫かと』

『こちらにとって初任務となるが、エヴォルトシステム搭載機による実戦をするには丁度良いな』

『次元パトロール隊専用回線として黒の駒を更新させたから、その時になったらの話だが違和感バリバリだろうよ』

とそのように言ってから仕事へ戻った四人、それとメイド長である月と軍師である詠に話しておいたから人間界本家にいても大丈夫な状態にしといた。そう言えば登下校には、シーグヴァイラとソーナが腕に捕まりレイヴェルは背中からのおんぶ状態。部活動だと俺の膝上に白音が乗ってくるが、たまにはレイヴェルに譲ると白音に手作りのデザートを渡していたな。

「あの時は助かったが、エリクサーのお陰で何とかなった。今では人間界と次元の狭間の金庫にも入れてるらしいな」

「ああ。それと空間にも入れてあるし、二本の内一本はフェニックスの涙改だからな。アレは強力過ぎる代物、瀕死状態や仮死状態だと原液で飲めるがそれ以外だと点滴か飲み物で薄めてから飲むようにしてある」

「エリクサーは最大の隠し球でもあったし、そろそろ俺らの鍛錬を終わらせて学校へ行くとしようか一誠」

「そうするか。鍛錬する事で己の力を高めつつも、本来の出来事に関して話しながらリビング兼ダイニングルームへ向かうとしよう」

俺とヴァーリは鍛錬終了後、何時ものシャワー室を使ってから鍛錬着から駒王学園の制服へと着替える。最も俺は量子変換機にあるが、ヴァーリや黒神とCBの連中にも渡した事で早く着替えて最前線へ行けるようにしといた。

本来だと朝の登下校だと、主人公の横を取り合いをし始めて二大お姉様のリアスと朱乃が両サイドを押さえる。登下校もそうだが、部活動でも一波乱があり、膝上に座る権限について争う。話ながらリビング兼ダイニングルームに着くとアグニとオーフィスが座っていた。

「おはよう一誠にヴァーリ。相変わらず朝鍛錬か」

「おはようアグニにオーフィス。まあな~朝鍛錬やらないと体が締まらないし、赤白龍神皇帝になる時は二人の心とシンクロすると同時に精神を鍛えなければな」

「・・・・我とアグニで、赤白龍神皇帝になった時の鍛錬メニューを考えてた」

「オーフィスの言う通りで、一発で出来たのなら兎も角として今後の為と言うならば二人の心をシンクロさせるようなメニューが必要になる。あの姿となった俺と一誠だが、弱者を苛めたくなりそうなぐらいの力を感じた」

「強者好きなヴァーリでも弱者を苛めたくなる気持ちは分かるが、それは味方以外にしてくれよ?ヴァーリ」

最近神殺しの毒で死にかけたのか、日替わりで俺のベッドへ侵入してくる者らがいる。いくら何でも人数が多いので、冥琳達が一ヶ月に一度は俺と一緒に寝る権限を与えた事で毎日のように違う者とな。

登下校では送迎車だが、学校へ着くとシーグヴァイラとソーナが俺の腕に捕まりレイヴェルは学年が違うけど帰りの下校時におんぶをしてやる事にしてる。部活動時、俺の膝上に白音が乗っているがレイヴェルがこっちに来たら日替わりでポジションを交代する。

「おはようございます一誠さん。今日も登下校には良い天気です」

「おはようソーナとシーグヴァイラとレイヴェルにイリナ。お前らも朝食を食いにか、今日は確かメイドらではなくお前らが作ったんだったか」

「はい。婚約者となった私達でも料理を趣味とする一誠様には負けますが、一品ずつの手料理を弁当に詰めましたので昼休みのお楽しみと言う事で」

「一誠と婚約前だと、余り料理を作らない三人と壊滅的だったソーナとは。だが婚約者となれば必然として必要な力でもあると言う事か」

俺はそう言う事だと言いながら、今回の朝食を食べていたが本来だとアザゼルとロスヴァイセに相談した結果としては俺としてはどうなのだろうか?生死不明による絶望的な一件の反動でいつも以上に求めているとして、一時的な事なので落ち着くまで相手をし甲斐性をここで鍛えろと告げたアザゼル。

男子力が試される時期でもあり、ハーレム王を目指すのであれば複数の女性相手にする状況慣れをし、バランス良く付き合わないと可哀想な目を見る女子が出てしまう。終いには教育上よろしくない事柄で『おっぱいドラゴン』ファンの子供には見せられないプライベートだと長々と語ったロスヴァイセ。

『本来の赤龍帝ではそのように呼ばれていたとはな。本来の白龍皇もケツ龍皇と呼ばれていたよな』

『まあな。最早「おっぱいドラゴン」と言う名称が流行っている時点で、冥界の教育と育成に関して疑問を感じるよ』

『本来の一誠と今の一誠じゃ、真逆だしハーレム王になりたくとも女子共の競い合いに巻き込まれてもテンパる様子もないからな』

『俺や祐斗でも慣れとも言うし、目の前で数人の女性が私も私もと言う状況になると困惑する。だがそれを経験すると冷静になって解決策を見つけて、出来そうにならないのならちゃんとした返事した方がその子の為にもなる』

『扱い方が紳士とも言うセリフだ、とてもじゃないが俺には無理な話題だ。流石は一番の年長者であり、大御所とも言えるセリフだ』

俺とヴァーリが念話で話していると、ソーナ達にも聞こえるような念話だったので静観していたけどな。俺は既にハーレム王とも言える立場だが、婚約しているし本妻である奏の許可のお陰で一夫多妻制なのだから。

世界の均衡が崩れてしまったとしても、俺と言う最強の座がいる事で何時でも元に戻せる。最近の話題と言えば魔法使いによる契約話と吸血鬼に関する事であり、この二点については俺達の情報提供のお陰だ。

「うむ。今日の朝食も美味しかった。ヴァーリもだが、皆の性格が違うように見えるのは気の所為か?」

「それは本来の事を知っている一誠様だから言えるセリフ、ヴァーリは強者と戦いたいと言っていましたのに赤白龍神皇帝へとなった後からの戦闘狂オーラが薄くなりました」

「一誠君の言う通りで、本来の道筋から外れた道へと進んでるんだと思うなー。私だって本来とは違うし、今ではCB所属何だから」

「魔法使いなら兎も角として、吸血鬼に関しては一誠さんしか知らなかった事何だから。このまま何が起きても余り驚かないようにしないと」

本来のレイヴェルだと赤龍帝のマネージャーとしてやっていたようだが、こちらのレイヴェルは黒神眷属兼CB所属の情報収集と後方支援を担当してもらっている。赤白龍神皇帝だが、本当なら真龍と龍神と一つにしたかったが生憎と一緒にいる時間が無いのと二天龍の新たな姿となれば宿命から解放された証となる。

黒歌もルフェイもだが、本来だと白音に技習得と魔法使いのアドバイザーとして来た。転移魔法陣のマーキングしたから一瞬で来れたとか。

「ご馳走様でした。四人共、料理の腕が上がっていて俺は嬉しいよ。だが今後も精進しろよ」

「うん。そう言うと思って今後も華琳達と一緒に学ぶから心配いらないよー」

「食器は纏めて食洗機に入れたから、そのまま手を洗ってから学園へ行きましょう。と言う事で行ってきます、アグニにオーフィス」

「うむ。六人共気を付けてな、我とオーフィスはそれぞれの趣味を見つける事にする」

「・・・・行ってらっしゃい一誠。我もアグニと共に見つける」

と言う事で黒塗りの送迎車に乗り、学校へ行くが今回の外史では色々と楽しめて学校生活も久々のような感じだ。グレモリー眷属にとって強敵が襲来して来ようが、俺達には雑魚扱いと見ていたのでそれぞれの人生を楽しむ諸君。平和が一番でもあるが、昼間は学校生活を送って夜になると各々の趣味と共にたまに未来予知と創造神データバンクへアクセスしている俺だけどな。

『相棒らは昼休みであるが、何やら考え事が増えたようだな』

『まあな~戦闘はこの前のドウター戦でやったが、何か物足りないと思ってしまう。レーティングゲームではなく実戦形式での最前線、中級悪魔へと昇格出来たのも敵の襲来により俺らのサポートとこの前のレーティングゲームのお陰だ』

『ま、相棒は黒神の「王」であり、次元パトロール隊総司令官をしていて蒼い翼の社長兼CEOをしている。学生気分もいいが、進路についても問題無く進むんだろう』

『高二なら進路相談が冬にあるけど俺には関係ない。人間としての進路として駒王学園大学部への進学、卒業後は自動的に社長業へと戻るからな』

進路希望調査のプリントを貰っていないので、クラスメイト達も知っているから聞かない。それにグレモリー眷属は唯一『兵士』がいない珍しい眷属であり、もしゲーム参加したとしても俺らは静観するかバイトとして雇われるかのどちらか。

俺の口座は主に二つあり、一つは蒼い翼関連での資産を預けてあって個人で使う口座はもう一つの方にある。出納長班らも知っているし、冥琳らが管理している方は主に豪邸での管理する為と各チームの給料を把握する為である。金銭感覚は庶民よりも狂ってるが、俺はいつもカードで払うので現金は余り持ち歩かない派だ。

『相棒の命は永久機関のようだし、神は不老不死だから問題無し。あとは相棒次第で時間を使って、燃え尽き症候群にならないようにしないとな』

『やかましい。こちとら人間としての生き方と神としての生き方との板挟みなのでね、数万年生きている俺にだって楽しむ趣味を活用しないでどうするのやら』

俺とドライグでの念話をしていたが、十六歳と偽っている事を知っているのも一部のみ。もうすぐ冬だが中間試験も完璧であり、進路についてもサーゼクスには駒王学園大学部に行くと予定されている。

ヴァーリ達も進路は同じだし、卒業したとしても自動的に蒼い翼へと就職する事になっているので問題はない。ただ現段階で問題があるとするなら、この教室で問題児とされているエロバカ二人についてだが何やら怒っている様子で俺の頭を叩こうとしていたので躱した。

「お前!一年のレイヴェル・フェニックスさんとも親しいらしいな!」

「レイヴェル?俺の家に住んでるんだから親しいに決まってる。それに親しいのは随分前からだが」

気付かなかったとしたらコイツらはとんでもないバカだな。冥界で一目惚れしたレイヴェルはウェル夫婦に許可出して人間界へ来たし、黒神眷属入りとなってからは純血悪魔よりも力を付けたのでライバル視されている。すると俺の言葉を聞いたのか、元浜が全身を震わせていたが何かタブーな事でも言ったのか?

「な、一緒に住んでるだと・・・・どうなっているんだ!アーシアちゃん、リアス先輩、姫島先輩、塔城小猫さんにゼノヴィアちゃんにイリナさんにシーグヴァイラさんと生徒会長とも仲良くって!全員この学校のマドンナだぞアイドルだぞっ!それに加えてレイヴェル・フェニックスさんまでっ!」

「あんたら、その反応もういい加減止めたら?端から見ていても飽きるわよ」

そんな事を言いながら登場した桐生だが、エロバカ二人組にとって桐生はエロ眼鏡と呼ばれている。何故そう呼ばれているかについてだが、元浜の眼鏡を通して女子の体型を数値化出来るように桐生の眼鏡を通して男子の陰茎を数値化する能力を持っている。すると半眼になった桐生は続けて告げる。

「それに兵藤は文部両道だし、イケメン四天王と呼ばれるぐらいカッコイイからアンタらよりも模範的だと思うわ。それにアンタらが持ってくる度に兵藤は、生徒会公認の執行人だからエロくない男子が一人いたとしても問題ないと思うわよ」

「だが理不尽にも程があるぐらいなのだから、俺や元浜にも御利益貰えるはずだぞ!」

「その通りだ!俺や松田の元には一切美少女とのフラグが立たない、一体どうなっているんだ!?」

「・・・・はぁー、お前らの脳にエロさえ無ければ普通の男子と言えるのにな。それを気付かない愚か者と言う事だ諦めよ」

ま、確かにリアスらと部活動始めてからずっと呼び捨てで呼んでる。人間界本家もそうだが次元の狭間本家にいる女性達全員俺に好意があるし、一夫多妻制だから喧嘩もせずに暮らしている。古参である恋姫チームを始め、大江戸・IS・ヴァーリ・英雄各チーム内の女子共も好意を持っていると見ている。上司と部下としてのBSメイドらは微妙だが、それも時間によって自然に解決するからいいか。

「松田と元浜にも主の慈愛があればいいのだが・・・・」

「コイツらに慈愛何て無いと思うな。ミカエル様にお願いしなくとも、自動的に一誠君が解決する事だから」

「松田さん、元浜さん、今度ミサに参加しませんか?悲しい事があっても皆と一緒の時を過ごせば少しでも気持ちが楽になれると思うんです」

アーシアの無自覚な布教が既に知っているが、教会コンビの文化違いだと言うのもな。すると眼鏡をキランと光った。

「ところで兵藤、噂は本当なの?」

「何の事だ?」

「リアス先輩や姫島先輩の事を呼び捨てで、しかも名前で呼んでるらしいけど本当なのかしら?」

「何だ今更それかよ、事実以外にないな。ついでに言うと噂ではなくホントの事だ、公私混同してるがこれに関しては事実だ」

桐生の一言で教室中にいるクラスメイトの注目を集めてしまったが、ヴァーリらも今更かと思いながらも一応目線をこちらに合せる。

「貴様ァァァ!ここで成敗してくれる」

「俺も行くぞ、覚悟しろよ兵藤!」

クラス中がザワザワしていると、そう言えばと思いながら生徒会長の事も呼び捨てで呼んでいると告げると増々コイツらを怒らせたような口調。軽く避けてからお得意のハリセン攻撃で静かにし、他のクラスメイトに視線向けると男子全員逸らして女子全員は好感度を上げる為に色々と工作していた。学校中から敵と判断されたとしても余裕で付き合えるから問題ないな。

「昼休み終わったからさっさと席に着けー!って何か何時もより静かだな」

「先生、あの二人なら兵藤のハリセンで静かにしてまーす」

「なるほど。兵藤には何時も感謝しているが、また何かあればまた頼むよ」

「そう言う事ですよ、さてそろそろ授業を始めないといけませんよ」

そう言う事で午後の授業をいつも通り終わらせてから、放課後にオカ研の教室に集合となった。俺らはグレモリー眷属ではないが、一応協力者として動いているしサーゼクスからの頼みでもある。ここに来る前にルフェイとゲオルグを呼び、コイツらのアドバイザーとして居た方がやりやすいと思ってね。黒歌もいたが、白音の様子見として来たようだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧