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『Face TO Face』

作者:零那
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『Don't END』



始まってもない
だから何も
終わらせれない

心に貼り付けた
メッキが段々
剥がれ落ちてく

守ってきたモノ
守ってくモノ
棄ててきたモノ
棄ててくモノ

守り続け
棄て続け
そうして
手にしたモノ

一体何をどれだけ
守って棄てて
繰り返してきた?

強情且つ
誰の意見にも
耳を傾けなかった

そんな事を
反省して改心して
やっと
聞き入れる耳を
持つようになった

そんな昔の事を
今更何故...
嘆いても意味など
持たないって...

解ってるのに

あんなに苦しい
残酷なことを
乗り越えたんだ

人生何度此の手で
終わらしただろう

強く残る想いは
たったひとつじゃ
無いって知った

死神は居るんだって
信じてるけど
連れ去られるって
解ってるけど

怖い苦しい悔しい
殺したい死にたい
そんな毎日の中で
楽しい嬉しい
あったかい...
そんな日も確かに
在ったんだって...

始まってもない
だから何も
終わらせれない


 
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