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オズのボタン=ブライト

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第三幕その一

                 第三幕  六人の子供達の到着
 カルロス達五人はボタン=ブライトと一緒にリンキティンク王の国に向かっていました。お昼御飯の後すぐに出発してです。
 地図を見ながら宮殿の方に向かいます、その道中で・
 神宝が地図を持ってその地図と回りを見回しつつ皆に言いました。
「この地図わかりやすいから」
「僕達が今何処にいるかもだね」
「うん、わかるしね」
 こうジョージにも応えます。
「宮殿の場所もね」
「ああ、あれだね」 
 そのおもちゃ箱みたいな色々と派手な色で飾られた西洋のお城を指差してでした、ジョージは神宝に言いました。
「あのお城だね」
「うん、そうだよ」
「凄い色の宮殿ね」
 恵梨香はその宮殿を観て少し驚いた声で言いました。
「青に赤に緑に」
「派手ね」
 ナターシャも言います。
「ブロックのお城みたいね」
「そうよね、おもちゃのね」
「そうしたお城ね」
「そうだね、あのお城はね」
 カルロスもそのお城を観つつ言います。
「リンキティンク王のお城だね」
「そうだね、まさにね」
「あの人のお城ってイメージだね」
 神宝とジョージもそのお城を観つつ言うのでした。
「おもちゃのお城みたいで」
「外観もね」
「お城の塔とか壁も」
 カルロスはそうしたものも観て言いました。
「ブロックのおもちゃみたいだよ」
「本当のブロックじゃないにしても」
 それでもと言う恵梨香でした。
「そうした風ね」
「本当にそうだよね」
「間違いないわね」
 ナターシャは断言しました。
「あのお城はリンキティンク王のお城よ」
「そうだね、宮殿だね」
「あの人のね」
「うん、じゃああのお城に向かって」
 そしてとです、カルロスは皆に言いました。
「リンキティンク王にお会いしよう」
「これからね」
「そして王様にお会いして」
「そのうえで」
「これからどうするかよね」
「どうしようかな、これから」
 カルロスはここで腕を組んで考えました。
「宮殿に着いたら」
「その時はね」
「どうしたものかしらね」
「そうだね、いつもは王宮に行くけれど」
 エメラルドの都のです。
「行かないといけないかっていうと」
「特にね」
「そうしたルールはないし」
「今回たまたまリンキティンク王の国に出たけれど」
「都に行くつもりが」
「どうしようかな」
 まだ考えているカルロスでした、皆も一緒です。
「本当に」
「そうね」
 ここで、です。恵梨香が。
 深く考えるお顔になってです、こうカルロスに提案しました。 
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