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アンジュリーゼ物語

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第6話 皇国を継ぐ者

 
前書き
ノーマであることが発覚しミスルギ皇国を追い出されるも、伝説の機体・ヴィルキスを覚醒させ、ミスルギ皇国に戻ったアンジュリーゼ。

しかし彼女の兄である皇帝ジュリオの死により、ミスルギ皇国の元首の後継者を決める選挙をするとエンブリヲは言う。 

 
こちらミスルギ宮のアンジュリーゼの部屋。
朝になった。
アンジュリーゼは、目が覚めて起きた。

シルヴィアは、アンジュリーゼの部屋に行き、朝食を持ってきた。
シルヴィア「歩けるようになったのは、エンブリヲおじさまにリハビリしてもらったおかげです。」
アンジュリーゼ「馬から落として本当にごめんね、シルヴィア。」
シルヴィア「いいんですよ、歩けるようになってからは、あんなことはもうどうでもいいんです。」

そして昼になり、ミスルギ皇国の女帝を決める選挙が行われた。
その選挙の立候補者は以下の通り。

アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ
シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
エルシャ・桜井(さくらい)・ミスルギ
サリア・薬水(くすりみず)・ミスルギ
クリス・奈良(なら)・ミスルギ

エルシャ、サリア、クリスのミドルネームは、エンブリヲがつけたものである。
なのでそれらのミドルネームの皇家は存在しない。
個々の立候補者が唱えるスローガンは以下の通り。

アンジュリーゼのスローガン:我が皇国の守護神・ヴィルキスは女帝の使い。
シルヴィアのスローガン:可憐なる皇女が、我が国の華やかさを守っていく。
エルシャのスローガン:少子化対策として、幼稚園をたくさん建てる。
サリアのスローガン:我が愛しきジュリオ様の後を継ぎ、国民を凛々しく導く。
クリスのスローガン:みんな友達、女帝も民も平等。

選挙の投票はネットでも行われ、全国からかなりの投票があった。
そして選挙の投票結果は以下の通りになった。

1位:シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
2位:サリア・薬水・ミスルギ
3位:エルシャ・桜井・ミスルギ
4位:アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ
5位:クリス・奈良・ミスルギ

アンジュリーゼが1位にならなかった理由は、彼女は女帝であるより皇女である方が向いているからという。
そして、女帝の誕生を祝うパーティーが行われた。
シルヴィアは、女帝シルヴィア1世としてミスルギ皇国を統治することになったのだ。

アンジュリーゼは、鳳凰院高校の学生に復帰し、サリア、クリスと共にその学校に通った。
アンジュリーゼのクラスの教室にて。
鳳凰院高校の教師「転校生2名を紹介する。」
サリア「サリア・薬水・ミスルギです。」
クリス「クリス・奈良・ミスルギです。」
その他の生徒達「アンジュリーゼ様と同じく皇族の1人だなんて、アンジュリーゼ様と仲良しって感じ。」
無論、サリアとクリスは転校生ではない。アルゼナルの元軍人である。
サリアとクリスは、エアリア部に入部し、アンジュリーゼからエアリアの基礎を教わった。

エルシャは、鳳凰院幼稚園の保母になり、アルゼナルの女児達をその幼稚園に入園させた。
エルシャ「この子達、ノーマだけど仲良くしてあげてね。」
アルゼナルの女児達は、他の園児たちと仲良くなった。
他の園児「どこから来たの?」
アルゼナルの女児達「遠くの島から来たんだよ。」

それから幾日が経ち、エンブリヲはアンジュリーゼにこう言う。
エンブリヲ「マナの世界の謎に挑んでみないかい?アンジュリーゼ。」
アンジュリーゼ「はい、挑んでみたいです。何故ノーマが生まれてくるのか、マナの光は何処から発せられるのか。」
エンブリヲ「その望み、私がかなえてあげるよ。では、暁ノ御柱に来たまえ。」
アンジュリーゼは、エンブリヲに車で暁ノ御柱に連れて行ってもらった。
そしてエレベーターでその柱の地下深くに行く。

アンジュリーゼは、とんでもない光景を目にする。
それは何と、巨大なドラゴンが円柱型の結界の中に閉じ込められているのだ。
アンジュリーゼ「何なのですか、これは。」
エンブリヲ「その柱の中のドラゴンが、マナの光を世界中に届けているのだよ。」
アンジュリーゼ「それ本当なのですか!?」
エンブリヲ「ドラゴンの住む世界に行ってみないかね?そうすれば、マナの世界の謎が更にわかってくるよ。」
アンジュリーゼ「ドラゴン達、人間でないと思われたくさん殺されてきたんですね。彼らは一体どんな生活を送ってきているんでしょうか。」
エンブリヲ「知りたがり屋な皇女だね。」 
 

 
後書き
・次回予告
シンギュラーを超え、ドラゴン達の住む世界に行くアンジュリーゼ達。 
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