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並木道

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5部分:第五章


第五章

13.白銀の光
 何もなかった夜空には  明るい光

 白銀の月の光がある

 その光を見ていると  その光の中にいたくなる

 冷たく澄んだ光  綺麗なまでに穏やかな光

 眩くはないけれど  穏やかな優しさがある

 優しい光の中で一人

 たたずみながら酒を口に含む

 酒にも月が映っている  月の光が

 透き通った酒の中の白銀の光

 それを眺めながら酒を楽しんでいく

 光を友に


 明るい光が夜空に  紫苑の夜に

 柔らかな白銀の光

 その光の下で一人  穏やかな気持ちでいて

 杯を手にただ  酒を友としてたたずんで

 音は何もなくて  しんと静まり返っている

 穏やかな光があり

 それだけが夜の中にある

 夜空を照らす白銀の  月の光が

 世界を照らす幻の世界において

 ゆっくりと見上げながらまた一杯

 光を楽しみ


 透き通った酒の中の白銀の光

 それを眺めながら酒を楽しんでいく

 光を友に


14.スキャンダラス=ラブ
 許されない恋だからこそ

 してみたい恋なのさ

 だから俺は御前に言うさ

 LOVE YOU LOVE YOUR HEART  

 御前を見たその日から

 俺は御前のことだけを考えてるから

 何があろうと誰が反対しようと

 御前は俺のものそう決めたから

 恋はスキャンダラスなものに限る

 だからこそ楽しいのさ

 御前を連れ出して一緒に

 スキャンダラス=ラブを楽しみたい

 
 してはいけない恋だけど

 手に入れたいのさ

 だから御前に言わせてみせる

 NEED YOU NEED YOUR HEART

 御前にそれを言わせたいから

 俺は今もこうして前に突き進む

 誰が何と言っても構うものか

 御前の微笑みを手に入れるまで

 恋はスキャンダルなものでも恋

 理屈なんてないんだ

 御前を手に入れてそこで

 スキャンダラス=ラブをはじめよう


 恋はスキャンダラスなものに限る

 だからこそ楽しいのさ

 御前を連れ出して一緒に

 スキャンダラス=ラブを楽しみたい


15.GARDEN
 あの日君と一緒にいたね

 太陽が照らす庭に二人

 二人で楽しく過ごしていたね  あの暖かい日

 今僕は一人その庭にいるよ

 君がいなくなった庭で  たった一人で

 あの笑顔が忘れられずに来たけれど

 やっぱり笑顔はもうそこにはない

 あの時のままの君もあの時のままの僕も

 いなくなってしまったね

 そのことを噛み締めながら一人

 庭でたたずむ


 あの日君と二人過ごした

 明るい庭はまだあるよ

 二人で明るく笑い合った  楽しい日々は

 もう戻っては来ないけれど

 その日の思い出は今でも  僕の心に

 思い出だけはずっとあるけれど

 君はもうここには来ないから

 あの楽しい昨日も明るい君と過ごした時も

 消えて見えなくなった

 けれど思い出だけは残ったから

 その中にいたいよ


 あの時のままの君もあの時のままの僕も

 いなくなってしまったね

 そのことを噛み締めながら一人

 庭でたたずむ
 
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