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Blue Rose

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第七話 姉としての責任その九

「不吉って思っておくか」
「そうそうない様なね」
「大嵐でも来る様なな」
「そうした前兆だって思うんだね」
「むしろそんな珍しい魚見たらな」
 笑いながらこうも言った。
「ラッキーってことか」
「滅多に出ないお魚だしね」
「出て来て大嵐になっても」
 それでもというのだった。
「見たいものだな」
「そこが龍馬だね」
「俺らしいか?」
「うん、大きいからね」
 その器がというのだ。
「龍馬はすでないとね」
「そうか、じゃあ俺らしくな」
「リュウグウノツカイを見てもだね」
「そう思うな」
 笑いながらだ、龍馬は優花にそうした話をした。そしてだった。
 優花は家でだ、姉に夕食を共に食べながら提案した。
「何処かに行く話だけれど」
「そのことね」
「植物園とかどうかな」
 龍馬と話したことを提案したのだった。
「学園の中のね」
「あそこね」
「うん、姉さんあそこ好きだよね」
「ええ、それに優花もよね」
「二人共好きだし」
「そうね」
 優子は優花のその言葉を聞いて頷いた。
「それじゃあね」
「植物園だね」
「休日に行って、日曜に私がオフなら」
「その日にだね」
「二人で学園に行って」
 植物園のあるその場所にだ。
「動物園や水族館も回って」
「そしてだね」
「時間の許す限りそうした場所に行って」
「博物館とか美術館も」
「それでね」
 その最後にというのだ。
「最後にね」
「植物園にだね」
「行きましょう」
「そうだね、それがいいね」
 優花は姉の言葉に頷いた。
「そうして回ったらね」
「ええ、優花の話を聞いて思ったわ」
 そうして回ろうとだ。
「そうしましょう」
「それじゃあね」
「その日曜日にね」
「何時になるかな」
「実は今週なの」
 優子は単刀直入という感じで答えた。
「それはね」
「えっ、今週なんだ」
「そうなの、どうかしら」
「うん、じゃあね」
 優花は優子にすぐに返事を返した。
「今週ね」
「優花は休日はお休みよね」
「美術部はね」
「日曜部活ないわね」
「うん、いつもね」
「だからなのね」
「僕は何時でもいいよ」
 日曜はというのだ。
「だから今週もね」
「いけるのね」
「僕はね、それじゃあね」
「今週の日曜行くわよ」
「色々な場所に」 
 学園内のというのだ。 
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