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幻想入りした一人の変態紳士のお話

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第1章
  第5話 博麗神社の紅白巫女

 
前書き
学校が始まったので投稿がいつもよりも遅くなります 

 
第5話 博麗神社の紅白巫女

彼方「ぬぅ…やはり里に入るのは勇気がいるな」

全裸で里に入り里の娘にその姿を見られ挙句の果てに追いかけ回されたのだ。勇気が必要だろう。深呼吸をして落ち着こうと思った暁は息を吸い込み吐こうとした時

村人「あんれぇまぁ?お前さん外の人間だべか?」

彼方「カヒュー…カヒュー…」

急に後ろから話しかけられた暁はびっくりして息を一気に吐いたので肺が痙攣を起こしていた。

村人「博麗の巫女さんの所に行きたいんだべ?博麗神社はこの道を真っ直ぐ行けばつくっぺ」

聞いても無いのに博麗神社の行き方を教えてくれた。この世界に外来人が来たら必ず博麗神社に行くと認識しているのだろう。

彼方「あ、ああ。どうもありがとう」

村人「いいっぺぇ。道中は比較的友好な妖怪しかおらんから多分安全だっぺぇ」

と、いう感じで老いた村人の心に和まされた彼方は村に入るの事が出来た。

彼方「案外店とか少ないんだな…と着いたか」

目の前に馬鹿でかい階段がある。4桁あるんじゃないかと思わせる程大きい。

彼方「これ外の世界にあったら「上りきったらご利益あるよ!」的な感じで繁盛してたかもな」

〜1時間後〜

彼方「つ…着いた。疲れた…休もう」

手水舎から水をすくい喉を潤す。そのまま神社の階段でぼ〜っとしていると目の前から黒い物体が物凄いスピードで飛んでくる。彼方はこのままだとぶつかると判断したので隅っこに移動した。そのまま博麗神社の真ん中に突っ込んで行った黒い物体が箒?から降りてこちらに向かってくる。

彼方「あ!魔理沙!」

魔理沙「何で私の名前知ってるんだぜ!?」

確かに初対面の相手に名前を知られてるのは驚くだろう。

彼方「ああ、お前が里では有名な魔法使いだからだよ」

魔理沙「ええっ!?そうなのか!?照れるぜ〜」

魔理沙「ところでお前の名前は?」

彼方「暁 彼方だ」

魔理沙「そうかぁ。覚えてたら覚えておく」

彼方「(それは覚えると言うのか…?)」

魔理沙「彼方がここに来るって事は霊夢に何か用があるんだろ?」

彼方「ああ、ここの階段無駄に多いからな。休んでた」

魔理沙「まぁ、里の奴らは飛べないからな。仕方ないな」

どうやら暁を人里の者と勘違いしているらしい

彼方「ああ、俺外来人なんだ」

魔理沙「へぇー外来人か。なら、納得だな」

彼方「あんまり驚かないんだな」

魔理沙「珍しいっちゃ珍しいけど結構見てきてるからな」

彼方「ふーん、そんなものか」

魔理沙「ま、立ち話もなんだし、家に上がろうぜ!」

?「あんたの家じゃないけどね」

そこには紅と白の幼気な少女が後ろに立っていた。

魔理沙「あ、霊夢」

霊夢「まったく…話し声が聞こえたと思ったら参拝客じゃないのね。はぁ〜〜」

魔理沙「私が会いに来てやったのにいきなりため息は酷くないか?」

霊夢「で、そちらの殿方は参拝客?」

魔理沙「て、無視かよ」

彼方「いや、俺は博麗さんに頼みがあってここに来たんだ」

霊夢「霊夢でいいわよ。わかったわ、取り敢えずお上がんなさい」

魔理沙「おじゃましまーす」

霊夢「貴女は呼んでない」

魔理沙「まぁまぁ、そう言うなって」

霊夢「そういえば貴方の名前聞いていなかったわね」

彼方「ああ、すまん。俺の名前は暁彼方だ」

霊夢「彼方さんね、わかったわ。で、用件は何?」

彼方「ああ、俺は実は外来人なんだ」

霊夢「ふーん」

彼方「魔理沙の言うとおり驚かないんだな」

霊夢「まぁ、たまにあるからね。それで帰りたいの?」

彼方「いや、帰りたくない。ここで永住する」

霊夢「珍しいわね。大体が帰りたいって言うわよ?」

魔理沙「何で帰りたくないんだ?」

彼方「・・・ここには…夢があるんだよ」

霊夢&魔理沙「?」

彼方「まぁ、そこでだ。霊夢に博麗の加護をつけて貰いたい」

霊夢「…わかったわ。博麗の加護をつけます」

霊夢「けど、つけるには条件があるわ」

彼方「どんなのだ?」

霊夢「ここに週4で参拝に来なさい」

彼方「そんなのでいいのか?…いや、結構キツくないか?」

それもそうだ。あの階段を週4で上らなくては行けない。それは今の彼方の体力ではきつい。それに高いお賽銭を要求されたら…

霊夢「お賽銭は一文以上」

どうやらこちらの通貨は江戸時代で止まっているらしい

彼方「それだったらいけるな」

霊夢「じゃあ、交渉成立ね!」

魔理沙「やったな霊夢!良い金ヅル見つかったじゃないか」

霊夢「失礼ね、そんなんじゃないわよ」

彼方「(あの階段を週4か…)」

霊夢「じゃ、早速やるわよ」

彼方「ああ、頼む」

〜少女加護付与中〜

彼方「う、うぉおおおおおお!!!ち…力がぁああああみなぎってぇえええええ」

彼方「…来ない」

霊夢&魔理沙「・・・」

霊夢「そんなの当たり前でしょ?」

彼方「(すべったー…はずかちぃ)」

彼方「まぁ、それは置いといて俺はこれからどうすればいいんだ?」

霊夢「うーん…ここに永住するって人あんまり居ないからどうすればいいのかしら」

魔理沙「まぁ、取り敢えず今日の所は霊夢の家に泊まれば良いんじゃないか?」

霊夢「そうね、そうしましょう」

魔理沙「ついでに私も泊まらせてくれよ」

霊夢「嫌よ、何で泊めn「酒とキノコ持ってきたぜ」仕方ないわね」

一方暁は瞑想していた

彼方「(やべぇよまた女の子の家に泊まるのか…精神がもたねぇよ…頭がクラクラしてきた)」

霊夢「彼方さん、薪割ってくれない?その間に七輪用意しとくから」

彼方「んああ、わかった」

〜少年少女食事準備中〜

魔理沙「かぁ〜旨い!酒は最高だな」

霊夢「何一人で一杯やってるのよ!私も飲ませなさい!」

彼方「何という光景…まだ幼気な少女達が酒を飲んでいる…モラルが死んでいるというのか」

霊夢「彼方さんもー一杯やりなさいよー」

彼方「…飲むか」グビッ

彼方「…あ、旨い」

魔理沙「わかってるな!ささっもう一杯」

・・・その後酒でぶっ潰れた彼方はそのまま寝るのであった 
 

 
後書き
次はAQの所に行きます 
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