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リビーおばさんのお話

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第三章

「だから楽しんでね」
「それじゃあね」
「今からね」
「楽しませてもらうわ」
 お友達の猫さん達も笑顔で応えてでした、そのうえで。
 お家のテーブルに座ってです、そうして。
 紅茶を飲んでティーセットを食べつつです、お喋りも楽しむのでした。
「最近物価高いわよね」
「また高くなったわよね」
「少し下がって欲しいけれど」
「そうもいかないわね」
「困ったことよね」
「けれどね」
 物価は高くてもというのです。
「ものの質はよくなってきたわね」
「ええ、そうよね」
「最近ね」
「物価は高くなったけれど」
「品全体はね」
「質がよくなってきたわね」
「これはいいことよね」
 このことは皆さん素直に喜んでいます、そして。
 今度はです、それぞれのご主人や子供達のこともお話するのでした。紅茶とティーセットを楽しみながらです。
 そうしてです、五時近くになるとでした。
 奥さん達はお家の壁にかけてある時計を見てこう言いました。
「もう五時近いし」
「それじゃあね」
「今日はこれで終わりね」
 こうお話するのでした。
「それじゃあまた」
「また一緒にお話しましょう」
「お茶を飲みながらね」
「パーティーしましょう」
「今度はタビタさんのお家でだったわね」92
 次のパーティーの場所のこともお話されました。
「今日はいないけれど」
「ご家族でピクニックに出ているからね」
「だからね」
「今日は参加していないけれど」
「次のパーティーはね」
「あの人のところでね」
 こうしたことも楽しくお話してでした。
 奥さん達はリビーさんのお家を出ました。お別れの挨拶をしてから。こうして楽しいパーティーは無事に終わりました。
 そしてリビーさんが後片付けをしているとです、ご主人が帰って来てそのうえでこう言ってきました。
「もう終わったね」
「ええ、ちょっと前にね」
「今日も楽しかったかな」
「とてもね」
 リビーさんはご主人ににこりと笑って答えました。
「色々とお喋りも出来たわ」
「それは何よりだね」
「さて、そろそろね」
「ええ、子供達が帰って来るわね」
「そうだね」
 ご主人はリビーさんににこりと笑って応えました、そして後はまたお家でくつろぐのでした。


リビーおばさんのお話   完


                     2015・12・11 
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