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ガンダムビルドファイターズ ~try hope~ 外伝

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リクエストSP~
  リクエスト4!『3人の休日編』!

 
前書き
さーてさてさて。では溜まっているリクエストを消化していきますか。まずは、3人の休日編が読みたいと言う要望があったので、これを先に記載しますね。ではどうぞ。 

 
───サオトメ ヒロヤの場合───





「………………暇だ」

ベットに座り込んでそう呟く。時刻は十時半。休日だというのに六時半には起きてしまい、朝から暇を潰すために課題をやっていたがすぐに終えて暇人と化している。

あまりにも暇すぎるので、トウイに『暇だ』とラインで送ると、二秒で『暇人めっ! 』と返ってきた始末だ。

結論、暇過ぎて死にそうです。

「………………てきとうに体でも動かしてくるか」

まずはある程度部屋の中を片付け、ある程度スペースを確保したら腕立て・腹筋・背筋やその他もろもろの筋トレをし、一通りやったら外に出て木刀で素振りを開始する。





───ハルカゼ トウイの場合───





「全く。これだから暇人は………」

とあるメガネ君からラインで『暇だ』と来たので、すぐに返信してスマホをズボンのポケットに入れる。

「さて、今月はどんな作品があるかな~? 」

TSU〇〇YAで電撃Hobbyの雑誌を立ち読みし、何か参考になるものはないかとじっくり読んでいく。ちなみに今月もクラタさんの作品が載っているよ。

「ん?おいクソ兄貴。なに立ち読みしてんだ? 」

「ちっ!お前かデッカイの。あいにく僕はお前に構っている暇などないので、お前は家で大人しくニート生活を送っていろ」

「誰がニート生活だゴラァ! 」

「一日中ベッドでゲームや漫画や昼寝ばっかしている奴が何を言う……」

「ちょっとお客様。店内ではお静かにしてください」

「あ、すいません……クソアニキメ………っていねぇ!? 」

「え?最初からお客様一人じゃありませんでしたか? 」

「そ、そんな訳が……」

混乱しているクオンをTSU〇〇YAの入り口で一瞥し、その場をすぐに離れた。

「ふー。やれやれだね」





───トオサカ シノの場合───





「うぅ…………全然分からないわ……」

自室の机に座り頭を抱える。前日に渡された課題を早めに終わらせようとやり始めたが、一向に進めず(つまず)いている。
ヒロヤ達に聞けばいいけど、流石に毎回聞かれると迷惑だと思うし…………どうしよう?

一人悶々と悩んでいるとスマホにトウイから電話が入り、なんだろうと思いながら電話に出る。

『もしもしシノさん。君の心の声を聞いたよ。課題が一向に進まなくてヒロヤ君か僕に聞こうと思ったけど流石に迷惑だと思って悩んでいるんだよね? 』

「え?いつもの事だけどなんで会ってもいないのに心の声を!? 」

『アハハハハ。まあ気にしない気にしない。今ちょうどヒロヤ君は暇人と化しているから、聞けばいいと思うよ。本人も別に迷惑してないしさ』

「といっても」

しかしそれを遮るかのように

『大丈夫大丈夫。さあレッツゴー』

とだけ言い、一方的に電話を切られツーツーという音だけがその場に響いた。

「…………はぁ」





ーーー--





「疲れた…………てか俺なんでこんな事してたんだっけ? 」

素振りを千回終えた俺は自室に戻り、タオルで汗を拭く。ベッドの上に置いていたスマホに着信が入っているのに気づく。

「なんだ? 」

スマホを手に取り確認すると、シノからラインで『課題の解き方を教えてください…………(^-^; 』っときていた。

「あー、やっぱり今回も駄目だったか。毎回必ず自分だけでやりきってみせるって言ってるけど、出来た試しもないしな。まあ勉強は苦手らしいし、仕方ないか」

『了解。今どこまで解けているんだ? 』っと返信すると、すぐに『問2です…………』っと返ってきた。

「まだ二問目かよ…………これなら通話で教えた方が早いか? 」

答えを写真に撮って送れば早いが、それじゃあシノのためにはならないしな。
『通話で教えるか? 』っと送るとすぐに既読はついたが、返信が返ってきたのは十分後だった。

『じゃあお願いします(^_^;) 』

シノからの了承も得たので早速通話をし、机の上に放り出されている課題を手に持って解き方を教える。

「違う。そこは虚数解で解くんだぞ」

『む、難しいわね…………』

「だからって、放置していると後々大変なことになるぞ?今のうちに最初の方をしっかり出来てないとな」

『善処するわ…………』

引き続きシノに勉強を教え、大体三十分ちょっと経つとシノも課題をやり終えたらしい。

『疲れたわ…………』

「お疲れ。にしても、シノは授業は真面目に受けてんのに何で勉強が出来ないんだろうな」

『それは私が聞きたいわよ。逆に何で、ヒロヤはそれほど真面目に受けてないのに勉強出来るのよ? 』

「それについては俺も知らん」

『なんでそんなにハイスペックなのよ…………少しは分けてほしいわね』

「んなこと言われてもどうにも出来ないぞ」

『はあ……………にしても疲れたわ』

「だったら何か気分転換でもしてきたらどうだ?課題も終わったんだし他にやることとかないんだろ? 」

『そうね…………確かに特にやることはないわね。あっ、じゃあヒロヤ。このあと時間はあるかしら? 』

「嫌というほどある」

『それじゃあちょっと買い物に付き合ってくれないかしら?確か先週に新しいガンプラが発売されたらしいのよ』

「分かったよ。となると、いちば模型店で集合か? 」

『まあそうね。それじゃあ待ってるわよ』

「あいよ」

通話を切り、早速支度をしていちば模型店に向かう。距離はややあるが、新しく買った自転車を使って移動したため、すぐに着いた。

「あ、来たわね」

「おう。そんじゃ中に入るか」

「その前に自転車を停めて来なさいよ」

「ここって駐輪場なんてあったか? 」

「イチヨウさんの店だし、どこか邪魔にならない所に置いたら? 」

「んじゃそうすっか」

自転車をてきとうな所に停め、早速中に入ると見慣れて人物がガンプラの箱を持って何かを考え込んでいた。

「ん?やあやあヒロヤ君、シノさん。二人でデートでもしてたのかい? 」

「ち、違うわよっ!! 」

「違うっつーの」

「アハハハハ。まあどうせシノさんの買い物にヒロヤ君が付き添ってるって感じなんでしょ? 」

「まるで聞いてたかのような感じで言うな」

「それよりも、なんでトウイがここにいるのよ? 」

「いやさー。実は本屋で雑誌を立ち読みしてたら弟が来てね。それで一旦その場から離れて、弟が出た所を狙ってもう一度立ち読みしてたら、先週に新しいガンプラが発売したって載ってあってね。それでこうして来てるんだよ」

「へー。んで、結局何が発売されたんだよ? 」

「「プチッガイ」」

「……………すまん。なんだそれ? 」

「簡単に言うと、ベアッガイを小さくして可愛くしたやつ」

「計四種類のバージョンがあって、女の子から人気なのよ」

あー、それでシノが買い物に来たと。確かにトウイの手にはそれらしきものがあるし。

「赤、青、黄色、ピンク。シノはどれを買うんだ? 」

「私は黄色とピンクよ。トウイは何色を買うのかしら? 」

「僕は青二つにしよっかな」

「赤も買ってやれよお前ら…………」





───プラスアル~ファ~♪───










───コムカイ ユウトの場合───





「やっぱりep4が一番だな俺は」

自室で機動戦士ガンダムUCを全話一気見しようとし、ep4を見ながらそんなことを口にする。

『ガンダムっ!!俺に力を貸せっ!! 』

「おおっ!!ユニコーンガンダムに呑み込まれずしてNT-Dを!やっぱりいいなユニコーンはっ!! 」





───アマミヤ アカネの場合───





「え~と。次は牛乳を入れて…………」

ボウルの中に牛乳を加え、卵、ホットケーキミックスの粉と混ぜ合わせる。休日はお菓子作りをし、それをクラスメートや部員に渡したり自分で食べたりする。

「う~ん。ココアパウダーでも混ぜて味を変えてみようかな? 」





───ヨシナ リンドウの場合───





「サカキ。手が止まっているぞ」

「わりぃって!てか何で大学は無駄に勉強が難しいんだよ!俺もう初っぱなから危なかったんだぜ!? 」

「そうならないために勉強をするのだ。勉強を教えてくれと言ってきたのはサカキだぞ? 」

「いや確かにそうだけどな。けどずっと座りっぱなしは(しょう)に合わねぇんだよ」

「それでも大学生か…………」

「そうだ!息抜きにガンプラバトルしようぜ! 」

「この範囲が終わった後でな」





───リンヤ、クオン、ジュンイチの場合───





「まったく…………クオンもジュンイチも約束の時間を守ってよ」

「寝坊しちまったんだよ!わりぃ! 」

「リンヤ。俺の場合クソ兄貴のせいなんだけど」

「ハイハイ。いいからさっさと家に向かうよ。今日は大会に向けての事前ミーティングとガンプラ製作なんだから」

「あっ、俺ガンプラ持ってくんの忘れちまった」

「あっ、俺もだ」

「何やってんの二人共…………待ってるから早くガンプラ持ってきてね」





───イチノセ ユウキの場合───





「いらっしゃいませ。お席はあちらになります」

寿司屋でバイトをしていた。

「おーうユウキ!そこの客の次はあっちを頼んだぞ! 」

「了解ッス」





───イガラシ リュウの場合───





「はあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!! 」

『BATTLE ENDED』

「イガラシ リュウ君の勝ち!よって、優勝者はイガラシ リュウ君に決定です!! 」

ガンプラバトルの大会に出ていた。





───ヒナタ シンジの場合───





「はっ!はっ!はっ!! 」

胴着を来て、外で次元覇王流拳法の鍛練を行っていた。木に向けて拳を打ち込んでいく。

「はあああぁぁぁっ!! 」





───ミヤモト ユウの場合───





『BATTLE ENDED』

「クッソー! 」

「おいおい。これで何人抜きだよ? 」

「合計三百か四百は倒したんじゃねぇのか? 」

「対戦ありがとう!次に対戦する人はいませんかー? 」

「よーし!じゃあ俺がやる! 」

「OK!じゃあやろっか! 」

大きな店のバトルシステムで毎週休日の午後に挑戦してくる人を募集し、午後はバトルで明け暮れていた。





───モチヅキ ミサキの場合───





「……………………」

本屋で雑誌を立ち読みしていた。無論、電撃Hobbyの雑誌だ。

「プチッガイが発売してたんだ……可愛い…………」

雑誌を読み切り、元あった場所へと戻しスマホを取り出す。ある人物にラインで『プチッガイもう買った? 』っと送ると、『まだだよー。ちょうどさっき発売してるのを知ったばかりだから』と返ってきた。

『じゃあ買ってくれる? 』っと送ると、『どうやって持っていけばいいの!?東京まで行ける余裕ないんだけど!? 』と返ってきた。

『じゃあ、宅配便でお願い。色はトウイ君に任せる』と送ると、『宅配便!?てかもう買う前提の話!? 』と返ってきたが、すぐに『住所は前に教えたから、出来上がったらお願いね。それじゃあまたね』っと返し、スマホをポケットに戻した。

 
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