| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

補習授業のヒーローズ
  消滅による処置×黒神眷属として表舞台に立つ五人

月中基地本部ではD×Dにいるはずの織斑一真がロストした事で、全通信回線を次元パトロール隊第0課に向けて発信し続けていた。そして前回も起きた現象により、一時的に肉体が滅んだとしてもまた復活出来るように創造神黒鐵の神殿にアクセスしていたクリスだった。

『こちらトレミー1番艦ですが、智君は!?』

「月中基地本部ですが、教訓を受けて神殿を作ったお陰で現在神殿内に黒鐵改と再構築中の織斑総司令官がカプセル内におります」

『いきなりコップが割れたから何事かと思いましたが、やはりどの世界にも神殺し系統の武器があったようですね』

「こちらも焦りましたが、黒鐵改が消えたと思いきや神殿内にある異空間にいますからね。とりあえず優斗君をこちらで呼びましたので、奏さんはD×Dにいる皆さんを安心させて下さい。それと冥界にて、大量のドウターゲートが出現した事で発進許可が出ましたから」

『了解しました。これから皆が居る所に戻りますので、何か分かり次第伝えてほしいです』

一方黒鐵神殿では、内部まで入れないが外部から映像のみ見れるようになっている。そこには黒鐵改が立っており、射影体として存在している織斑一真と一緒に連れてきたドラゴン達を紹介していた。ここは外部からでは開けられない場所であり、内部を知る事が出来るのは月中基地本部の総合管制室にいる者らしか知らんからな。

「ここが相棒が言っていた黒鐵改専用格納庫なのか?」

『そうさ、ここは黒鐵神殿と言ってな。随分前に肉体が消失しちゃった事があってから、ここが創られたのさ。その時は神界の者らが作ったと聞いているよ』

「私達も一誠『ここでは一真さ、俺の本名だよ』・・・・なるほどね、だから奏さんや優斗君の姓名が織斑なのね」

『もし肉体が消滅したとしても、黒鐵改とこの神殿がある限り俺は死なないようにシステムに組み込まれているのさ。消滅した肉体を再構築するには、あそこのカプセル内にいる俺であるけどな』

「でも何で僕達はヒト化になっているの?ティアマットは納得だけど、僕らは小型ドラゴンだったはず何だけど」

『この神殿内では基本的に入れるのはこの俺であり、もし俺の中にいた者がいた場合は強制的にヒト化とさせるのさ。そして神の僕としてなら、ここに居る事が出来るのでね。俺は射影体としているからな』

ヒト化となったドライグ、サマエル、ティアマットは一時的にこの神殿内にいる事となるので神の僕としてヒト化となっていた。すると異世界または異空間から神界・冥界が繋がったのか、他の神話にいる神仏が集まってきたので俺とドライグ達は飲み会を始めたのだった。奏はD×Dに帰還し、優斗はこちらに戻って戦術機チームを乗せて援軍として来させる為にな。

一方ヴァーリ達はグレモリー眷属と別れて黒神眷属は次元の狭間本家へと向かっていた。ヴァーリが語り部となっているので、俺が従姉さんに報告する義務がある。一誠が消滅した事で、一時的にトレミー艦長となった事で一部の黒神以外全員を乗せてな。

俺は艦長席に座っていたが、俺が代理艦長になるとは思わなかった。イリナとレイヴェルと黒歌は、グレモリー眷属の近くで待機していると言ってたしシーグヴァイラとソーナは各眷属と合流した。

『一誠が消滅する何て事は、私ら二天龍が封印後の対ドウター戦で消滅した事があったがまた起こるとはな』

「そうなのかアルビオン。だが俺は信じているさ、何せ一誠が消滅したとしても俺らの中にある黒の駒は消滅していないからな」

「その通りだヴァーリ。俺らの中には、確かに一誠の旦那から受け取った力と剣が残っている」

「そうですよ、私達は信じています。必ず戻ってくる事をね・・・・アグニ様とオーフィス様は先に戻ると言ってましたから、今頃ルシファー様にも伝わったはずです」

『皆さん、そろそろ次元の狭間本家が見えてきましたので着艦させます』

次元の狭間本家に到着してからリビングに向かうが、ここにいる恋姫チーム以外のチームは俺達に声を掛けるが皆黙っていた事に反感を持った。だが桃香さん達が、一緒に来れば分かると言って無言で付いて来る。

そしてリビングへ到着すると、既に情報を知ったアスモデウスがアグニとオーフィスとの事実を確認していた所だった。前四大魔王と元神が座っているけど、どうやら事実を俺の口から聞きたい様子だった。

「お帰りなさいヴァーリ。先に帰ってきたアグニとオーフィスから聞いたけど、本当の事はどうなのかしら?」

「従姉さん・・・・俺は、俺達は一誠を守る事が出来なかった!」

「そう・・・・やはり本当のようね。アスモデウス、先程届いたトレミー3番艦にある記録映像を見せて頂戴。アグニとオーフィスから聞いた時は嘘と思ったけど、本当のようだし私の孫が嘘を言う訳ないものね」

「分かったわ。恋姫チーム以外の者達は嘘とか思っているけど、これは事実よ。先に戻ってきたアグニとオーフィスから聞いていたし、目の前で消滅した事についてもね。これでも信じないのなら、先程届いた映像があるからこれを見てみましょうか」

「・・・・ご主人様は神殺し系統の武装と神殺しの毒によって、瀕死になったけど消滅しまったのは事実です」

桃香が泣きながら言っていたので、事実だと知った吉音達や箒達だったので責める必要性がなくなった。そして記録映像を見る為、部屋を暗くして最上級死神であるプルートと戦っていながらCB総司令官の命令により全員トレミーに避難した。

途中で攻撃を受けそうだけど、ゲオルグとルフェイからの後方支援によって守護されていた。脱出後の映像を初めて見たアグニ達だったが、旧魔王派の悪魔が来て弓矢と剣により貫かれた一誠。

『これは僕の力を使った武装だよ!』

「その通りだ、これはハーデスから借り受けた物でね。貴殿がサマエルを解放前に、対策として持っていたようだが正解のようだな」

「くっ!これでは俺がやられるが、サマエルはこれの解毒を何とかしてくれ『やってみるよ!』俺は回復によるが、神殺し系統のをどうやって手に入れたのやら」

「ふふふ、苦しいでしょう?それは貴方にとっては猛毒だ・・・・神殺しの毒と言ってもいいでしょう」

「その通りだが、まさか貴方の中にサマエルがいるとは計算外でした。でも禁手が解いた以上、この攻撃には耐えませんがね!」

この時はまだ消滅していなかったが、旧魔王派の悪魔らが撤退したと思えば一人の悪魔が殿として残ってから剣で突き刺した。一誠は神オーラとエクスカリバーの力によって、悪魔を塵と化したけど口から大量に吐血をしていたので消滅までのカウントが映像画面の右下に映し出された。これは記録映像だから、何時消滅するまでの時間を計測したのだろう。

『相棒!死ぬな。もうすぐアザゼル達が俺らを呼び寄せる龍門か神門を開いてくれるはずだ!』

『そうよ!一誠はここで死ぬようなもんじゃないわ、サマエルは解毒可能かしら?』

『今やっているけど、どうやらこの毒は僕の力を応用させて倍加と譲渡の神器でとんでもない猛毒となっている。普通の神なら死ぬ程だけど、どうやら僕が居た事により少しずつ解毒されているようだよ!』

『サマエルはこのまま解毒作業をしてくれ!俺とティアマットで相棒に声を掛け続ける、じゃないと何時消滅してまた百年眠る何て冗談は無しだ!』

「ゴハッ!くそったれ、まさかの隠し球としてサマエルの毒を応用した形で使うとはな。このままではヤバいから、これを使うぜ」

エクスカリバーを杖代わりとして、立っていたがここで何らかの瓶を取り出して飲んだ事で毒が一気に浄化されて行った。これに関しての音だけは聞こえなかったので、アスモデウス曰く秘匿情報の為にゼロが音量をオフにしたんだと。そして次に映されたのは、俺達の目の前で消えた映像で終わった事で旧魔王派と英雄派の残党が使った『神殺しの毒』に関しては後程調べる事となった。

「以上がトレミー3番艦にあった記録映像であり、この事については既に奏らも知っているようだ。一誠が創造主であるので、例え肉体が消滅しても再構築する時間があれば何時でも復活可能だとゼロから聞いた」

『我が主は創造神であり、月中基地本部にて黒鐵神殿にて再構築している頃でしょ。それより冥界が大変な事となった事についても、既にこちらも認知しましたがドウターゲートが大量に開いたそうです』

「今の所、超巨大ドウターから小型ドウターが都心へ向かって破壊活動をしているようよ。シーグヴァイラとソーナは既に各眷属にて、住民避難と迎撃をしていると聞いているわ。一誠が消滅前に警報が鳴ったから、最初は何だろうと思ったけど冥界が滅びそうなのは確かね」

アグニとオーフィスは泣き終えたのか、蒸しタオルで顔を拭いていたけどレヴィアタンはまだ泣いていたようだ。カテレアから聞いたが、姉であるレヴィアタンは悲しみに囚われると泣いてしまうと聞く。そして唯一落ち着いている恋姫チームは、他のチームが悲しみに囚われているのかここから別室にて連れ出そうとしていた。その時、扉が開いたから誰だと思いきや奏さんが到着したようだ。

「奏・・・・一誠は消滅してしまったが我達これからどうすればいいのだ?」

「心配はいりませんよアグニ。確かに黒鐵改も智君も消えてしまいましたが、私達の基地には黒鐵神殿と言うのが建てられています。そこから入れませんが、外部から通信が出来てこれからの指示書が書かれてました。実際見た方が早いので、こちらD×D外史にいる織斑奏。月中基地本部応答願います」

月中基地本部に黒鐵神殿と言うのは初耳だったが、実際オペレーターからの説明を聞いた事で全ての辻褄があった。黒鐵神殿の内部には黒鐵改と人影が見えるけど、よく見えないが医療カプセルに肉体を再構築している様を見た。

幽霊みたいに浮かんでいるのが一誠だと聞くが、もしかして本名である織斑一真の容姿のように思えた。そして通信内容を手紙として書いた事で、アグニとオーフィスもだが奏さんが読み上げた事で皆が立ち上がり聞いた。

「ここに書かれているのは、消滅した肉体は数日かかるが前四大魔王と元神に一言あると書かれています。やっと表舞台に出られるぞ、とここに書いてあります。と言う事なので、前四大魔王であるルシファー、レヴィアタン、ベルゼブブ、アスモデウスと元神であるシャルロットは外に出る事を許可します」

「やっとなのね・・・・私達が外に出れるのは一誠が何かあるかどうかだったけど、やっと出撃命令が来るとはね」

「私もやるわ!一誠君を殺した旧魔王派と英雄派の残党を氷漬けにさせてやるもん!」

「我が剣の血錆にしてくれる・・・・例え元部下であろうともな」

「私はトレミーで情報収集しているから、シャルロットも思う存分暴れてもいいわよ」

「やっと外に出られますが、一誠さんの敵討ちですよ!皆さんの力も貸して下さい」

そう告げた事で、今まで泣いていたり悲しんでいた皆が立ち上がり出撃する為に準備に入った。奏さんの任務はドウターによる破滅世界にならない事であり、今がその時なのかもしれない事で奮いい立ち上がった大江戸チームとISチーム。

そして人間界にいる国連軍第00独立特殊機動部隊ブラック・シャーク副長の劉零さんも来た事で、今からソレスタルビーイングとしての初陣として出撃命令を出した劉零さん。

「それと隊長はこう仰ってました・・・・俺が戻るまで冥界を頼むと」

「ご主人様の言う通りとなってしまったけど、これからの活躍の場をくれた事で我らも出撃する!」

「現在トレミー3番艦は代理艦長としてヴァーリとなった事で、我々も今すぐ冥界へ行くので準備にかかれ!」

『はい!/御意!/了解!/承知!』

すぐに涙を拭いたアグニが告げた事で、ヴァーリチームと英雄チーム以外のチームがそれぞれの準備の為に散らばった。俺達は最後まで泣かずに振る舞っていたが、従姉さんが来て抱きしめられた。従姉さん以外のメンツも俺以外のを抱いて一緒に泣いていた。

「よく泣かないで我慢したわね、でも今だけでいいから泣きなさい」

「従姉さん、うぅ・・・・」

そう言われた事で、ルフェイとジャンヌは抱き合って泣いていたし曹操とヘラクレスとゲオルグとレオナルドはしばらく休んでいるようにと指示を受けた。アーサーとジークはベルゼブブの模擬戦を受ける事で、最終調整をすると言ってこの部屋から出た。

一誠、お前の言う通りとなって従姉さん達はやっと表舞台に立つ事が出来た。だから早く戻って来てくれ、俺らの希望よ!冥界では大量のドウターが現れている、それを倒す為に来たと聞いたから早めに頼むぞ! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧