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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~

作者:ハマT
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第四十九問Fクラス崩壊?!

「よしこれから今日の作戦をみんなに伝える」
Cクラスとの試召戦争当日、開戦を前に雄二が皆を集め作戦を発表使用としている。気のせいかクラス全員の顔が重い。
「なあ坂本これはなんだ?」
須川が雄二に一枚の写真を見せる。そこには友香が雄二に何かを渡している様子が写っていた。
「ここ数日坂本と小山さんが結託しているって話をよく聞く。何か裏取引をして俺たちを陥れようとしているんじゃないか?」
「須川!そんなわけ・・・」
「すまないがお前の身の潔白が証明されるまでお前の作戦には従えない」
その言葉を皮切りに皆が教室を後にする。たった一人だけ残された雄二がおもいっきり黒板を殴るがその音も寂しく響くだけだった。
「やってくれたな小山!!」

「ムッツリーニよあの写真は・・・」
「・・・合成写真、俺の目は誤魔化せない」
「相手の作戦にのってやるつもりね」
開戦まで後少し最前線を任せられたムッツリーニ達が軽い雑談をしていた。写真のエキスパートであるムッツリーニは須川が見せた写真が合成であることを見抜いていた。あそこで弁護しなかったのもあえてCクラスの作戦にのり相手の作戦を潰すためだ。
(あのときは土屋君達の作戦にのったけど・・もしこの作戦がCクラスのものじゃなかったら・・・)
「な~に考えてるの?鈴」
「マナ・・・ちょっとね相手の作戦何かCクラスが考えたとは思えなくて・・」
「考えるだけ無駄だよ」
「そうですよそれよりもうすぐですから集中しましょ!!」
作戦に疑問を持つ鈴だったが姫路達に言われ思考を中断するのと開戦のチャイムがなるのは同時だった。

「敵の数がものすごく多い!!」
開戦から十分もたたないうちに敵の多さに防戦一方になっていた。
「こいつらしつこいわね!!」
「?!島田さん!!その人はBクラスの人です!!」
美波が攻撃しようとしたのを鈴が止める。
「Bクラスって・・どういうことよ!!」
「俺達BクラスはAクラスと戦争中でなどこで戦っても俺達を攻撃しなきゃいいんだ」
BクラスとAクラスの戦争により回りには何人か別のクラスの生徒が戦闘している。
「これって・・・」
「・・所属クラスを確認しないと戦死」
「ものすごくやりづらいのじゃ!!」
秀吉が敵をナギナタでなぎ倒しすぐに別の敵に攻撃を仕掛ける。姫路達もCクラスの生徒だけを狙うがだれがどのクラスかが分からない。唯一分かる鈴の指示で戦闘するがそれも付け焼き刃にすぎずムッツリーニを除く全員が判断の誤りや戦闘により戦死した。

「須川!!最前線が崩壊した!!」
「結局俺がいなきゃ何にもできねぇんじゃねぇか」
「坂本・・」
戦争開始からすでに二時間近くが経過し前線は崩壊、圧倒的にFクラスが不利な状況になっていた。残る戦力で勝つ作戦を考えることができるのは雄二くらいしかいない。
「悪いがこの戦力じゃあ引き分けしか無理だな・・明久がいりゃあ何とかなりそうだが・・」
「坂本・・」
「いいぜ須川・・・こっから俺の時間だ」
 
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