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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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学園祭のライオンハート
  英雄チーム誕生×新たな追加相手発表

学校から帰ると次元の狭間本家に向かおうとしていた。今まで面会謝絶だった曹操達の面会が、やっと出来るとの知らせが医療班から来たから、今日は部活を休んで人間界本家に戻った。

ちなみにリアス達は、学園祭準備の後に悪魔稼業をするんだとよ。次元の狭間本家に行こうとしたら、ヴァーリ達が話しかけたので曹操との面会について話したら一緒に行きたいと言ってきたヴァーリチームとシーグヴァイラとレイヴェル。

「にしてもやっと面会出来るようになったのは、何らかの理由があったのですか?一誠様」

「まあな。あちらは牢屋だし、回復完了になったとしても英雄派全員回復してないと面接しないと言っといた」

「なるほど、行動制限してあるけど基本的に行動は地下牢屋の中だけですもんね。食事もお風呂は共同ですが、部屋となる所は曹操ら一人一室で構成員が十人一室だと聞いています」

「シーグヴァイラの言う通りでな、せめて寝る場所や一人になりたい時は一人一室となる」

ちなみにソーナは、最近生徒会が忙しくて帰ってくるのはいつも夜になってしまうからだ。準備が出来次第、ヴァーリ達を連れて次元の狭間本家に行くゲートを開けると次元の狭間本家の庭に到着したので次元の狭間本家の中に入る。

で、地下牢屋行のエレベーターで降りる。降りた後ドアが開いて俺達は地下牢の入り口となるドアを開けて入室した。迎えたのは見張り役と子供神喰狼のスコル&ハティだったが、俺が来たら快く迎えてくれた。大人フェンリルは地上にて、次元の狭間本家の庭で走り回っている。

「お待ちしておりました、ご主人様」

「おう。スコルとハティも任務ご苦労さん」

俺がスコルとハティに撫でたりしていると甘える声を出し始めたので、最近遊んだり構っていないのか寂しかったらしいな。なので今だけ最大限に構ってあげてから、俺らは進んで行く。もちろん二匹も俺らの横にぴったりくっついている。いくら神殺しの力があったとしても、現在の主は俺らとなっているので黒神眷属全員を仲間意識として見ている。

「神殺しの力を持つフェンリルなのに、一誠さんに懐くとは普通ならあり得ない光景ですね」

「そうだなシーグヴァイラ。ロキの元に居た頃より刺激に満ちた生活が送れている為なのか、不満はなく寧ろ今を楽しんでいるからな。本来だとグレイプニルの影響で、巨大と力を失うはずだった。一誠が力を抑える代わりに一生忠誠を誓うなら、主の許可で本来の力が発揮出来るんだとよ。狼の本能として格付けされるが、それも無く平等にされているようだ」

「まあな。俺を主として見ているが、他の者ら全員を味方であり主と一緒に戦える者として見ている。仲間意識が高い俺らを見るとフェンリルらにとっては、最高の住み心地だろうね。真龍・龍神に伝説ドラゴンとされた二天龍と龍王、前四大魔王と元神に異世界から来た仲間達全員な」

「ところで地下牢屋と聞いているので、鉄格子だと思ったのですが違うのですね」

「ルフェイの言う通りでな、地下牢屋と言うだけだと鉄格子や檻と言ったもんをイメージするがここでは違うのさ。一見白い壁となっているが、これが出入口となっているのさ。看護師兼監視員だしメイドの格好だが、食事や風呂や簡単な検査する時だけは共同スペースを設けている。だがそろそろいらんから、壁だけ解除させるがそこに罪人がいるという訳でもない」

指パッチンすると白い壁から鉄格子となり、罪人がいるとされている者らが俺達を見ていた。共同スペースである食堂や大浴場にもいたが、そこも鉄格子で檻となった事で地下牢屋ぽくなった。ルシファー達前四大魔王と元神のシャルロットとアグニも付いて来ているが、皆曹操達や構成員達を見に来たのだ。廊下を歩いていると、左右に牢屋があり英雄派の構成員がいて数を聞くと数百人だそうだ。

一番奥に行く牢屋の中にいた曹操、ゲオルグ、ジーク、レオナルド、ジャンヌ、ヘラクレスがいた。なお今まで出れなかった出入口をこちらでも見えるようになったからか、曹操達はやっと来たかのように待っていた様子だ。医療着だけど自主トレ出来る場所もあるからなのか、地下牢に入っていてもいつでも戦闘出来る状態となっていた。

「よう曹操。気分はどうだ?」

「お陰様で怪我は治ったし、ここでの生活は最高だね。毎日風呂に入れるし、食事も美味い。それに『禍の団』にいた頃よりも生活は満足している。ところでそこの六人は誰かな?」

「そりゃそうだろう。本来ならテロリストは一生牢獄暮らしのはずが、食事と風呂に行動制限はあるが地下牢屋内ならどこ行ってもいいのだからな。俺らの生活は、お前らがいた時よりも格別なのは決まっている。コイツらの事か?左から前四大魔王のルシファー、レヴィアタン、ベルゼブブ、アスモデウス。それと元神のシャルロットで、真紅の髪をしたのはお前達が呼ぼうとした真龍ことアグニだ。ん?どうした・・・・顔が驚愕となっているが」

「う、嘘だろう!?だって四大魔王と神は死んだはず、なのに何故生きているんだ!?」

「確かヘラクレスだったな、その質問は我が答えよう。何簡単な事、二天龍を倒した後一誠が結界を張りながらストレッチャーで我らがいる次元の狭間本家に運んだからだ。命を魔力に変えたから瀕死状態だったが、我と一誠の協力により生き返ったのだ」

「だからなのか!ヴァーリが君の仲間になったのは・・・・それとオーフィスも何故抜けたか未だに信じられなかった!」

「お前達はどうする?このまま牢獄生活のままか、俺達の仲間となり俺達の力となってくれるか。二つの選択肢を用意するのでどちらか選べ・・・・お勧めは俺らの仲間となり、力となってくれた方が俺としては有難いがな」

曹操達は、俺らが聞こえないように部屋の奥に行ってから円陣して話し込んでいたが、そりゃそうだろう。二つの選択肢をいきなり選べと言っているようなもんだし、このまま牢獄生活だったら一生外には出れない。

自動的に俺らの仲間となれと言うのを誘導しているようなもんだし、今までテロリストで敵だったが力を貸してくれと願ったからだった。するといくつか質問があると言ってきたので、俺が全て答える事になった。

「質問していいか?俺らが仲間になるメリットとデメリットは何だ?」

「黒神眷属となった者は自動的に黒の駒により、ステータスの底上げと量産型聖剣エクスカリバーを譲渡となっている。それに衣食住も提供するが、まず住む場所はここではなく人間界本家に住んでもらう。しばらくはここで地獄の修業をしてもらうが、詳細はここに書いてあるのでこれを見てから再び考える時間をくれてやる」

付いて来たメイドから渡されたのは誓約書と黒神眷属になるメリットとデメリットが書かれた説明書。薄いが細かな事が書かれていたが、ヴァーリ達も興味津々だったので同じのを配布した。ヴァーリチームの時にはなかった用紙だが、黒神眷属に一生忠誠を誓いますか?とメリットデメリットに関して。

「俺らは直接説得されたようなもんだったが、改めて見るとこういう書類があったんだな」

「まあな。一応元テロリストから仲間にするには色々と決まり事があったんだが、ヴァーリ達はこういう書類無しでも既に仲間意識があった。無論保険や年金に関してはこちら持ちだからタダだし、人間界で使う金を今までお小遣いだったがこれからは給料として出すのさ。病気や怪我は医療班がいるし、瀕死の重体や死んだとしても死者蘇生や回復魔法であっという間だ」

「私達前四大魔王と元神に真龍と龍神は、まだ表舞台には立てないけどこれから起こる事を前提して鍛錬してきたしね」

「それに私達は聖書に記されし神や魔王ではなく、一人の女性となったのでこれからの生活はどれも新鮮でした。これからは一誠さんの力になる為、一生付いて行く事でもありますから」

メリットは色々あるが、黒の駒によるステータス底上げと量産型聖剣エクスカリバーの譲渡は基本となっている。黒神眷属の仲間として、これからは英雄チームとして動いてもらう。ヴァーリチームと一緒となり、人間界が主にいる場所となる。

住む環境は大豪邸で、服も一流ブランドのだし食事も朝昼夕の三食出る。それに会社のように働くのではなく、俺達の仲間として動くのであれば給料も出るからな。しばらくすると話の決着が済んだのか、代表として曹操が全員分の誓約書を渡してきた。

「俺達の選択は君達の仲間になる事だ、それが今までの罪滅ぼしだと思えば良い事。これが俺達の誓約書となるが本当にいいのか?俺達は元とはいえテロリストだぞ」

「お前達の選択肢は、非常に有り難い方向となった。ここにいるヴァーリ達も旧魔王派達も俺に忠誠を誓ってくれた。それに罪滅ぼしではなく、本当の仲間として歓迎してやるよ。それと旧魔王派は、俺が創造して創った地球の一つに住んでいる。魔王はカテレア、クルゼレイ、シャルバなので三大魔王として新たな人生をくれてやった」

「なるほどね。だからカテレア達を助けたのか、前四大魔王が生きている事で親族を救済という事か。俺達はいいとして残りの構成員達はどうするんだ?」

「構成員はほとんどが神器所有者だからな、鍛錬して至らせる。地獄のトレーニングだ、無論お前達もしてもらおうか」

俺はそう言うとお手柔らかにとビビっていたけどな、全員地下牢から出してから医療着から新たな服を着させて夕食となった。その後俺らは人間界本家に戻った。学校もあるし、学園祭の準備があるからな。バアル戦に向けてトレーニングしながら、シーグヴァイラが現当主であるウィンターから聞いた情報だと会場はアガレスの領土の空中都市アグレアスで行われるそうだ。

「俺らの力はあちら側も知っているが、新たな仲間である曹操達までは知らされてないんだろ?」

「ああ。だから俺らからのサプライズとなっているが、曹操達は地獄のトレーニングを熟してエクスカリバーを使いこなしている。こちら側に神滅具が五つある事も知らされてないし、曹操達英雄チームの禁手化も今まで未完成やら亜種やらだったが進化したそうだぞ」

「曹操の禁手化は『極夜なる天輪聖王の輝廻槍(ポーラーナイト・ロンギヌス・チャクラヴァルティン)』だったか。『七宝』と呼ばれるボウリング球大の球体が七つ出現し、それら一つ一つに神器としての能力が付加されているとかだったか。それと『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』とは違う『覇輝(トゥルース・イデア)』を持つとされていて、シャルロットの遺志=創造神黒鐵の遺志とも言われている」

「ジークの禁手化も変化がありましたし、これからは聖剣と魔帝剣を持つ剣士ですからね。ヘラクレスは禁手化を封じてリミッター解除時に出現するストフリの武装を使ってましたし、ジャンヌは聖剣創造での禁手化は変わりませんがエクスカリバーを使いこなす事で剣士同士の私やジークにとってはいい塩梅です。ゲオルグはルフェイとコンビを組んだ事で、色々と学んでるそうですしレオナルドは『魔獣創造』をもっと効率的にするとの事。戦力が増えた事で、増々悪魔相手だと最強最悪となりました」

実際はそうだしなと思っていると俺のケータイが鳴った事で出たが、相手はアザゼルだった。そんで直接伝えたいからと人間界本家に来るので、曹操達は現在次元の狭間本家にいるのでバレないので平気だ。

なので俺達はいつも通りにしていればいいとの事で、ソファに座って今度のゲームについて語っているとメイドから客が来たのでここまで通せと言った。アザゼルと何故かサーゼクスまで来たので、俺らは疑問を浮かべたがいつも通りとなった。

「悪いな一ちゃん。今度のゲームでトレーニングでもしていたのか?」

「まあな。それより何故サーゼクスまで来るんだ?それ程重大発表でもあるのか?」

「そう言う事だよ一誠君。率直に言うとゲームでの相手が増えた事を言っておこうと思ってね『増えた?するとまた誰かとコンビ組ませたゲームなのか?』そういう事になったのだよ、サイラオーグの母親が目覚めた事により、バアル家は一誠君の力を見てとても焦っていると知った上層部からの提案何だ。バアル&グレモリー対黒神となったのさ」

「マジ?と言う事は、自動的にリアス達を敵と見なければいかんのか『これに関しては俺も同意見なのさ、いくら何でも一ちゃんの力はまだまだ未知数だ。バアル眷属だけだと、黒神眷属は全勝してしまう恐れがあると思ったらしいぜ』なるほどな、アイツらは知っているのか?今度のゲームにサイラオーグと一緒に出場するという事を」

グレモリー眷属がバアル眷属とタッグを組んで、俺達と当たらせようとしたバアル家。俺らの力はまだ未知数だし、圧力をかけた事により旧貴族達の後ろ盾から大企業の後ろ盾を持つ事となった。

魔王と総督が嘘を言ってないので、帰った後俺らは次元の狭間本家にいるアグニらに念話で相手が増えたと告げた。それによりゲームのルールは変わらないが、二対一になるかもしれんとの事で例の部屋により地上で一時間経過するが例の部屋は数週間経過していた。 
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