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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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修学旅行はパンデモニウム
  対英雄派戦(1)

高級旅館前にいたグレモリー眷属とシトリー眷属がいたが、俺らは車中にて待機となっていた。匙以外の者は、シトリー眷属はホテルに戻るがソーナとシーグヴァイラは私服姿で行く事となる。だからなのか、主に匙以外の女子が激励を言っていた。

「元ちゃん、無理しちゃダメよ」

「そうよ、元ちゃん。明日は皆でここにはいない副会長へのお土産を買うって約束何だから」

「おう、花戒に草下。そっちこそ会長とシーグヴァイラさんがいるから、指示をちゃんと聞けよ」

「元士郎、テロリストにシトリー眷属の意地を見せてやるのよ?」

「分かってるよ、由良」

「危なくなったら逃げなさいよ」

「足なら鍛えてるよ、巡」

「匙、今回は私もこちら側にいますが黒神眷属の邪魔だけはしないように」

「分かってます会長」

俺らからも言ったがソーナも忠告をしてから、気を付けるように激励を貰っていた。匙の所も夏休み明けてから眷属同士で、一層仲良くなったとソーナから聞いている。ソーナが俺との婚約者になってからも、ソーナとの進展よりも好意を持っている女子と仲良しになっていた。グレモリー眷属はリアス不在のままなので、指揮を誰がやるかだった。

「部長不在のままだけど、僕達の『王』はどうしようか?」

「イリナはこっち側にいるからイリナでいいんじゃないのか?」

「確かに私は今回こっち側だけど、一誠君達と合流後はそっちに行くのよ。もし祐斗君達が黒神眷属の戦闘時に飛び出そうとした時は、邪魔させないように斬り捨てろと言われているからね」

「再三アザゼル先生と確認しましたが、それに関してはマジだそうですよ。私はまだまだ新参者なので指揮は出来ません、それだったら黒神眷属『王』である一誠さんに任せた方がよろしいかと」

俺らは俺らで話し合っていたが、やはり問題が発生した事でアザゼルは再び窓をノックする。今度は窓際で何?という顔をさせるとため息混じりであったが、アザゼルが頼み事を言うかのようだった。

「一ちゃん、悪いがグレモリー眷属の指揮を任せていいか?」

「何故俺がやる必要がある。俺らの移動手段はこれだし、これ以上は定員オーバーだぞ?」

「別行動なのは分かっているが、どうにもコイツらでは互いに指揮を任せようとしていてな。木場達の力を知る者は、一ちゃんぐらいしかいないと思うのだが」

「俺でも分からない事はあるぞ?例えばゼノヴィアが持っている物だが、何やら魔術文字が記された布に包まれた得物のようだが」

「先程教会側から届いたばかりの改良されたデュランダルだ。いきなりの実戦投入らしく、どれ程強化されたかは不明だ。ただでさえ凶悪な威力を誇るが、制御出来るようになれば燃費や使いやすさが格段にアップされた。どういう感じかはまだ分からないとの事だ」

「だろうと思ったよ。だがな、俺らは俺らで指揮する事で一杯だ。他を当たってくれよ、利害が一致してるだけなら俺よりも他がいいだろうに」

俺とアザゼルが言い合っているとシーグヴァイラが代わりに指揮を執ると言ってくれたので、俺の代わりとした指揮官となった。だが二条城に到着したら、指揮官から監視役なのは変わらずだが俺らは二条城へ行く為に出発した。グレモリー眷属+イリナと匙は二条城に行く為には、京都駅のバス停に行く事だ。俺らは直行コースなので、先に戦闘開始してるかもな。

『一誠君、早速ですが困り事が発生しました』

「困り事?何かあったのか」

『バス停にてバスを待っていると、イリナの背中に飛び乗るから何だと思ったら九重が一緒に行きたいらしいのです』

「なるほど、俺らが行く場所は戦場だし待機と言うアザゼルやセラフォルーだったとしてもそりゃ行くよな?」

「身内を助けたいと言うのであれば、イリナとシーグヴァイラが守っておけ。合流後、改めて聞くけどな」

『了解よ。私とイリナで守って見せるわ』

との事だったが、今は通信機同士での会話だったので車内にいる全員が聞いていた。金髪巫女装束少女の九重は、裏京都で待機だとしてもまだ子供だからな。安全な場所よりも母親がいる場所まで行かせてから、皆で守護すればいい事だしな。ちなみにこの車は、トランスフォーマーであるスナイプ・ゼロだから戦える。

信号待ちをしてたら、生温い感触がしたがこれは『絶霧』だな。霧は俺達が乗ってる車ごと転移後、霧が晴れたら全員いるのを確認して地図を見たら京都駅周辺にいた事を確認した。グレモリー眷属らも転移されたが、幸い九重はイリナとシーグヴァイラと一緒にいるから大丈夫だろう。別空間に創られた疑似京都らしいから、暴れ放題破壊し放題との事だな。

「一誠さん、どうやらここは別空間にある京都のようですね」

「ナビにはそれぞれ転移されたグレモリー眷属+匙さんとイリナとシーグヴァイラの反応があります。京都駅の地下ホームにいるシーグヴァイラ達と京都御所にいる祐斗さんがいるそうですが、こちらは晴明神社付近にいますからこちらから二条城までは南方向で真っ直ぐですね」

「真っ直ぐ=構成員が一杯いそうだが、そん時はゼロが砲撃するからまだ降りるなよ?」

「承知しましたご主人様」

「「了解よ」」

「ロックオンは僕がやるから、ゼロは言う通りに撃ってね」

そう言う事で二条城に到着するまでゼロが砲撃をし、ロックオン時はシャルがやり攻撃をゼロに一任。それ以外の者は体力温存だが、助手席に座っているルフェイはナビと気絶した構成員を捕縛と転移をしてもらう事になった。

京都御所は二条城の北東だし、京都駅は二条城から南だから大丈夫だが二条城中心とした広範囲に再現してあった。あちら側はアザゼルと連絡は出来ないが、こちら側は出来るので普通に通信した。

「こちら疑似空間に転移された俺達黒神眷属だ、アザゼル応答せよ」

『こちらアザゼル。早速だが一ちゃんらと木場達を一斉転移させたようだな。戦場をリアルではなく疑似空間なら戦いし放題となるのか?それとも暴れ放題なのか?木場達とは連絡が通じないが、そっちはどうなっている』

「二条城を中心に京都の町を広大に再現しているから、ゲームのフィールドもこのぐらいあると思うがレーティングゲームのフィールド空間を徹底的に研究してるようだぜ。疑似空間内は皆連絡出来るが、外とは通じないという事は特殊な結界か魔法の術式なのかもしれんとの事だ」

『なるほどな。唐突な招待客のようだが、こっちの方は任せろ。黒神眷属でのリーダー格は、俺でも恐ろしい程だ。誰なんだ?』

俺らは多分アグニかもしれんと思うが、こちらにはオーフィスがいるからな。夢幻はそちらで相手してもらうし、無限はこちらで相手するからな。とりあえず道真っ直ぐ進めば二条城なので、進むと人影が見えたが数人じゃなく大量にいた。

車内に俺らがいる事を確認した英雄派構成員は、突撃してきたが俺らが降りる事はなかったので疑問符になるが降りない理由を後程知った。スナイプ・ゼロの屋根上に砲撃をセット後ライト部分にはミサイルをセット。そんで俺らが告げた。

「ターゲット、英雄派構成員大量にロックオン!一誠、今だよ!」

「うむ。そう言う事なので、全員で叫ぼうか『おう!/承知!/うん!』ゼロ、大量に撃ちまくれ!」

『ファイアー!』

全員叫んだ事での爆撃後、フルオートだったのでこちらに来る事なく次々と倒れていく数十人の構成員だった。ついでに影使いは禁手化したのにやられていた事で、禁手化お披露目するはずだと思った。確か『闇の大盾(ナイト・リフレクション)』の禁手化は『闇夜の獣皮(ナイト・リフレクション・デス・クロス)』と言う影の鎧化となって、物理的攻撃はほぼ無効化されて本来の能力も健在だったか。

「あの禁手使いは物理攻撃や魔力に関して無効化されますが、あれは鎧でも熱さを感じるそうですね。影で転移させようとしても、自身が影となりダメージが無くとも中身は熱を感じるようですね」

「だから一斉掃射したら攻撃が効いたのか、これも一誠さんは知っていたのですか?」

「いんや。知らんが、いくら神器使いでも一斉掃射すれば当たるに決まっていると思ったからだ。実弾・ビームだから、いくら魔力で防御しても兵器による攻撃は効果抜群のようだな」

「直接攻撃は受け流せますが、道路全体を埋め尽くすミサイルやバルカン攻撃までは受け流せなかったとの事ですよ兄さん。一誠さんはそこまで万能じゃないですよ?」

妹が兄を説教していたが、そこまでにしてルフェイは転移魔法により次元の狭間本家地下牢屋に転送させた。神器を持って生まれた者は、誰しもその力で良い人生を送れる訳が無い事は無論知っている。

異能な力を持った子供がいたら気味悪がれ迫害されてしまうし、まともな生き方が出来なかった方がほとんどだ。アザゼルらはソイツらの力を貴重な存在として、スカウトしてから異能な力をコントロールしてもらいそのまま堕天使側の者になる。

その力が悪魔や天使を倒す術としてでもあるし、悪魔も堕天使もドラゴンも元々人間の敵として何だが俺らはソイツらとの仲介役をやっている。神でドラゴンの力を持っている俺らは人間にとって脅威かと思うが、こちとら脅威にした事何て無いんでな。その後進むとアンチモンスターが来たけど、バルカンやミサイル攻撃で葬れるこの力は何だろうか?と思うが、俺ら次元パトロール隊による技術の賜物だ。

俺らが降りるとスナイプ・ゼロをロボモードにした。二条城の東大手門に向かうと、まだグレモリー眷属+イリナと匙が到着してなかった。なので東大手門を、スナイプ・ゼロの砲撃でぶっ壊してから前に進む俺ら+スナイプ・ゼロ。

巨大門や櫓門が閉まっていたが、まだ役者が揃ってないから開いていない様子だった。とりあえずゼロのエナジーソードで真っ二つさせて、本丸御殿に到着した俺らを見た曹操。役者が揃ってないのにどうやって来たのか不思議がっていた。

「ようこそ創造神黒鐵兼赤龍帝・・・・と言いたい所だけど、後ろの人型は何?それとまだ役者が揃ってないのに、どうやって巨大な門や櫓門を突破したのかな」

「コイツか?コイツは金属生命体だが、余り気にしなくていいぞ。それと巨大な門を真っ二つにしたのもコイツだが、ようやく来たようだな。グレモリー眷属とイリナと匙」

俺達に気付いたグレモリー眷属とイリナと匙はこちらに来たが、所々服が破れていた。禁手使い達を倒してきたようだが、スナイプ・ゼロを見たら曹操と同じ質問してきたけど説明は後程と言っといた。九重はシーグヴァイラとイリナで守っていたようで、アーシアはゼノヴィアとロスヴァイセが守っていたようだ。祐斗と匙はタッグで次々と倒して行ったが、九重が俺を見たらすぐに俺らの所に来た。

ゼノヴィアのデュランダルは装飾された鞘に入っているが、軽く見ただけでエクスカリバーの能力を感じ取れた。攻撃的な聖なるオーラを一切感じないし、亜空間に隠さなくともいいらしい。禁手使いの刺客を倒したが、俺らは砲撃のみなので無傷に近い。曹操から下位から中堅の使い手だろうとも、禁手使いを倒してしまう俺達は驚異的なようだ。 
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