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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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放課後のラグナロク
  ロキとフェンリル対応策×昔話から今に至る現状

俺が帰ると次の日の夕方になっていた。行く前は前日の昼だったが『魔』とここの時間は、だいぶ違うようにしている。ジェットファルコンを格納庫に収納しようとしたら、グラウンドには未だ地獄の鍛錬をしているグレモリー眷属とシトリー眷属がいた。

アグニは面白そうだったが、こちらを気付くと手を振っていた。格納庫に着艦後収容してメンテナンスをするハロ達とイアン達技術班。格納庫から出て、グラウンドに行くと大の字に寝ていたグレモリー眷属とシトリー眷属だった。俺は声をかけながら回復を施した。

「皆、大丈夫か?」

「一誠、いつ帰ってきたの?それよりあの赤い髪の人に、一太刀も入れられないんだけど」

「時を止めようとしても効きませんでしたが、あのヒトは何者ですか?一誠さん」

「さっき帰ったが、俺と同等の力を持ってる盟友だ。ほう、行く前よりオーラが違うな」

皆を見たら主に魔力のオーラが上がっていた、シトリー眷属の方もだ。これで俺ら無しでも悪神ロキには対抗出来るだろうなと思いながら、家に入りリビングに行くとアザゼルとオーディンとロスヴァイセがいた。ヴァーリチームとソーナ達ここの住人は、裏庭で技練習をしていた。俺らは既に北欧関連の本を読んでいるので、魔術関連のはパスとなっている。

『ヴァーリ達、今帰ったが今日は駒王学園行ったのか?』

『お帰り一誠。俺達人間界本家の住人だと、ロキを倒すまで家の事情により休んでいる。グレモリー眷属とシトリー眷属は、使い魔達に代わり学校生活を送ってもらっているようだ』

『私としては生徒会長として、学園に行けない事は残念ではありますが心配はないでしょう。今私達は裏庭にいますので、用件がありましたらこちらに来て下さい』

「『了解した』アザゼルにオーディンとロスヴァイセ、今戻ったぞ」

「一ちゃん、ダークエルフの長老に会えたのか。オーディンの爺さんから、聞いた所によると絶滅したと聞いたがどこで会って来たんだ?」

「それは秘密だがグレイプニルはこれだ、ちゃんと強化済みとなっている。ところで、雷神トールからミョルニルを借りれたか?」

「ほほほ、それが強化されたグレイプニルかぞい?トールから借りてきたよ、創造神である黒鐵様なら使い熟せるだろうとな」

机には装飾がついたハンマーだったが、魔力を流すと雷が生まれてハンマーがデカくなって羽より軽い。アザゼルとオーディンは、流石創造神と言った所かと苦笑いをしていた。オーラ流すのを止めると、元の大きさに戻り空間の中に入れた。

「本当に神の雷が宿っているな、レプリカも一応持ってきたがやはり本物の方がいいだろうな」

「ミョルニルのレプリカも持ってきたのか。それは一応俺らが持っていていいか?レプリカでも本物に近い力を持っているが、本来神しか使えないはずを後で仕様を悪魔か堕天使に使えるようにしとく」

「ほほほ、レプリカと言っても無闇に振ると高エネルギーの雷でこの辺一帯消え去る。使用者によっては、全く使えない道具ではあるがレプリカならアザゼルらでも使えると思うぞい」

「俺は本物を持っておくが、赤龍帝の譲渡を加えたらもっと吹き飛ばされると思うな。ロキとフェンリル対策はこちらはしたが、あとは眷属悪魔だな」

すると休憩なのかそれとも俺が戻ってきた様子見として、ヴァーリと美猴が俺らの様子見に来た。アザゼルが、オーディンに追加装備をとねだってきたが断った様子のようである。ヴァーリは、黒神の力と天龍の力とエクスカリバーの力だけでいいと俺が出掛けている間に言っていた。

「美猴、丁度良い。お前にぜひ伝えてほしいと伝言をもらっている」

アザゼルはレプリカを持ってから、美猴に視線を向けた。

「へっ?俺っちに?誰からだい?」

美猴は自分に指差して、伝言相手が誰なのか考えていた。

「『バカモノ。貴様は見つけ次第お仕置きだ・・・・と言いたい所であるが、黒鐵様の近くに置いておるのなら安心じゃい。会ったら会ったで説教をするが、それで勘弁してやる』と初代からの伝言だ。玉龍(ウーロン)と共にお前の動向を探っていたようだが、一ちゃんに感謝するんだな」

「あちゃー、あのクソジジイにバレてるのか。まあいいや、今度会ったとしても説教はゴメンだね。でも一誠には感謝してるぜい、元テロである俺っちを仲間にしてくれるのは」

「美猴。一度はお前の故郷にでも行ってみるのも悪くないが、初代孫悟空と玉龍(ウーロン)に会うのも悪くない」

「止めといて欲しいぜ、ヴァーリ。俺らがテロリストの時だったら、初代のクソジジイとは化け物と言われていて仙術と妖術を完全に極めているから強いと思っていた。だけど今の俺っちは、全てのステータスが底上げしたし負ける気はしないが説教だけは勘弁だぜ」

アザゼルの言葉を聞いた美猴は汗ダラダラしてたが、すぐに収まり俺に感謝してきた。本来なら即刻説教を喰らいに行くが、仲間になった以上は引き渡すのは御免だ。だが一度は会ってみたいが、そう言うのであればいつかは出会うと思うので冗談だと言っていたヴァーリ。

「アザゼル、玉龍ってあの西海龍童の玉龍か?俺は一度会った事あるぞ、今は初代孫悟空の所にいるってのは本当か?」

「そういえば一ちゃんは、玉龍に会ってるんだったな。確かまだ六大龍王の時だったか」

あの時は龍界行って、探索してたら六大龍王に会ってたからな。その後、ドライグとアルビオンを笑いまくった。鋼鉄製のハリセンだったが、あの時が懐かしいと思った。

『玉龍とは懐かしいな、あの時は』

『確か鋼鉄製のハリセンでブン殴った時の音声を流したからな』

『あれはいつまでも覚えているぞ。あの時人間と六大龍王に笑われたのが大恥だった、まさかその時の音声残ってないよな?相棒』

『残ってるけどこの場で流してやろうか?そしたらアザゼル達に大笑いされる事になるぞ』

『そ、それだけは勘弁してくれ!頼むよ相棒『ドライグどうした?』アルビオンか』

念話で話しながら、ヴァーリの隣に座ったら何故かアルビオンが介入してきたので内容を話した。ドライグ同様に懇願して来たので止めたが、ヴァーリも念話で参加してどうして泣いてるのかに関して、訳を聞きたかったが頑なに喋らなくなった。

グレモリー眷属とシトリー眷属が、リビングに来たので念話終了して立ち上がった。アグニは?と聞いたら次元の狭間本家に戻って行った。ずっとニヤニヤしながら気分は好調だったとか、集まったのでアザゼルと一緒に作戦の確認をした。

「作戦の確認だ。まず、会談会場で奴が来るのを待ち、そこからシトリー眷属の力でお前達をロキとフェンリルごと違う場所に転移させる。転移先は、先程資料の通り採石場跡地で、周辺一帯は人払いの結界を張る。広大で頑丈だから思う存分暴れられるが、ロキについては一ちゃんとヴァーリに任せた。美猴達はフェンリルを相手にする」

「一応俺の眷属に飛行しながら攻撃出来る者達がいるので、もしフェンリル以外が現れたら殲滅させる。フェンリルは強化されたグレイプニルで捕縛するが、もしかしたらフェンリルの子がいるかもしれない。なのでそこはグレモリー眷属に任せるが、撃破はするなよ?それとロキには俺とヴァーリの二天龍とある神と一緒に戦う事となった」

「一ちゃん、それはどんな神だ?」

「この前旧魔王派が来た時に出しただろう。これで」

腰にあった物を取り出して見せたが、モンスターボールだ。俺は上に投げて、バシャーモを出したらとても驚いていた。動物や魔物でもない生き物は初めて見たが、アザゼルはあの時のかと思い出したように頷いた。

「いくら神をも殺せる力を持つフェンリルであっても、主神には行かせない。ま、俺は実証実験として自ら喰らってみたが痛覚を遮断してすぐに回復した。なので余り心配はしなくともいいが、弱ったフェンリルらを美猴、アーサー、ルフェイがこのボールで捕まえる事だ。フェンリルを俺達の仲間にする事が、第一目標となっている」

「だいたい分かったが、いつも予想を裏切る方だなと思うがフェンリルを仲間にするのか。仲間に出来たらいいが本当に出来んのか?一ちゃんも神だが、実証実験のデータを見させてもらったけどよ、本当に大丈夫なのか?爪なら良くても牙に噛まれれば致命傷だぞ?」

「そん時はそん時だ。分かっている。俺が全力を持って阻止し、このボールで捕まえるさ」

紫と白にMと書かれたマスターボールを見せた後、小さくして腰に装着した。鎖も対策もバッチリだが、ここでアザゼルが言った。

「さて、鎖も対策もバッチリだが・・・・匙」

「何ですかアザゼル先生?」

「お前も作戦で重要な事だ、ヴリトラの神器があるしな」

ヴリトラ、薄々感じてたが意識はまだだなと思った。だがヴリトラ系統の神器をくっつけると、意外に意識が回復するのかもしれんな。

「ちょ、ちょっと待って下さいよ!お、俺、兵藤やヴァーリら黒神眷属みたいなバカげた力何て無いッスよ!?とてもじゃないけど、神様やフェンリル相手に戦うのは!て、てっきり会長達と一緒に皆を転移させるだけだと思っていましたよ!」

アザゼルの一言でびっくりした匙だが、俺とヴァーリのサポートの為とか言っているがそれだといつまで経っても強くなれないぞ。今の匙の力だと神とフェンリル相手だと無理だが、ヴリトラを起こすのであれば納得がいく。

「アザゼル、まさかだと思うがヴリトラの意識を復活させる為か?匙は前線タイプではないが、この際だから行って来い匙。地獄のトレーニングになるが、頑張って逝って来い」

「そのまさかだ、転移魔法陣で冥界の堕天使領グリゴリの研究施設まで連れて行く。ソーナ、連れて行っていいだろ?」

「ええそれは勿論ですが・・・・匙。ヴリトラの意識を復活させる為であるなら、私からも地獄の扱きとなりますが私の『兵士』であるなら逝って来て下さい」

「ちょっ!会長に兵藤も行くと言う文字が逝くになってますけどー・・・・!」

楽しげな俺とアザゼルを見たソーナはてっきり止めるかと思ったが、泣き叫ぶ匙を強引に連れて行き魔法陣を展開し逝ってしまった。やはりそうかと思いながら、ここにいる俺達人間界本家の住人は一緒に合掌したのだった。頑張れ匙、お前の事は一生忘れないぜ。死ぬ訳でもないのに合掌したので、俺達以外の者は匙を勝手に殺すなだった。

『相棒との鍛錬で、あの少年の内に少しずつだが眠るヴリトラが反応し始めたのだろう』

「そうだろうな。にしてもヴリトラか、あの時振りだが俺の事覚えているのだろうか?」

『幾重にも魂が刻まれたが、きっと覚えているでしょうね。私ら二天龍が神器に封印されてから、一度も会ってませんがね』

「俺も余り龍王を見る事は無いが、恐らく俺達は最も龍王に出会った事があるのかもしれんな。実際一誠は会った事があるしな」

そう言う事で、俺とヴァーリにドライグとアルビオンは二人二匹で互いに話していたが、グリゴリ研究施設に連れて行かれたら最後生きるか死ぬかのどちらかだと思うからだ。その後夜遅くになったので、グレモリー眷属とシトリー眷属の宿泊を許可した。

ちなみにバラキエルは、朱璃さんを呼んで朱乃と一緒に夕食を食べていた。家族で楽しむのも久しぶりだろうと思ったし、バラキエルは冥界の堕天使領にあるグリゴリでの仕事がある。朱乃は、悪魔の仕事があって夜遅くに帰ってくると朱璃さんに聞いたからだ。

なのでたまには家族で過ごす事だと思って朱璃さんを呼んだ。部屋も本来なら一人部屋だが、朱乃だけ三人で過ごせる部屋を用意させると朱乃は思いっきり抱き着いてきた。リアス達の目の前だったが、あの時は本当に助けてよかったと思っている。

術者達を探知して、悪魔達が気付かない程の結界を張っていたが俺は気付いた。奏と共に現場へ行くと、丁度剣が朱璃さんに貫きそうになったからな。俺達が術者を殺した後、バラキエルが駆けついた時は俺達を見て雷光を放とうとしていた。

よく見たら俺達だと知ると、矛を収めたバラキエルと再会した親子だった。俺はアザゼルを部屋に呼び出してあの頃を話してた。

「あの時はどうしてもバラキエルが必要だったから招集させたんだ。でもその時一ちゃんと奏さんがいたから助かったんだ、もし一ちゃん達が来なかったら今頃朱乃は堕天使とバラキエルを憎んでいただろう。もしそうなったら、俺がバラキエルに母と妻を奪ったと思っている」

「朱乃の家である姫島家は、日本のとある有名な神社の巫女である。確かバラキエルが出会った場所は、神社近くで敵勢力に襲撃されて重傷を負ったバラキエルが飛来してきたそうだな。朱璃さんは傷ついた堕天使幹部を救い、手厚く看病されたのが出会いのきっかけだったか」

「ああ。その時からバラキエルと親しい関係を持ってから、その身に宿したのが朱乃だ。だがバラキエルもずっと妻と娘を置いて行く訳にはいかなくなったから、近くの居を構えて堕天使幹部として動いてもらっていた。三人は慎ましい生活をしながら充実して幸せな日常を送っていたが、姫島家の親類は堕天使幹部に娘が洗脳されて手籠めにされたと勘違いしちまってな。一度目の襲撃はとある高名な術者達を消し掛けたそうだ、この話題を一ちゃんと二人で話すが久々だと思うぜ」

「一度目はバラキエルの力で何とかなったが、後々分かったんだが術者の中にはバラキエルにやられて恨みを持つ者が混ざっていたそうだ。だから堕天使と敵対している者達へ、情報提供をしたそうだな。その日は偶然バラキエルが家にいなかったから、敵対勢力は姫島家を躊躇せず襲撃をされた。ちょうど蹂躙されそうな所で、俺達が間に合ったお陰で朱璃さんと朱乃を失わずに済んだ訳だ。そんで、最後の一人を倒した所からは知っているだろう?アザゼル」

「そこからは一ちゃんの知っている通り、あの時の事件や敵対勢力を蹂躙して血の池状態となっていたので朱乃に記憶を封印させた事だったか。堕天使幹部がどれだけ敵対勢力に恨みを持っているかは把握していたが、一ちゃんが知った時から恨みを持つ敵対勢力を粛清してくれた。母親を目の前で失わずに済んだし、俺達堕天使に対して悪いイメージを持つ事なく今に至るか。年月としては早いが、朱乃らにとっては長い時を得て今があるという感じだな」

俺とアザゼルは酒をちびちび飲みながら話してた。昔と言っても朱乃が小さい時だけどな、あの時に察知できて本当に良かったと思っている。その後アザゼルは寝ると言って部屋に戻ったが、俺は外に出て各魔法陣でのミックスバージョンで展開した。これはロキを捕まえる時に使う捕縛魔法陣だが、北欧以外のも入っているからいくら神でも無効化する事は不可能だ。まだ起きていたヴァーリが来た。

「流石だな一誠。事前に読んでいた各神話系統の魔法陣で、捕縛魔法を創ってしまうとはね」

「それはお互い様だろうよ、そちらはエクスカリバーと全てのステータスが底上げされたのだからな。あとはどのポケモンを連れてくるかどうかの問題だ」

「ふむ。俺も一度は行ってみたが凄かった、あんな生き物がいる何て思わなかった。今の世界が退屈だと思った時があるが、現時点だと俺はとても楽しいと思っている。強者と戦える事は、他本家に行けば強い者ばかりいる眷属は他にいないからな。例えば動きを止められるポケモンとかいれば良さそうだ」

「それならミュウツーだな、そいつとポケモンの世界での創造神を連れてくるか」

「そういえば『ナイトメア』と『アース』の方はどうなんだ?」

「『ナイトメア』については問題ない、既に旧魔王派を移住させた。魔王はカテレア・レヴィアタンとクルゼレイ・アスモデウスとシャルバ・ベルゼブブだ。俺は創造神としての存在だから神様とか兵藤様とか呼ばれている。環境も冥界と同じだが、海もあるから魚とかもいる。建物とかに関しては、人間界のを採用させて首都周辺はビルで囲まれている。周辺一帯が自然豊かになってる所は、別荘とかを作ったとかこの前カテレアから報告があったな。『アース』は最終調整が終わっていないし、死者蘇生もしてない。死者蘇生もいつでも出来る感じだが、今は忙しいからやる事が出来ない。と、こんな感じか。何か質問はあるか?ヴァーリ」

「いや、もうそこまでとは驚きだ。それと覇龍を逸雑した覇龍は、本当に出来るのか?」

「ああ。理論上は出来ると思ってるが、実際にやるとすればまだ呪文を考えている最中だしな。出来れば、歴代赤龍帝と白龍皇との相談で決めようと思ってる。今は出来ないが、いつかやろうと思っているさ。その時は創造神黒鐵と赤龍帝と白龍皇が、一つになる事が第一目標となっている。いつか出来るはずだ、赤白龍神帝になる事を」

『それに関しては俺とアルビオンらに任せな、俺らと対話している時点で歴代トップだと思うからな』

『力に溺れず、過信せずに我ら二天龍の力を使いこなしている。ただ思うがままに強力で凶悪な力を振るう宿主ばかりであったが、最終的にドライグや私の力に溺れて戦って散った』

「確かにそうだが、歴代の中で一番力の使い方を理解しているのが今代の俺達だ。そして次は無いに等しい、黒神眷属となったら不老不死となり永久に生きられるんだからな。二天龍の宿命宿敵から共存仲間となった、そうだろう?ヴァーリ」

「ああ。今が面白いし、これから戦う相手が神や魔獣関連だとしても負ける気はしないさ」

その後、色々話したがもう遅いから寝る事にした。この話をしてた時は、一応防音結界を静かに張っていたから関係無い者らには気付いてないはずだ。寝ようと思ってリビングに行くと、ヴァーリがいたからどうした?と聞いたらオーディンが座っていた。何やら楽しそうだったが、さっきの聞かれてたのかなと思った。

「今回の赤白はいいが、戦う宿命=運命を飛ばして仲間にするとはのう。昔はみーんな暴れん坊だった。各地で大暴れして、勝手に赤白対決何ぞして周囲の風景を吹っ飛ばしながら死におった。『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』も好き勝手に発動しおってな、山やら島やらいくつか消えたかの」

ため息交じりでオーディンは語った。そしてオーディンの隣にいたロスヴァイセも言った。

「片方は創造神である人間に宿ったドラゴンで、片方はルシファーの名を持ったハーフ悪魔に宿ったドラゴンですか。出会ったら、即対決が赤龍帝と白龍皇だと思ってました」

「それにのう。今回は赤白対決では無く、共闘と言う形になったのも全ては一誠のお陰かのう。だが何故創造神黒鐵様である一誠に宿ったのかは未だ謎じゃ」

「俺もそう思うが、多分一度消滅してから黒鐵の力を封印して肉体が再構築されたから宿ったんだと思う。まあ二天龍の恥と言うのも俺と二天龍と龍王しか知らんからな」

二天龍の恥と言う事に食いついたオーディンは、ぜひ教えてほしいと言われたが小型ドラゴンとなったドライグとアルビオンが泣きながら言っていたので言わない事にしたけどな。ヴァーリもアルビオンに教えてくれと頼むと、凄く泣いていたそうだからか。

ヴァーリもどうすればいいか分からなくて俺に聞いてきたので、脅しでまた鋼鉄製のハリセンで殴るぞ?と言ったら泣くのを止めた。あの時殴られた事に、相当参っていた様子だった。

それと本来であれば、ここでオーディンからヴァーリに女の体の好きな部分を聞いてくる所をカットしたんだったな。俺は元々どちらも好きだが、しいて言えば胸だな。だが正史では乳龍帝と呼ばれているから、そういうのに感心が無いとの事だ。しいて言うならヒップだと言うと、腰からヒップにかけてのラインは女性を表す象徴的と言うとオーディンからケツ龍皇と呼ばれるんだったな。 
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