| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

体育館裏のホーリー
  脱衣所とリビングでの会話風景×対旧魔王派との前菜

「ふう・・・・やはり風呂後のコーヒー牛乳は美味い」

「俺もだが、今までに無い新鮮度を感じるぞ。だが俺は普通の牛乳を飲むが、人それぞれと言う事だな」

「私は寧ろコーヒー牛乳ですが、ルフェイはフルーツ牛乳が好きだと言ってました。それにドライグとアルビオンは、宿主に似ているようですがね」

「俺っちは牛乳派だが、確かにそれに関しては人それぞれの好みが違うと言う事だぜ。今は一誠とヴァーリチームの男だけだからか、大浴場の脱衣場が広過ぎねえか?と思ってしまう程だ。だが男より女の方が多いから、しょうがないと言っとくぜ」

俺、ヴァーリ、アーサー、美猴の俺達は湯上りのそれぞれの好みである牛乳を飲む習慣に板がついたヴァーリチーム。次元の狭間本家もそうだが人間界本家の大浴場は、地下一階となっている。いくら大豪邸であっても、大浴場と脱衣場は凄く広いが主とヴァーリチーム以外女性ばかりなので男共の時間帯は全ての女性が入り終えてからとなっている。

「大豪邸の割にはここだけは庶民と同じ銭湯スタイルだからな、ここに住んでいる者らは入浴後の飲料として各種牛乳が冷蔵ケースに入って完備している。ここを管理している者らなので、もし無くなる頃になると大量発注するようにしている」

「俺っちとヴァーリが一緒に日本に来た時は、銭湯に行っていたが日本のこだわりが納得できる程だぜ」

「私はここに来てからですが、これに関しては納得しますね」

「俺も最初は日本の銭湯や温泉が気に入っていたが、それが今でも実現しているとはな」

俺達は夕食後に各自のトレーニングをするようになっていたが、その汗を流すには丁度良いぐらいだ。鍛錬場も近接格闘から遠距離攻撃での狙撃室があるし、最近の俺らは学校での宿題を終わらせてから風呂に入る事が多くなった。

これに関してはしょうがないし、俺とヴァーリは学生生活を味わっているからな。次のゲームも心配だが学業も専念しないといけないのでね、脱衣所から1階にあるリビングに行くと丁度イリナ達がいたので俺はソファに座った。

「一誠君、ゼノヴィアだけどやっぱり予想通りだったよ」

「やはりか。ゼノヴィアがいるマンションは、共同スペースがあってそこで鍛錬をしても良い事にしたら早速やっていた様子だな。監視カメラでの記録では、毎日だそうだな」

「一誠様が最近何か調べ物をしていると思えば、対ディオドラ戦によるグレモリー眷属の観察ですか」

「アイツは俺達とのゲーム後、練習量を上げていたからな。日中オーバーワーク寸前まで、打ち込んでいたからな。同じマンションに住んでいる祐斗からだと、何かに取り憑かれたかのような感じで手合せ中も気迫に気圧されている部分があると報告があったからな」

「一誠は木場さんも監視者?『単純に俺の弟子でもあるからだ』なるほど、何かあれば師範に従うと言う事ですか」

「もしシトリー眷属対グレモリー眷属のゲームだと反転(リバース)を使いますが、それを使う前にやられてしまいましたからね。記録映像にはデュランダルをゼノヴィアさん以上に使っていたのが木場さんですし、剣技だと木場さんの方が有利ですからね」

イリナ、レイヴェル、シーグヴァイラ、ソーナが言ったようにゼノヴィアは木場より弱い事で追い詰めている様子だった。まあゼノヴィアが戦った相手は鈴々であり、同じパワーを使う槍使いだが一瞬でやられてしまったからな。テクニックタイプの怖さを知ったのと、単純なパワー勝負だけでも負けていたからだ。普通に戦っても俺らが負けるという事は有り得んけど、油断大敵が敗北を生んでしまう。

「ま、今回はリアスとソーナが共闘して俺達黒神眷属と戦った訳だが倒せる方法もいくつかあった。だが一撃必殺で重力球を投げた後、紫苑らの狙撃攻撃で長期戦のはずが超短期決戦となったからな。追憶の鏡(ミラー・アリス)を持ったテクニックタイプである真羅が相手をしても、勝率はこちらの方が上なのは変わらない。あの時は剣魂の力によりブーストアップした雪蓮相手だったからな」

「今思うと恐ろしい程な相手でしたよ。雪蓮さんからのオーラがハンパなかったですし、剣魂の事を知らなかったから前回は負けてしまいました。ですが知ったとしても勝てる勝率はなかったでしょう」

「ゲームだと黒神眷属は最強最悪の敵、悪魔を一瞬で消滅してしまう聖剣エクスカリバーを持っています。例え戦術や火力があったとしても悪魔は瞬殺されてしまいます」

「私はまだ黒神眷属入りではありませんが、今はその時ではありません。黒の駒は強力な駒だと伺っておりますから、それまで慣れるまで時間がかかると聞いています」

火力+戦術の両方を持つ黒神だからなのかもしれんが、今後ゲーム時には敵となって戦いたくないだろう。いくらシトリー眷属とアガレス眷属の『王』だとしても、今は黒神眷属の『王』の婚約者である。そしてゲーム当日になるが、イリナはグレモリー眷属助っ人としてオカルト研究部の部室にいた。アーシアはシスター服でゼノヴィアとイリナは黒の戦闘服でそれ以外は駒王学園の制服だ。

一方俺とティアとヴァーリチームはVIPルームにいた。グレモリー眷属対アスタロト眷属のゲームを見に来ていたからだ。しばらく座ってると各勢力の代表が来たので、俺は挨拶した。何でも今度のバアル戦、楽しみにしてるとか言われた。で、俺の隣にはオーディンとサーゼクス、アザゼルがいた。この前情報を渡した時、一緒にいてくれと頼まれたからな。ゲーム開始後になったら兵士が飛んできた。

「サーゼクス様、レーティングゲームを乗っ取られました。フィールドには旧悪魔派の悪魔で一杯になっております」

「やはり来たか。各個撃破で当たってくれ、フィールドには一誠君とオーディン様に向かってもらおうか」

「おっ、やっと俺達の出番か。行くぞヴァーリチームにオーディン」

俺らは行こうとすると、アザゼルがこの通信機器を渡してくれと言われてからオーディンと共にフィールドまで行こうすると早速出現したな。俺らは、迎撃後フィールドの入り口に向かうと厳重に結界が張られていた。

裏ではアイツらがいるのかと思いつつ、神の力の一つである無効化を使ったが結界解除をすると意味が無いからだ。今頃イリナ達は、魔法陣から察して『禍の団』の旧魔王派だと気付いて戦闘開始となった。

『一誠君、こちらも予想通りのプランに行くわ』

『俺達も今すぐそちらに行くが、持たせろよ』

イリナとゼノヴィアでの聖剣攻撃をするが、偽りの血縁者グレモリーと言ったそうだから百%旧魔王派だな。その間、アーシアが囚われの身となりディオドラの姿があったがイリナ以外は醜悪な笑みを見せた。やはりディオドラは『禍の団』に通じていた証拠となったし、これで滅多打ちの刑が実行出来るからな。

「ティアは外に出て龍化だ、俺達を乗せてリアスの所に行くぞ!」

ちなみにオーディンは俺が抱えている、ティアが龍化して俺達はティアに乗り探索開始。

「どこにいるんだ?アイツらは」

「あそこじゃよヴァーリ」

「・・・・何も見えないが?」

「ワシには見えるのじゃよ。この隻眼でなら何でも見えるのじゃ、それに一誠も何らかの力で見えているようじゃな」

ヴァーリ達は見えないが、俺は心眼でオーディンは隻眼で見えていた。最もオーディンの隻眼は、ミーミルの泉に片方の目を差し出した時、魔術・魔力・その他術式に関して詳しくなった。結界も同様だが、俺の心眼とは違うので言っとく。水晶の義眼に輝く魔術文字を浮かび上がらせていたが、危険な輝きだろうと俺には危機感は無い。

指示された通りに降りようとするとガラスが割れたような音が鳴り、着地すると丁度リアス達がピンチだった。俺とヴァーリは聖剣エクスカリバーを、アーサーは聖王剣コールブランドでルフェイはエクスカリバーを魔法の杖にして攻撃開始。

相手は何事か?と思った時には既に聖なるオーラの餌食とされた。リアス達が見えたらオーディンとティアと一緒に行って、オーディンはグングニルでティアは蒼い炎で攻撃して焼き払った。

「ようリアス。助けにきたぜ」

「一誠、これはどういう事なの!アーシアが攫われたわ、あの神殿の奥にディオドラがいるらしいの」

「まあ簡単に言うとこのゲームは『禍の団』に乗っ取られたのさ。今運営側と各勢力が迎撃してるはずだ、ディオドラ・アスタロトについては既に判明している。シーグヴァイラのゲーム時に急激なパワーアップをしたのを見ただろう?あれはオーフィスの蛇で強化されたからだ、お前達を助けないとマズイから救援に来たって訳。このフィールドは結界に覆われてな、無効化を使ったが完全に無効化されるとこの空間全体も無効化してしまう。なので俺達が来れるスペースだけを無効化、オーディンの手を借りてからティアを龍化させてここまで来た」

「相手は北欧の主神と黒神眷属の『王』だ。討ち取れば名が上がるぞ!」

旧魔王派の連中は、大量の魔力弾を撃ってきたが空間切断により魔力弾を吸収させてから討ち取った。悪魔達も顔色を変えてきたが既に遅し、ルフェイの攻撃は消滅の魔力によって殲滅されたが滅は実に便利だな。

フィールドは柱が立ち並んでいて、石造りでもあるが後方には巨大な神殿があるがどうやらあそこにいるらしいな。それに魔法陣がアスタロトではないと感じ取って見たら、全部旧魔王派のだからな。

「という訳で、ここは任せてお前達はあの神殿に向かえ。お前達は守護結界によって、神殿までは攻撃を受けても平気だ。それとこの通信機を持って行け、アザゼルから頼まれた」

リアス達は小型通信機を付けて神殿に向かった。まだ数百といたので俺達は殲滅し続けた、今頃リアス達は神殿に着いたかアザゼルと通信で話してるのどちらかだな。斬っても斬っても次々に魔法陣から来るのか、面倒になってきたので俺はモンスターボールを手に取り呼んだ。

「来い!アルセウス、ディアルガ、パルキア、ギラティナ!」

そこには4体のポケモンが出てきた。悪魔達は一瞬ビビったが、こちらに攻撃しそうになったので指示を出した。ついでにオーディンはグングニルで、一気に殲滅しているがどうやら俺が呼び出したアルセウスの力を見たいようだ。

「アルセウス、裁きの飛礫だ。この辺り一帯にいる悪魔を殲滅せよ!」

裁きの飛礫により次々と殲滅されていくが、ディアルガとパルキアもここ以外の場所にいる悪魔共を殲滅せよと指示を出して行かせた。ギラティナは波導弾や龍の息吹で倒している。数は少なくなってきたのでアルセウスとギラティナを戻したが、オーディンはここに残って殲滅すると言ったので任せた。

俺達は神殿に向かうとリアス達は防戦一方。相手は十人で、内二人が『戦車』で八人は『兵士』で、全員プロモーションで『女王』となった。俺も行こうとしたら懐かしい波動を感じてここを任せていいか?と言ったら親指立てたヴァーリだったので、俺は禁手化して向かった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧