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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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原作前の事
  第二ラウンド×対ドウター戦

俺が電話した所はトレミー2番艦の整備士だった。

『こちらトレミー2番艦の格納庫からです』

「俺だ。今出撃可能な機体はあるか?」

『ガンダムサバーニャかストライクフリーダムはいつでも出れますよ。月中基地本部からですけど、黒鐵改は少しだけ整備すると言ってました』

「やはりか。まあいいとしようか、ストフリを遠隔操作でこっちまで来てくれるようにしてくれ」

『分かりました』

ストフリがこっちに来て着陸したので、俺は乗り込むとすぐに起動させた。起動画面まで出たらすぐに飛んで行って、こっちに向かってくるドウターをビームライフルで撃ち落とした。大群が迫ってきたのでハイマットフルバーストで殲滅し、トレミーは主に大群の中に行きGNキャノンやGNバルカンで撃ち落す感じでやっていた。

地上を見ると、アザゼル達混合部隊が押されていたので俺は支援に向かった。ドウターに兵士クラスの武器では対応できないので、アザゼル達は焦っていた。

「くそ!下級堕天使だと対応できないとは。堕天使側に上級堕天使は俺達だけだからな」

「アザゼル様!まもなく上級悪魔達がこちらへ向かってきます。もう少しの辛抱です」

するとドウターのレーザーが、アザゼル達がいる所に向かって行った。アザゼルは死を覚悟したが、その時上空から人型有人機動兵器がやってきてレーザーを防御後ライフルで撃ち落とした。

『大丈夫かアザゼル!』

「この声は一ちゃん!まさか青い翼のからか?」

『ああこいつの名は、ストライクフリーダム。略してストフリだ。この世界ではなく別世界の技術で作られている』

話している内に上級悪魔の部隊が到着したが、ストフリを攻撃しようとしていたので慌ててアガレスが止めた。部隊数は十個の内2つの部隊長は、サーゼクス・グレモリーとルヴァル・フェニックスだ。

「今、どんな感じですかアガレス様?あの人型兵器は一体」

「悪魔側は、後方で医療班としているがお前達が来てくれたお陰で、何とかなるかもしれない。下級堕天使では歯が立たないと、アザゼル様が言っていましたが貴方達が来てくれたなら安心です。あの人型兵器ですが、あれに乗っているのは一誠様ですので攻撃しないで下さいね」

「人型兵器の名は?」

『こいつの名はストライクフリーダム。略してストフリだ。君の名は?』

「私の名はルヴァル・フェニックスです。初めまして兵藤様」

『あの時サーゼクスと戦っていた者か』

「雑談している場合じゃないぜ、一ちゃん。サーゼクスとルヴァルと言ったな、俺はアザゼル。堕天使の頭をしている。早速で悪いが戦ってもらうぞ?どうも下級堕天使だと倒せないみたい何でね」

「分かりました。行くぞルヴァル!」

上級悪魔の部隊が来たお陰で、三大勢力側に勝機が見えてきた。ストフリは、空中からライフルで撃ち落としたりサーベルで斬り倒したりしていた。天使達も少し休んでから攻撃を再開、数は減ってきてもゲートからはまだまだ出てくるので、アザゼルは通信機で俺を呼んだのだった。

「聞こえるか一ちゃん」

『聞こえるがどうした?』

「あの門は何とか出来ないのか?倒してもキリがないと思ってな」

『あーあの門な。今いる雑魚達を倒さない限り、ゲートには辿り着けない。だから俺達も精一杯やっているが、そっちはどうだ?』

「悪魔側からの救援のお陰で何とかなるが時間の問題だ。サーゼクス達も頑張っているのだがな」

『分かった。空中にいるのは、俺達が駆除するから地上は任せていいか?』

「速めに頼むぞ。一ちゃん!」

『トレミー2番艦聞こえるか?』

「どうしましたか?」

『ガンダムDXの用意を頼む』

「りょ、了解。すぐに用意します」

ストフリは2番艦に帰還後、すぐにガンダムDXに乗り換えた。出撃後アザゼルがいる所より前方に着陸し、DXはサテライト・システムを起動。トレミーは一度後退しろと伝えているので、前方にドウターの大群だけとなったので照準レーザーがガンダムの胸辺りに光ったのだった。

マイクロウェーブが来た後、受理後ツインサテライトキャノンを展開。発射したら十万匹いたドウターが一気に消滅。DXはトレミー2番艦に戻って行き、俺はカタパルトにいたので叫んだのだった。

「来い!黒鐵!」

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』

黒鐵改の姿は大抵が対ドウター戦にしか使わないので、今の姿となった。

「優斗、あと少しだが頑張ってくれ。俺はあいつと決着を済ませてくる」

「分かった父さん。1番艦と合流してアザゼルさん達がいる所にいるから、何かあったら呼んでね?」

「了解。黒鐵改出るぞ!」

カタパルトから発進した黒鐵改は、門の前まで来たらレーザーが来たので避けた。またしてもゼットンだがこの前より強く見えた。

三大勢力side

俺達は地上に降りてきたドウターを倒していたが、空から先程とは違う人型兵器がやってきた。それも攻撃部隊より前にいた。

「あれも一誠さんが乗っているのでしょうか?」

「多分そうだろう。おいおい、月からレーザー照射されてるぞ。何をするつもりだ」

「見て下さい。月からエネルギーを補給されたみたいですね。あれはキャノン砲でしょうか?」

人型兵器を見ていたらキャノン砲から発射されたようでとても眩しかった。光が無くなると空を見たら驚愕した。あれ程いたドウターの大群が、1撃で殲滅されるとは恐ろしく思えた。人型兵器は、三大勢力陣営の真上にいた戦艦に入っていく。

次は何が来るか待っていたら、戦艦から黒鐵様が発進された。どうやら門へ向かっているようだった。そしたら通信が入ってきた。

『こちらトレミー1番艦艦長の織斑奏です。誰か応答をして下さい』

「こちらアザゼルだ。先程振りだな」

『率直に伝えますが、黒鐵改は門番と戦います。かなり強いらしいですが、邪魔はしないで下さい』

「何故です?力を合わせれば倒せますよ」

『これは黒鐵改の意志なのです』

「なるほど。サシで勝負したいとそういう訳か。織斑艦長」

『はい。それと呼び方ですが、名前でいいですよ。織斑はあと1人いますから』

『僕の事かな?初めまして、トレミー2番艦艦長の織斑優斗です。僕の事も名前で呼んで下さいね』

「分かりました。奏さんと優斗君と呼びましょうか。皆さん」

皆は、同意して空を見た。するとレーザーがこちらに向かってきたが、巨大なフクロウが私達を守ってくれた。フクロウは何事もなく俺達の前に行き、まるでレーザーから守るような感じだった。

「奏さん、このフクロウは?」

『それは一誠の使い魔です。門前にいるあいつが、消滅するまであなた達を守ってくれますから』

「おい、あれは何だ」

という声が聞こえたので、望遠鏡で見たらゲート前にリーダー格のようなのがいた。あれが黒鐵様の倒す敵かと思ったら既に戦いは始まっていた。黒鐵改は門前いるゼットンと戦っていたが、前回より強くなっていた。

レーザーが放たれたが、空間から出した剣で空間を切り裂いてレーザーを吸収した。その間に剣で斬りつけたが、すぐ回復してしまうらしいので剣に魔力を合わせて斬りつけた。効果は抜群だったかに思えたが、他のドウターと合体してしまった。黒鐵改は剣で押されていた、ゼットンが黒鐵改を押した後、三大勢力側に向かって行ったのだった。

『ゼットンがこっちに向かってきますので、迎撃して下さい!』

『母さん、あれは強化体ゼットンだ。パワーやディフェンスが、いつもより高くなってるはず』

トレミー全艦は、GNフィールドを纏いながら迎撃したが、スピードがいつもより速かったので迎撃が追いついてなかった。ゼットンはトレミー1番艦にレーザー攻撃をしたが、GNフィールドのお陰で防御したが、ゼットンは連射しながら体当たりしてきた。

1番艦は回避しながら迎撃後、威力が低いのか効果がなかった。その時黒鐵改から通信が入ってきた。

「今のゼットンは、他のドウターを取り込んだ強化体だ。いつもの威力だと効果がないだろうという事で、通常威力を解放する事を許可する。ゼロ!」

『了解。全ての武装威力封印を一時的に解除します。なお陽電子砲も使えますが、1回きりですのでご注意を』

「1回で充分です。全武装をゼットン強化体へ。ターゲットロックしてください」

「ロック完了、ミサイルをゼットン強化体へロック完了。いつでも撃てますよ」

「こちらもだ。ステラ!」

「はい!全武装をゼットン強化体へロック完了」

『発射!!』

トレミーは高速で動き回りながら攻撃を開始した。ゼットンに効いていたので逃げようとしたが、黒鐵改がゲート前にいたので振り払おうとしたが、剣で抑えられてしまった。剣で弾き飛ばした後、黒鐵改の重力球の中にゼットンを入れた。ゼットンは抵抗をしようとしたが、傷がつかなかった。

「奏、優斗今だ!陽電子砲で重力球ごとゼットンを消滅させろ!」

トレミーは陽電子砲を撃った。1番艦と2番艦の陽電子砲を合わせて撃ったので重なった直後、極太陽電子になってゼットンに向かっていく。撃った後、爆発が起こりしばらく煙が充満していた。煙が晴れると手足のないゼットンがいたので、黒鐵改が剣で真っ二つにして消滅させた。トレミー全艦は、アザゼル達がいる付近に着陸していた。黒鐵改も着陸していた。

「ありがとよ黒ちゃん、そして奏さんと優斗君も。お前達がいなければ俺達はどうなっていたか」

「とりあえず脅威は去ったが、最後にやる事がある」

「それはあの門を消滅させる事ですか?」

「正解だ。ミカエル」

「ですがどうやって消滅させるのですか?」

「それはだな『黒鐵改のパワー全開での重力球を撃つんですよ』奏」

「もし魔力切れを起こしたらどうなるのです?」

「黒鐵改が命を使い魔力を最大限にして撃ちますが、皆さん安心して下さい。黒鐵改の魔力は無限大ですから」

「貴方様まで失いたくありません。別な方法であの門を消滅する事を考えましょう」

「それは無理な話だ。あの門を消滅させるには、俺が全力でやらない限りあの門は消滅しない。あとの事は頼んだぞ奏!」

黒鐵は歩いて行って門がある頭上にいたが、全魔力を集中したら地面が揺れだした。呪文を唱える。

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』

重力球を圧縮したと思えば、黒鐵改の上斜めに魔法陣が10枚展開されていたが、撃ち出した時に魔法陣に重力球が重なる毎に高重力エネルギーが増していき、門に到達する頃には世界が滅ぼされる位のパワーになっていた。

門の中に入っていった後に門が歪み始めたから、いけるか?と思ったが黒鐵改の様子がおかしい事にアザゼルが気づいた。

「おい黒ちゃんの様子が、おかしいような気がするんだが」

「魔力が足りないんでしょうか?黒鐵様が消滅される気がします」

「だったら魔力を分ければいいのではないのですか?」

「よし全員少しでいい、魔力を黒ちゃんに向けて放て!」

魔力が黒鐵に補給されていくと一気にパワーが上がった。そして数秒後に門は消滅した。

『やった!!!!』

トレミーにいる艦内も安心したが、奏と優斗、ブリッジにいるリンとステラはまるで黒鐵改が消滅するような目で見ていた。黒鐵改は歩いてアザゼルの前まで来たが、力尽きたのか脚が崩れて座り込んでしまった様子。

「どうした黒ちゃん?」

黒鐵改の手や腕・脚はひびが入っていた。黒鐵改が影の中に入り、俺に戻ったが半透明になっていた。

「一ちゃん、なぜ体が半透明なんだ?」

「力を全て使い果たしたのだよアザゼル。あとの事は任せるぞ」

「一誠さんは消滅してしまうのですか?」

「いや違う、少し眠るだけだ。この姿はもう少ししたら消えるが、黒鐵改は消えない」

『皆さん、心配しないで下さい。予想以上に魔力を使ったのですから』

「そういう訳だから俺はそろそろ行くぜ。また会おう諸君!」

俺は空間を歪ませて入っていった。トレミーも空間の中に入って退散したが、残ったアザゼル達三大勢力は各陣営に戻り天界・冥界(悪魔領・堕天使領)に帰って行った。二度と戦争は起こらなかった。

報告書には天使側、神シャルロット・上級天使・下級天使。堕天使側、上級堕天使・幹部。悪魔側、四大魔王・上級悪魔・中級悪魔が数多く死亡。黒鐵様は魔力を使い果たし、一時的であるが眠ると。

次元の狭間本家では衝撃的だった。主である俺が半透明で帰ってきたが、アグニはどういう事か奏に質疑していたが、俺から口を開いた。

「心配するなアグニ、少し眠るだけだ。魔力を使い果たしたからな」

「もしやあの時既に限界だったのではないのか?」

「あの時の魔力は、半分程使った。だからあの時は大丈夫だったが、あのゲートを消滅させる時は予想外だった。だから魔力を使い果たしてしまったが、心配はいらない。少し眠れば完全回復される」

「どのくらいの期間ですか?」

「今の時間ならおよそ百年後かな」

「百年ですか、相当長い期間ですね。私達はどうなりますか?」

「心配はいりませんよ。智君が眠っている間もここで生活できますし、それにあの方達の治療も相当かかるらしいですから」

「確かにそうですが」

「そろそろ時間だ。俺は自室のベッドで眠るとしよう。では皆、おやすみ」

自室に行きベッドのなかに入った時は既にほぼ透明になっていた。

『さて、次起きたらどうなっているか。楽しみだな』

言った直後消えてしまった。

一方リビングにいたアグニ・奏・優斗・月はというと。

「智君、消滅しました」

「何という事だ。創造神までいなくなるとは」

「心配はいらないよ。前にもこういう事あったから。百年くらい眠ったら復活してきた事がある」

「本当か?なら我は泳いでくる。その後ここにいる戦闘班を強くさせる、それが一誠の願いだと思う」

「アグニさんお願いしますね。私は他のメイド達に報告してくるので」

アグニは泳ぎに行って月は他のメイドにこの事を伝えに行った。

「この事は2回目だね。母さん」

「そうですね。今頃異空間で鍛錬でもやってると思います」

五十年後、人間界では昭和時代になっていた。天使側は神の死というのは、極秘中の極秘である。神のシステムは、天使長であるミカエルがやる事になった。悪魔側は、四大魔王が死亡した為、新たな魔王が誕生したのだった。

レーティングゲームのルールにチェスを取り入れた。悪魔の大半は先の戦争で死亡した為、他の種族から転生する事にした。堕天使側も被害は尋常であったが、部下や幹部をほとんど失った。 
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