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オズのポリクローム

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第二幕その三

「他の行き方よりも安全でしかもお空の旅を楽しめるわね」
「そうだよね、帰りも楽だしね」
「だからね」
「うん、いいと思うよ」
 かかしは微笑んでオズマにもお話しました。
「僕としてもね」
「飛行船で行くとなると」
「本当にゆっくりよね」
 恵理香とナターシャは二人でお話しました。
「お空を飛んで」
「雲まで安全に行けて」
「ポリクロームさんにもね」
「普通に会いに行けるわね」
「それならこれで決まりかしら」
 ドロシーも言いました。
「飛行船で行くべきね」
「うん、私もそれでいいと思うよ」
 魔法使いもです、ドロシーに続きました。
「あれなら楽しく安全な旅が出来るからね」
「そうですね、じゃあ」
「飛行船ですね」
 恵理香とナターシャは魔法使いにも応えました。
「皆で楽しく」
「お空の旅も楽しんで」
「行きましょう」
「ポリクロームさんのところまで」
「私もそれでいいと思うわ」
 オズマも言いました。
「ここはね」
「うん、では早速飛行船を出そう」
「王宮にも飛行船があるんですか」
「一つあるよ」
 ボームさんはジョージの問いに笑顔で答えました。
「緑色でオズの国の国旗をあしらったものがね」
「まさに応急の飛行船がですね」
「あるよ」
 そうだというのです。
「すぐに出せるよ」
「そうですか、それは何よりですね」
「それと燃料はね」
 かかしが言うのでした。
「水素は使わないから」
「あれは危ないですよね」
「うん、下手に使うとね」
 かかしはジョージにお話します。
「爆発が起こるからね」
「だからオズの国でも使わないですね」
「私の魔法で生み出したガスを使うよ」
 魔法使いが言ってきました。
「科学と合わせたね」
「それを使うから」
「そう、安全だよ」
 魔法使いはジョージに優しい笑顔でお話しました。
「だから安全な旅を楽しめるからね」
「そうですか、それじゃあ」
「さて、でjは飛行船を出して」
「事前にポリクロームに連絡しましょう」
 ドロシーはここで、でした。
 その手にです、携帯を取り出して五人に言いました。
「行く前にちゃんとね」
「はい、連絡をしてですね」
「急にお邪魔してポリクロームさんが驚かない様にですね」
「そうしてですね」
「行くんですね」
「今から連絡をして」
「そうしましょう、実は私あの娘の携帯の番号を知ってるから」
 それでというのです。
「今から連絡しておくわ」
「オズの国にも携帯があるんですね」
 恵理香はその目を瞬かせてドロシーに言いました。
「テレビもあって」
「ええ、だからオズの国jはアメリカが反映されるから」
「アメリカにあるものはですね」
「オズの国に合う様にアレンジされて存在しているのよ」
「私達が魔法で生み出したりするんだ」
 ここでまた魔法使いがお話しました。 
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