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IS〜もしもの世界

作者:にゃーす
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17話

ー前回までのあらすじー



転校生がきた。
ラウラが一夏をぶった。
山田先生は強かった。
セシリア達は弱かった。
俺と織斑先生が模擬戦する。


(これはあらすじではなく前の話)









まあ、そんなこんなで織斑先生は構えて来るので俺もISを展開する。





「よし、行くぞ」



「・・・はい」


先生はいきなりこっちに踏み込んでくる。そして上段からの一撃。
だが、俺は冷静に先生の挙動をみて回避する。
でも速すぎて避けきれなかったので剣で勢いを逸らしなんとか避けた。
本当に先生は踏み込みからの移動が速すぎる。最初からトップスピードでくる。
そういえばゴキブリは俺たちみたいに徐々に速くならずにトップスピードで動くからあんなに速いそうだ。まさかGと同じ動きができる人に、会うなんて思いもしなかった。



「さすが世界最強と呼ばれる動きですね。全く無駄がなくて隙が出来ない」



「ふん。元、世界最強だが今の一撃を避けれるのはお前を数えて数人だ。誇っていいぞ」



「だけど本気を出していないな。もしかして私を舐めているのか?」


「全然ッ!」



俺は能力である身体強化を使って一筋の雷の如く突撃のお返しをした。



「・・・シッ!」


「‼︎くっ!」



俺は突撃で背後を取った後、そのまま居合、ISのエネルギーを削れる場所の一つ、頭を狙った。

瞬間とはいえ、今の一撃は当たったと思ったが、



「・・・・!まさか一撃もらうとはな」



「まじか・・今の当たったと思ったのにな」




ここからが俺の真骨頂身体強化を70%まで活性化して、先生の周りに電磁防御壁を貼る。俺が当たると実体化して足場になるよう操っているので周りや先生は俺が空気を蹴っていると思っているだろう。



「っマズイ!」



そういった先生は剣を使って俺の結界を突破した。



「ほんと先生には驚かされる。あの結界の中で俺の攻撃を全て受けるなんて」



「馬鹿言うな」



さすがに受けきれないのもあり、その時に「仕込み」もさせてもらった。



「ッ⁈ぐあああ!」



俺は切りつけると同時に先生の機体に少し電気を通しやすくするため微量の電気を纏わせた。



そして俺が先生に一気に雷ほどの電力を叩きつけるため、ISは絶対防御をはるしかなく、じわじわとエネルギーを減らしていく。
まあ、これは時間稼ぎ。先生のことだすぐ俺に迫って決着をつけるだろう。





「うおおお!」



先生は雄叫びを上げながら俺に突っ込んできた。が。



「はい、終わり。我流抜刀術二式[神薙]」



俺は刀を前にかざしそのまま時止めを使って居合をする。そのままだと距離が無いので俺の剣「高周波ブレード」に雷遁を使って雷の刀を生成。しかも高周波のおかげで切れ味抜群だから、



「っぐあああっ!」



そのままシールドエネルギーを全損させる。








「「「「「「「えええええええええ!」」」」」」」






わずか数十分のことなので他のみんなは唖然としながら、その後声を合わせて叫んでいた。



まあ、織斑先生に勝ってしまい、こうなることは予想されたが、やっぱりこうなるわな。




「っとそれより、織斑先生!大丈夫ですか!」


「う・・・すまん。それより枢木、手合わせして思ったが、あんまり表だって動きたくない理由はこれだったのか」

「あ〜まあそれもあるんですが注目されることが苦手だし、それよりめんどいので。」



「フッ。お前らしい」


「まあ、今回はまぐれですね。織斑先生に奇襲をかけた上、まず訓練機じゃ勝ったところでほんとの先生とは戦ったことにはならないと、思うんで。取り敢えず二人の間では引き分けにしませんか?」



「・・・まあ、そういうことにしといてやろう。今度は負けんぞ?」


「あ、あはは。お手柔らかにお願いします・・・」



先生はほんとに楽しそうな表情の後、確かに、目の中に闘志を滾らせて再戦を望んできた。


そして、いつもの表情に戻り生徒たちのとこに戻っていく。




「・・・ん?どうした、お前達?」


「い、いや、千冬姉、まさか、負けた?」


「そうなるな。久しぶりに闘志が滾る良い試合だった」



「ってことは泰人は世界最強ってことに・・・」


この言葉の後にはみんなの声で多分他のところにも届くくらいに生徒たちの叫び声が空に響くのだった。











「よし、食べますか」


「そうだな」


「・・・どうゆうことだ」


「ん?」



ちなみに一夏→俺→箒→一夏の順である。




「天気が良いから屋上で食べるって話だろ?」


「それは良いが・・・」


箒がチラッチラッと隣に居るセシリア、鈴を見る。


「なぜこうなるんだ・・・」


「今度は一夏を強引に連れ出さないとな」


「な、ななななにを言ってるんだ泰人殿。そ、そそそそんな事はっ」


こっそり耳打ちでアドバイスしたのに、そんな大声じゃ意味無いじゃないか。


「?何話してんだ箒?」



不思議そうに見てきたので「なんでもねーよ」と言ったら、そうか。と言った。もう少し何か疑わないのだろうか。普通。




ちなみに一夏は箒、鈴、セシリアの作ってきてくれた弁当を食っていた。

俺?俺は食堂のハンバーガーと、サンドイッチ、そしてデザートにハニートーストを買ってきた。

こらそこ!ぼっち飯とかいわない!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン




ちなみに紹介した順番は個人で美味いと思った順だ。・・・パンじゃねえよ。弁当だよ。


箒は和食弁当、鈴は酢豚、セシリアはサンドイッチ・・・と呼べる何かだった。





「箒の和食はこってりしてなくて食いやすいな。鈴のは俺はあんまり酢豚食べないけど今までが酢豚と思えないくらい美味い。セシリアも美味しいけどこれじゃデザートだから、今度一夏と一緒に料理作って見たらどうだ?」



そんな俺の食レポ紛いの感想に、



「健康を考えているからな」


「でしょー!」


「デザート?・・・でも一夏さんと二人きりで料理・・ふふっ」




それぞれが笑顔で返答してくれた。あと、誰も二人きりとは言ってないからな。







こうして昼休みがゆっくりと過ぎていったー











 
 

 
後書き
セシリア・・・お前の料理は非凡だわ・・本当に(´・ω・`) 
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