| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

オズのカエルマン

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十二幕その二

「一体」
「神様だから何も食べなくていいんだよ」
 神宝がカルロスに答えました。
「霞や霊気だけで充分なんだ」
「じゃあ僕達と同じだね」
「そうだね」 
 かかしと木樵はそれならと応えるのでした。
「パーティーにいること自体を楽しめる」
「そうした人達なんだね」
「ならあの人達の食べものや飲みもの以外のものを用意してね」
 オズマはあらためて言いました。
「それからね」
「そう、ぞれじゃあ」
「広い場所でパーティーの用意をしましょう」
「それならね」
 ここでドロシーが提案しました。
「いい場所があるわ」
「都の外の草原ね」
「あそこでしましょう」
 そのパーティーをというのです。
「そうしましょう」
「それがいいわね」
 オズマもドロシーのその言葉に笑顔で頷きました。
「今回のパーティーはね」
「では早速用意にかかろう」
 魔法使いもにこにことしてです、オズの国の二人の美少女に応えました。
「あの人達を迎えるね」
「いや、何かオズの国はどんどん素晴らしい人達が入ってくれるね」
 モジャボロも目を細めさせています。
「四霊獣の人達も」
「そうですね、それじゃあ私は」
 ケーキが言うことはといいますと。
「今からクッキーを焼きますね」
「それはいい、ケーキのクッキーは最高だよ」
 カエルマンはケーキがクッキーを焼くと聞いて大喜びでした。
「やっぱり毎日食べていたいね」
「そういえばカエルマンさんって」
「そうよね」
 ナターシャと恵梨香はここで旅の時のことを思い出しました。
「旅の間もずっとね」
「ケーキさんのクッキー食べていたわよね」
「そして毎日ね」
「美味しい美味しいって言ってたわね」
「実際に美味しいからだよ」
 これがカエルマンの返事でした。
「毎日食べているんだ」
「だからなんですか」
「それで」
「そうだよ、ではね」
 それではとです、カエルマンはオズマにも言いました。
「皆でパーティーの準備をしよう」
「これからね」
「じゃあ僕達も」
「一緒に用意させて下さい」
「皆で楽しく」
「パーティーの用意をしましょう」
「これから」
 五人も子供達も応えてでした、そうして。
 仲良く楽しくパーティーの用意をしました、テーブルを出してその上に白い奇麗な絹をかけてでした。それから。
 ご馳走にジュースも用意しました、勿論ケーキが焼いたクッキーもです。
 やがてグリンダも来ました、グリンダは魔法で用意を手伝いました。そうして他のオズの国の名士達も集まってきてパーティーの用意が出来たところで。
 まずは東の方から青龍が飛んで来ました、そこから。
 今度は北から玄武が飛んで来ました、その大きさを見てでした。
 ドロシーは目を見張ってです、神宝に尋ねました。
「この人達がなのね」
「はい、青龍さんと玄武さんです」
「そうなのね」
「大きいですよね」
「とてもね」
 驚いているお顔のままでした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧