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MS Operative Theory

作者:ユリス
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MS戦術解説
  航空戦闘②

——ジャンプ攻撃—————簡易空中戦——

①ジャンプ

 スラスターや脚部を使用して、ジャンプを行う。ジャンプ後は方向転換などが困難となるため、姿勢の維持には注意が必要となる。

②攻撃

 敵に対し、攻撃を実施する。敵航空機などからの攻撃を受けるが、MSが撃破されることは稀である。また、一定時間滞空すると、高度が低下するのでジャンプ中に多くの敵を劇はしていくことが望ましい。

③着地

 攻撃中に高度が低下し始めた場合、着地の準備を行う。具体的には着地時における対ショック姿勢と次のジャンプのための準備である。また、着地時には無防備になりやすいため、場合によっては見方からの援護が必要となる。

■ジャンプを駆使したMSによる初期の空中戦

 MSによる空中戦の中で、最初に考案されたものが、アムロ・レイが編み出したとされる「ジャンプ攻撃」である。ジャンプ攻撃は純粋な空中戦ではなく、MSによる跳躍とスラスターを併用した対空迎撃戦法の一種で、自由飛行とは異なっている。だが、一年戦争当時でも数十秒程度の滞空時間を確保できたようで、低高度で進入する航空機に対し白兵戦を仕掛ける可能であった。

■落下中の機動による空中戦

 ジャンプ攻撃の一種とされるものが、降下作戦などでの自由落下中に行われる空中戦である。降下中のMSは限定的な機動しか行えないが、それでもスラスターによる落下速度の軽減や、四肢を使用したAMBACなど、航空機よりもはるかに高い運動性を発揮する。また、大気圏外から降下する場合は、バリュートのバーニア等を併用する場合もある。


——エアバトル—————飛行機能機、SFSの戦闘——

①MSによる迎撃

 MSはSFSに登場した場合も比較的自由な攻撃範囲を持つ。それを生かし、背面に居る敵機などを撃破することも可能である。

②SFSを離脱しての攻撃

 背面の敵を撃破後、SFSを離脱、敵に正対して攻撃を行う。攻撃後、MSは落下を開始するが、落下軌道上にSFSを待機させることで、再度SFSに搭乗することも可能となる。SFSとMSの利点を生かした攻撃方といえる。

③敵の背面の占位

 ②の攻撃法を行った場合、敵機は速度の低下したSFSとMSを追い越している場合が多い。それを利用して、SFSに帰還し、機動性を回復したMSが敵機の背面から攻撃を行う。

■MSの運用性を損なわない攻撃法

 SFSに搭乗したMSや可変機など、飛行能力を持つMSは、航空機に匹敵する機動性により空中戦を行うことも可能である。これらのMSによる戦闘は、戦闘機同士のドッグ・ファイトに近いもので、敵機に対し優位となる背面などを占位するため起動し、攻撃を行う。戦闘機同士の空中戦と異なる点として、攻撃方向の自由度や功防力が高いことなどが挙げられる。SFSに搭乗する場合は、SFSから離脱してジャンプ攻撃を行い、再度SFSに帰還するという戦法も可能である。

■可変機の特性を利用したトリッキーな空中戦

 可変機は、その特性である変形機構を利用することで、既存の戦闘機やSFSとは全く異なる運動性を発揮する。可変機はMSとMAの両形態を柔軟に使い分けることで、急激な過原則や方向転換を行い、戦闘機やSFSには不可能な起動を行うことが可能である。



補足事項

——航空機の生き残り策——

 SFSと可変機の出現により、その価値が低下した航空機だが、熱核ジェット・エンジンなどMS関連技術の投入や、MSでは不可能な長い滞空時間を活かし、MSとは異なる運用領域を獲得するに至った。

■空中母艦としての航空機

 熱核ジェット・エンジンの実用化は、大量の兵器や物資を格納したままでも飛行可能な巨大航空機を生み出した。これにより、地球上におけるMSの展開・運用能力は飛躍的に拡大することとなる。

■偵察機

 戦闘機や攻撃機は、MSの登場によって優位性を失った。しかし、情報収集や警戒を目的とする偵察機などは現在でも使用され続けている。速度や航続距離、被発見率でMSを上回る航空機は、新たな活躍の場を得たといえよう。
 
 

 
後書き
次回 オールレンジ攻撃 
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