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IS〜もしもの世界

作者:にゃーす
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12話

午前の授業が終わり食堂へ向かう俺、一夏、箒、セシリア達4人。
箒と、セシリアは・・・鈴の事が気になっていたのかずっとそわそわしていた。
それで注意される事山田先生に5回、織斑先生に3回、・・・可哀想に。
そうして今に至るのだが解放された反動のように一夏に文句を言っていた。






食堂へついた俺たち。俺と一夏は日替わりランチ。箒はきつねうどん。セシリアは洋食ランチを頼もうとしてたみたいだが、食券の販売機の前で誰が道を塞いでいた。。






「待ってたわよ一夏!」



「まあ、取り敢えずそこどいてくれ。食券出せないし、普通に通行の邪魔だぞ」



「う、うるさいわね。わかってるわよ」







それは鈴で、鈴の手にはラーメンが乗って(お盆の上に)いるが早く来たのか、少し麺が伸びていた。
それをみた一夏は、





「伸びるぞ」


と言うが鈴は





「わ、わかってるわよ!大体、あんたを待ってたんでしょうが!」







と言われる。悲しいかな、一夏の周りの人ってこうゆう人しか集まって無いんだよな。
それぞれ頼んで席に着き、食べて居たのだが一夏は一年振りの再開だからか鈴に質問をたくさんしていた。
だが2人だけ会話していて疎外感を感じていた箒とセシリアは、




「一夏、そろそろどうゆう関係か説明して欲しいのだが」



「そうですわ!一夏さん、まさかこちらの方と付き合ってらっしゃるの⁉︎」






若干棘のある声で2人は訊いていた。








「べ、べべ、別に付き合ってる訳じゃ・・・」






「そうだぞ。なんでそんな話になるんだ。ただの幼なじみだよ」






「・・・・・・・・」







うっわー、すげえ一夏睨んでるよ。
大体理由はわかるが。
そんな理由が一夏に分かる筈もなく、一夏は


「?何睨んでるんだ?」


と鈴にいい、何も分かってない一夏に対して




「なんでもないわよっ!」




と、キレていた。




正直、箒とセシリアはそんな事より幼なじみと言う単語に敏感に反応して、あれこれ一夏に質問していた。
その後、いきなり鈴が一夏の特訓を手伝うといい一夏が断る前にクラスに帰って言った。
鈴が帰った後も、箒達は一夏に質問しまくっていて結局、一夏の特訓は箒、セシリアの後、鈴の順番になっていた。






















「え?」




放課後の第三アリーナ。一夏はセシリアだけに特訓を受けようとしていたみたいだが目の前に居たのは、ISの「打鉄」(うちがね)を装着していた箒を見て間抜けな声を出していた。






「な、なんだその顔は・・・おかしいか?」





「いや、その、おかしいっていうかー」

「篠ノ之さん⁉︎ど、どうしてここにいますの⁉︎」






「どうしてもなにも、一夏に頼まれたからだ」


「そりゃあ、他でもない(一夏の)頼みだしねー(ニヤニヤ)」


「‼︎と、とにかく一夏!刀を抜け!」



「お、おうっ」



「ではー参るっ!」





と、そこにつんざく声。


まあ、セシリアなんだけど。


そんなセシリアが箒と一夏の訓練を邪魔しようとして箒に攻撃していこうとしたので俺はあらかじめ展開していた刀(草薙の剣)でセシリアの銃を弾きそっと、





「箒の練習早く終わらせてセシリアに長めに練習させるから、な?」



と耳打ちしたら、セシリアは




「そ、それなら仕方ありませんわね」



と、言っていたのでついでにその間一夏を応援させといた。














「では、今日はこのあたりで終わることにしましょう」


「お、おう」





一夏はぜえぜえと息を切らしているのに対し、セシリアはけろっとしている。さすが代表候補生。
ちなみに俺はただの審判役。ブリンクとクロックを使ってどちらとも怪我をしない寸前で止める役をしていた。
それに能力を毎日使わないと急に使っていきなり気を失うこともありそうだったので今回の特訓を俺の練習台にさせてもらった。
すまん一夏。





ピットに戻るやいなや、箒が一夏に対して、





「無駄な動きが多すぎる。もっと自然体で制御できるようになれ」




と、きついお言葉を一夏に言っていた。



その他に一夏が部屋のシャワーの順番についていた箒と話していたが、外にいた鈴がシュッとドアを通り一夏にタオルとスポーツドリンクを渡していた。
俺はあらかじめ持参してきているので別に鈴が一夏にひいき?したことに関しては気にしてないのでズッズッと飲んでいた。うまい。







「泰人運動後に冷たいドリンクは飲まない方がいいぞ。体に悪い」





「ん?ああ、気にすんな。俺は別にあんだけじゃ運動したことに入んねえしよ」





「嘘だろ・・審判役とはいえあの中に入って止めさすって結構動くんじゃないか?」






実際声で止めずに能力を鍛えたいがために組み手をしている二人の武器を弾いて止めさせるのは普通ならきついが能力のおかげでジョギング程度にしか体が温まってなかった。






「相変わらず変わってないね、一夏。若いくせに体のことばっかり気にしてること」





「あのなぁ、若い内から不摂生してたらいかんのだぞ。クセになるからな。あとで泣くのは自分と自分の家族だ」




「ジジくさいよ」



「もはやジジイだな」




「う、うっせえな」




俺と鈴のツッコミに対して一夏はうぐぐとなっていた。それに鈴はやけにニヤニヤしてたな。







「一夏さぁ、やっぱ私がいないと寂しかった?」






「まあ、遊び相手が減るのは大なり小なり寂しいだろ」





「そうじゃなくってさぁ」




鈴はニコニコニコニコしながら一夏に話しかけている。
逆に一夏は疑わしい顔で何か考えていた。
そして口にした言葉が、






「鈴」




「ん?なになに?」









「何も買わないぞ」






ズルッという擬音で鈴が姿勢を崩した。・・・一体子供のころ鈴は一夏に何してたんだ?








「アンタねえ・・・久しぶりに会った幼なじみなんだから、色々と言うことがあるでしょうが」






その言葉に一夏は⁇と頭に浮かべていた。もちろん見た目だが。






「例えばさあー」


「あーゴホンゴホン!」






わざとらしい咳払いで鈴の言葉を遮ると、箒は





「一夏、私は先に帰る。シャワーの件だが、先に使っていいぞ」




「おお、そりゃありがたい」




「では、また後でな。一夏」





また後でを強調して去っていったので俺たちもそろそろ行くかーと、言おうとした俺だが振り返ってみた鈴の姿がまさに「ゴゴゴゴ」と擬音がつくくらいこわかった。







「一夏、今のどうゆうこと?」




あ、ヤバイこれ以上ここにいたら面倒なことに巻き込まれそう、という直感が働いた俺は






「俺そろそろ寮に戻っとくわ〜んじゃあな〜」






といい後にした。
・・・・何も無ければいいが。
 
 

 
後書き
すみません。投稿ががが(*´﹃`*)‧º·˚ 
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