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『All MYSELF』

作者:零那
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『Deeply』



僕の此の拙い言葉は誰にも届かない。
それでもいい。
其れで良い。
けれど、僕はマダマダ拙い言葉を紡いでく。

踏みにじられてきた想い。
踏み荒らされてきた現実。
すべての恨みを吐き出す。
すべての狂気を掃き出す。

たとえ其の先に何も無くとも、僕の中では何かが動く。
共感して共鳴してくれた想いを掬いたい。

亡くしてきたモノ達より今在るモノの方が大事だなんて想えない。
そんな比べ方、有り得ない。

果てしない海の底に此の記憶を沈めれたなら、悲しみや苦しみ、憎しみや殺意も全て無くなるだろうか。
でも、無くなったなら、僕の生きる意味も無くなるだろう。

此の不自由な現実世界じゃ敵も味方も解らない。
善か悪かすら解らない。

そんな世界に、いつまで彷徨い続ければ良いのだろう...
最期の最期には、アナタ達が迎えに来てくれると良いな...


 
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