| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『All MYSELF』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『Best Friend』



先生は不思議そうに聞く。
毎朝毎朝シャッターが開く何時間前から居るの?
何故こんなに早いの?

僕は答える。
あの家にはバケモノが居る。
あの家は生き地獄。
あいつは...

姉の存在が邪魔する。
掃き出したい気持ちを堪えた。
そして、先生の馬鹿面を見て、真実を言っても無駄だと思った。

泣いても無意味。
少し、すがりつきそうになった自分を奮い立たせた。

純潔な少女で無くなったことを親友に相談する。
相手がバケモノだということも。
泣いて抱き締めてくれた君は、とても優しくて美しかった。

君が僕の捌け口になってくれたから、君が汚いこんな僕を抱き締めてくれたから...


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧