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夢のような物語に全俺が泣いた

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レッツ転生!

「結論、貴方は死にました」

そう言われたのは数秒前。
俺はどうやら死んだらしい。らしいと言うのは、俺が死んだこと事態知らなかったことなのだ。
まぁ死んだところで人生に絶望すら感じていた為に、いつ死のうがどこで死のうがなど全くもって構わなかった。

「さて、君には転生して貰うわけだけど…特典は何が良い?」

目の前に立つ美しい女性。
女性曰く神様らしいのだが、そんな女性は他人事の様にあっけらかんと言った。
…やはり神様と言う存在は命を余り重要視しないようだ。

「そんなことはないわ。
強いて言うなら…貴方が人生に意味を見出だせなかったからこそ、私は貴方に冷たく当たるの。
そもそも死ぬことに戸惑いを覚えていない辺り、私の対応は妥当だと言えるわ」

……そうだ。確かに俺は命を大切にしていなかった傾向がある。
暴行を加えられていた人を見れば暴行者のヘイトを稼いで逃げ回ったり、
知人が失敗で責められれば俺が変わりに庇うなど。
平たく言えば自己犠牲が過ぎるお人好しに聞こえるが、実際は自分の価値を考えず、ただ終わらせたいと思っていたからなのだった。

「…この転生で、俺は自分の価値を見つけられますかね?」

「どうだろうね?
私としては君に頑張って貰いたいところだけど」

曖昧である。
まぁこの対応も俺の責任であることは知れている。

「…転生先は何処ですか?」

「さぁ?何処だろう?」

「……戦闘はありますか?」

「さぁ?どうだろうね?」

「……特典は幾つまでですか?」

「二つだね」

……正直微妙である。

「なら……テイルズシリーズの技と術を全て使えて、使いこなせるようにしてください」

「ふぅん……あと一つは?」

「テイルズシリーズに出てくる装備やアイテムを任意で出現させられる様にしてください。
数は無限で」

「へぇ……良いんじゃないかな?」

何故か女神様は目を細めてほくそ笑んでいた。

「じゃあ君を送るよ。
前世の帷は君のよく知る生き方……コレを変えない限り、君の未来はないと知りなさい」

そうして俺の意識は闇へと落ちていった。
後に残った神は一人になったとたんにその場にへたりこみ、両手で顔を覆った。

「また会おうね…ケイ……」




 
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