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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~

作者:ハマT
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No.23木ノ葉崩し集結

 
前書き
NARUTO一言物語第一弾『一檎の敵を探して』
No.6追っ手追従まさかの侍


 

 
第八演習場

ここではネジとヒナタが音忍を相手に戦っていた。ヒナタ加勢時に百人近くいた敵はその数を二人まで減らしていた。だがチャクラはもう底をつきたっているのもやっとだ。
「ここまでやられるなんてな・・」
「だがチャクラが底をついてんならもう終わるな!!」
そう言って音忍が突っ込んでくる。かわすことすらできない二人が死を覚悟した瞬間間に誰かが入ってきて二人を吹き飛ばす。
「お義父さん!?」
「四代目!?なぜここに!?」
忍として戦えにいはずのミナトだ。
「悪いけどここは引いてくれないか・・今引けば命まではとらないよ」
「何言ってんだ!!お前が四代目なら今ここで殺れば・・」
その瞬間あたりをとんでもない殺気が包み込む。ヒナタとネジはその殺気を向けられていないためなんともなかったが敵の二人は気を失う。
「二人共大丈夫かい?」
「あなたナルトくんのお父さんじゃないですね・・誰ですか?」
「もう気づかれるなんて・・まぁ君たちの敵じゃないよ・・あえて言うなら転生者と名乗っておくよ」
そう言うと偽ミナトはその場を去った。

決着をつけるため互いに跳躍した我愛羅とナルト、我愛羅が突き出した拳をかわし我愛羅を殴りつけるナルト。そして互いに力尽き地面に倒れる。
「我愛羅・・お前はいままでみんなから嫌われてたんだよな・・・でもおまえを認めてくれるやつが必ずいる・・お前もきっと・・」
そう言って気を失うナルト。
かつて我愛羅は父である風影に六度殺されかけた。生まれてすぐに母を失い愛情を知らずに生きてl/きた。守鶴を封印され里から化け物扱いされてきた我愛羅。
その我愛羅を誰かが背負った。カンクロウだ。横にはテマリもいる。思い返せば二人は自分を何度も守ってくれた。二人がいなければ自分は心を失っていたかもしれない。我愛羅は二人に対しすまないと告げ気を失った。

「久しぶりだね大蛇丸」
激戦を繰り広げる三代目火影のもとに突然現れたのはミクトだ。ヒルゼンに向かって飛んできた草薙の剣も受け止めている。
「ミクト!?なぜここに・・」
「例の実験成功したか聞きに来たんだよ・・でもこの様子だと失敗したみいだね」
「確かに失敗はしたわ・・でも面白いことがわかったのよ」
「面白いこと・・」
「ええ助けてくれたら教えるわ」
ミクトは大蛇丸と取っ組みあっているヒルゼンに目を向けた。
「お久しぶりです三代目・・といってもあなたは僕のことを覚えていませんでしょうが・・」
「わしを馬鹿にするでない!!ボルトやヒマワリとともに中忍試験に参加していた雨隠れの忍じゃろ!!」
「それは書類上のデータだよ・・・・・僕の本当の正体を教えてあげるよ」
そう言ってミクトは自分について語り出す。
「なんじゃと!?そんな話は聞いておらん」
「トビに記憶を操作されてるからね何も覚えていないのは当たり前だよ・・さて三代目そろそろ眠ってもらうよ」
そう言うとミクトは死神を睨みつける。すると死神は初代、二代目を封印したように大蛇丸の腕だけを封印した。大蛇丸の腕を封印し倒れるヒルゼン。その傍らでミクトはボルトのもとに行く。
「封印術・時析保浦」
印を結び気を失ってるボルトの首元に手を当てるミクト。するとそこに何かの模様が浮かび上がるがすぐに消える。
「?!ミクト・・話が・・違う・・」
「生きているだけマシだよ・・それより行こうか」
そう言うとミクトは大蛇丸と共に木ノ葉をあとにした。

木ノ葉側、死者二十五名うち民間人十三名
砂側、死者四十五名
また大蛇丸との戦いで三代目火影が死亡、また砂隠れの里も大蛇丸に利用されたうえに四代目風影が殺害されていたことが判明、これを理由に砂隠れ上層部は満場一致で木ノ葉に降伏を決定、それを木ノ葉は同盟を新たに結ぶ直すことを条件に受け入れた。
こうして木ノ葉崩し、後に伝説として語られるこの戦いは双方大きな犠牲を出し集結した。
しかしこの戦いでの傷跡はあまりにも大きかった。
三代目火影と戦ったボルトは戦い終結後も目を覚ましていない。大蛇丸が白眼を狙って呪印をつけそれをミクト封印術で隠したためボルトの呪印は誰も気づいていない。
悲しみに明け暮れる木ノ葉に近づく二人の忍・・・この忍が木ノ葉にさらなる試練を持ち込むことをまだ誰も知らない。
 
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