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ブラックバトルプレイヤーズ

作者:テスト
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第1話

 
前書き
まだまだ至らない点もあると思いますがよろしくお願いします。 

 
イサムはいつもと同じようにシゲとイサムの部屋で『ブラックバトルプレイヤーズ』で戦っていた。
そしていつも通りイサムが負け、戦いが終わったかに見えた。
しかし、イサムたちを含むプレイヤー全員がゲームから出れなくなっていたのだ。

「おい、出れねーぞ」
「あれ、おかしいな、こんなこと一度もなかったのに」

『ブラックバトルプレイヤーズ』は身体をも飛ばすゲームで国も推奨している安全なゲームと言われていた。転送先はゲーム空間であり、このゲーム機でしか行くことはできないのだ。
そして、シゲが掲示板を見て、

「おい、別のプレイヤーも出れないらしいぞ」
「ついさっきから出れなくなったみたいだね」

このゲームはバトルが終ったあと掲示板を見ることができる。
その掲示板では色々な情報が行き交っている。

「どうするんだよ?」
「今は待っておくしかないね」

すると、突然イサムが光に消えた


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


イサムは小さく真っ白な部屋へ転送された。

「うーん、ここは?」

するとイサムの前へ一人の男が転送された。

「君はアルティメットキャラ使用者だね、私はプランダラー、もちろんゲーム名さ。
私と勝負しよう、ブラックバトルプレイヤーズでね。断れはしないよ」
「うわっと」

イサムはいつの間にか闘技場にいた。

「ハンデをやろう、私の能力は略奪、タイプはトリッキーだ」

プランダラーはいきなり足でイサムを蹴った。

「っく、僕だって」

イサムは蹴りをくらったが、体勢を立て直し、顔に拳で殴った。

「ふふふっ、そうこなくちゃ、能力が目覚めてなくても、効くじゃないか、よっと、これを待っていたんだ」

プランダラーが拳を食らいながらイサムの足に、荊棘が絡まる。
プランダラーはトリッキータイプ戦闘が得意なタイプではなく、相手を妨害したり、奇抜な動きで相手を翻弄するタイプなのだ。

「なに!罠だと!」

イサムがそう言った時にはもう遅く、プランダラーが襲いかかっていた。

「もう、無理だよ、君のHPは0に等しい」

イサムが罠を抜け切ったときにはもう相当なダメージをくらっていたのだ。

「ついでに言っておくけど、僕の略奪は相手のキャラを奪い、そのプレイヤーは、意識だけがこの世界に残り、現実世界の体は脳死してしまうのだよ」
「くそっ、僕だって、僕だって!」
イサムはその時シゲと戦ったあの時、そして世話になった家族や友達の顔が頭に思い浮かんだ。

「僕はこんなところでは負けられないんだ!」

《スキル『不屈なる心』を手に入れました》

「能力が目覚めたのか?」
「僕だって〜〜!」

スキルは力を本当に欲した時に開花する、このスキルは瀕死状態の時のみに全ステータスが3倍にまで膨れ上がる能力。基本的なステータス上昇スキルでは1.5倍が普通でここまで上げることは不可能に近いと言える。
そして、イサムはプランダラーを殴ろうと振りかぶる。プランダラーは避けようとするが、拳には追いつかない。

「食らえ〜!」

プランダラーは拳をまともに食らい、倒れた。

《プレイヤー イサムの勝利 帰還します また初勝利ギフトとしてタイプが覚醒します》

「あれ、ここは?」

自分の部屋へと戻ったイサムはシゲを探そうとすると、シゲもゲームから戻った。

「いまのはなんだったんだ?」

イサムは自分に起きたことを説明した。

「略奪?そんな能力聞いたことがないな」

イサムはゲーム機の対戦履歴を見て、

「でも、ゲーム機の対戦履歴を見ると能力が書いているよ」
「おかしいな、とにかく勝ててよかったじゃねーか、負けてたらどうなるかわかったもんじゃねーし、いいスキルを手に入れれたんだし」
「そうだな、まぁ、HPが低いときにしか使えないし」
「でも上昇値はたまったもんじゃねーぞ!全ステータス3倍とか聞いた事ねーよ」
「そうかな?」

イサムとシゲはそう笑い合いながら話していた。


望月イサム
ゲーム名 イサム
タイプ 勇者
ステータス(5の中での評価)
攻撃 4
防御 3
スピード 4
持久 3
保有スキル
《 不屈なる心》
 
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