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この狂った世界で生き残る方法

作者:初2号
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五話 後輩ちゃん

志武槻から逃げきってから十五分…
ようやく『北』にある自分の会社についた…
会社の正面ゲートから入ろうとすると…

?「いずみせんぱぁーい!!」

と叫びながら少女がダッシュで近寄ってくる…そして飛びついてくる
それを避けてから少女に話しかける

「やぁ!魔姫ちゃん!元気にしてたかい?後そういうふうに飛びついてくるのやめてくれるかな?」

彼女の名前は春風(はるかぜ)魔姫(まき)
見た目は、自分より年下のように見えるが自分の二つ上19歳である

魔姫「酷いですよぉ~先輩!」

何故年下の自分を先輩と呼ぶかと言うと経験上自分の方が上と言う理由らしい
魔姫と一緒に社長室に向かう…
社長…と言っても自分の代理である
自分の会社が何をしているかと言うと大体は品物の生産とその品物の輸出をしている

「やっほー!ちゃんと仕事してるかい?」

社長室のドアを開けて代理人に話しかける

代理「あ!泉社長!お帰りなさいませ!それとちゃんと仕事してますよ!」

「じゃー現在の売り上げを聞かせて貰えるかな?」

椅子に座ってから代理人に言う

代理「ただいま持ってきます!」

そう言って部屋を出て資料を取りに行った

「ふぅ…魔姫ちゃん…こんなに慌ただしくなったのいつから?」

魔姫「先輩がここを留守にして少したってからですね!」

自分が会社にいたときは、ここまで慌ただしくなかったのだが…かなり慌ただしくなっている
商売上がったりなのか?それともただ単に統率がとれてないだけなのか?
まぁいいか売り上げを見たらそれもわかるだろう
おっと忘れてた事があった

「魔姫ちゃん?僕に何か言うことある?」

魔姫「アメください!」

「他に何かない?」

自分のポケットから買っておいたアメを出して魔姫に渡す
魔姫はすぐにアメを舐め始めた
そして魔姫が

魔姫「電話ならありましたよ?磯城織慧(しきおりえ)とか言う人の所で働いている人から」

「うんそう言うの速く言ってね?とりあえず織慧に電話かけとくか…」

最新機種の携帯を取りだし織慧に電話をかける…
少ししてから織慧が出た

織慧「はい!何のようでしょうか!」

「なんだよ?そっちからかけて来てたらしいじゃないか」

織慧「あー!その事ねー単刀直入に言うわ!中央と同盟を組みなさい!」

「え?」

織慧「聞こえなかったの?中央と同盟を組みなさい!」

「あー!なんで?」

織慧「いいから組みなさい!」

「まぁいいかー!いいよー!」

そこで電話が切られた
でも急に同盟を組みたいとは…何かあったのか?例えば…志武ちゃんに見下されたから仕返しに同盟を結ばせようとか?
または…あの事を警戒してかな?
まぁいずれわかるだろう…

魔姫「先輩!なんて言ってましたか?」

魔姫に電話の内容を聞かれる
その質問に素直に答える

「中央と同盟を組んだ!以上!」

魔姫は少々驚いたようだ
と言うか普通に驚くよな…

魔姫「先輩…マジですか?」

「はい!マジです!」

ニッコリ笑って答える

「魔姫ちゃん支度して水戸に行くよ」

魔姫「私もですか?クレープ買ってくれるのですか?」

「買ってあげるから行くよ!久しぶりに魔姫ちゃんに仕事をして貰うよ」

そう言って魔姫のやる気を起こさせる

魔姫「支度終わりました!」

「それじゃー行くよ!」

魔姫をお姫様だっこをして五十階から外に飛び降りる
飛び降りた時魔姫の悲鳴が聞こえた気がするが気にしない!
そして地面に着地する
着地したとき足の骨にヒビが入ったような痛みがしたがすぐに痛みが引いた
完全に痛みが引いた後魔姫を抱き抱えたまま水戸に向かって全力疾走をする
出来る限り急いで水戸に行きたい…そんな気持ちで全力で走った 
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