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WATCH DOGS 〜in RIDER WORLD〜

作者:カツゲン
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PHASE6 戦う手段

「調べてみたが
ガイという男の存在自体
確認できなかった」

ジョルディの言葉を
翔は黙って聞く

あれから3日、
夏希の居場所もガイの正体もつかめていなかった
わかっているのは奴から来た連絡用の
電話番号だけ
逆探知も試みたが
完璧にガードされており、失敗した

「そうか…
仕方ない…依頼通りにするか」

彼女の身の安全のために
仕方なく言いなりになることを決めた

それを聞いて、
ジョルディの隣で黙っていた
Bad boy1901…
ここに集まる際に聞き出した本名、リクが
パソコンをいじりながら話し出した

「それでなんだが…
一応アーマードライダーのやつらについても
調べておいた」
「本当か?…助かる」

彼は一つのファイルを開いた

「まあ、色々あるけど…
簡単に言うと
あの人たちが変身するためのベルトは
ユグドラシルが開発したものらしい
だからあの人達について調べるには
そこに行くのが一番だと思う
ただ…」
「ただ?」
「…多分向こうに潜入するとしたら
厳重な警備システムがあると思う
それに下手したらそのベルトを使う人と戦うかもしれない
いくら君でも…生身だと確実に負ける」

それを聞いて翔は考え込む
確かに、彼らの戦いは何度か見たことがあるが
今の自分では惨敗するのが目に見えていた


だが、彼は一つだけ
彼らと戦い、警備システムを突破できる方法があることを
思い出した

「一つだけ…
一つだけだが方法はある」
「なんだって?
どうする気だ?」
「1年前の件を話しただろ?」

この言葉で、ジョルディは
何のことか理解したようだが、
リクは何のことかわからないといった顔をした

「ああ、例のベルトね…
すっかり忘れてたよ
でもあれは破壊したんじゃ?」
「いや、あれは嘘だ
念のためある人に保管してもらっている」
「誰だ?」
「…武器商人、ココ・ヘクマティアル」
「何!?知り合いなのか!?
あのHCLIの!?」
「そうだ
すぐに連絡を取ってみる」




[ピロロロロロロ…]

「はい、もしもし?」
「お久しぶり、ミスヘクマティアル
日本の霧島翔だ」
「あら、久しぶりじゃない!
1年振りだっけ?」
「そうだな…っと
もう少し話したいが今は時間がない
そっちはどこにいる?」
「こっちはねー
今中国で取引してたところ
でも明日には日本に行くよ?」
「ちょうどいい
頼みがあるんだが…」
「わかってる
ベルトでしょ
船に積んである」
「ありがたい
明日、すくに取りに行く」
「OK、待ってるよ」

[ブツッ]


「これであいつらと戦える」
「すげえな、本当に知り合いなのか…
なんでだ?どこで接点があった?」
「単に武器を手に入れる時に会っただけさ
その時に色々誘われたんだけどね…
断ってこっちでビジランテやってるって感じ」
「へぇ…」

その後、彼は二人と別れ、
明日の為に早めに寝た

1年前の出来事を、
思い出しながら…




 
 

 
後書き
1年前の出来事というワードが出ましたが
この点については
スピンオフ的な作品で詳しく書く可能性があります
その時はそちらもどうぞ

今後もこの小説をよろしくお願いします 
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