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『ひとつ』

作者:零那
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『女神』


貴女の存在は知ってたのに知らないのと同じだった。
僕の心の奥の想いを代弁していた貴女に出逢い、僕は変わった。

貴女が一心に受けた其のイタミは、貴女のコトバに換わり僕の胸の深く奥を抉る。

貴女のコトバが、貴女の声が、貴女の涙が、貴女の表情が、貴女の仕草が...
貴女のすべてから放たれるモノが本物だから、僕を深く突き堕としたり、僕を笑顔にしたりする。

感情の無いコトバを並べただけなら揺らがない。
貴女のコトバが、貴女のメロディーが、此の身を癒やす。

明日を生き抜く強さを、あの日から今迄、ずっとずっと分け与えてくれる。

貴女の存在は僕にとって必要不可欠で、貴女は永遠に僕の女神で在り続ける。

あの日から、どんなイタミや孤独に襲われても、貴女の存在を確かめられて、貴女のコトバを聴くことが出来たから、今を生きてるんだと...

貴女が生きる支えになってるんだと、貴女が其れを知ることは無いだろうけど...

いつか、貴女の創る夢の世界を、此の身で感じる日が来たなら、其れは人生で一番、至福で永遠のトキとなるだろう。

こんな子供じみた夢を与えてくれた、生きるチカラを、生き抜く勇気を与えてくれた貴女は僕の女神です。

 
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