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『ひとつ』

作者:零那
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『王子様』


愛しい愛しい想いを
あの頃の想い出達を
雨音の強まる中で
拾い上げてみる

サイズの合った
ガラスの靴は
簡単に脱げない
王子様など居ない

おとぎ話なんて
本当は何も知らない
読んで貰った事も
読んだ事も無い

甘ったるい話は
苦手だから
毒の在る話にして

好みなんて
価値観なんて
人それぞれなのに
あたかも
此が正しいと
いうように
皆が流行のカッコ

愛しい愛しい想いを
あの頃の想い出達を
雨音の強まる中で
拾い上げてみる

また歪んでいく
狂ってく想い
目指した場所見失い
迷走してく

此処においでって
あの頃輝いてた
想い出達が呼ぶんだ

違うと解ってても
笑えたりする
悔しくて哀しくても
涙流せなかったり
そんな心の歪みにも
慣れてきてしまう

それでも時々
ものすごく痛いから
だからこうして
愛しい愛しい想いを
拾い上げてみる

サイズの合った
ガラスの靴は
簡単に脱げない
王子様など居ない

あの頃輝いてた
想い出達が
僕の王子様なんだ

また歪んでいく
狂ってく想い
目指した場所見失い
迷走してく...

 
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