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勇者指令ダグオンA's どっこい

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第十七話 激突!はやて対メカはやて



ある日の海鳴の町のどっかのスクラップ置場

『ぴー・・・ガガガガガ』

何やら一人の少女のようなロボットがスクラップ場に舞い降り・・・

『ピピピ・・ガアアアアアアアア!!』

何やら棒のようなものを構えて町に繰り出すのだった。





第十七話 激突!はやて対メカはやて




南家

「ずるずる・・・」

お金が無い為カップラーメンを啜っている力。

その横では・・・

「えっと・・力君の食費がこれで・・・シグナムの干物調達や・・・弁償がこれだから・・・今月も赤字や・・・」

そう言って家計簿つけているはやて。

するとデバイスが鳴った。

「はい?」

『あ!はやてちゃん!?』

はやてに通信を送っていたのはリンディだった。

「リンディ提督どうしたんです?」

『はやてちゃん!宇宙人の残党がとんでもないもの造って来たわ!テレビ見て!!』

そう言ってはやてがテレビを付けると・・・

『ニュース速報です!!今朝から突如現われた海鳴の邪神!八神はやてによって町が攻撃されています!!』

「なんやてええええええ!!!」

「ブー!!」

ニュースのアナウンサーに向かって絶叫するはやてラーメンスープ噴いてしまう力。

『いえ!正確には相手はロボット!メカはやてです!!』

「ちょう待ちや!!」

そう言ってはやては八神組全員を引き連れ力のブレイブエラゴに乗り込み現場に急行するのだった。


現場に到着した力達は暴れているメカはやての説明を受けていた。

「つまり・・・宇宙人は最強の兵器を送り込んできたって訳」

宇宙人の残党を逮捕したリンディ達は事情聴取をしている最中に最後の抵抗を試みるべく最強の兵器であるメカはやてを送り込んだのである。

「これの何処が最強の兵器なんや!勝手に人のロボ造ってからに!!」

メカはやてに向かって指を指しながら激怒するはやて。

するとリンディが資料を持って現われた。

「ええっと・・・逮捕した宇宙人の話によると・・・地球で一番強い生物を模して作ったみたいよ・・・」

「つまり地球で一番強い生物って宇宙人的視点から見ると」

「ウチの組長ってわけね・・・」

八神組全員ではやてを見つめるとプルプル震えだすはやて。

「おのれ・・・勝手に最強の生物にして・・・こないなったらウチがこの手でバラバラにしたるわ!!」

シュベルトクロイツをブンブンと振り回しながらメカはやてに襲い掛かるはやて。

「覚悟おおおおお!!」

『ピ!ガ!!ピガアアア!!』

はやてに気づいたメカはやてが、はやてに向かって口からラグナロクを吐くメカはやて。

「なぬうううう!!」

突然のビックリ奇襲によって出鼻を挫かれたはやて。

「なんや!ウチをモデルにしたのに何であんなありえへんもん積んでるんや!!」

「宇宙人によると・・・はやてちゃんに追加機能をつけたみたいよ」

リンディの言葉にムカッとするはやて。

すると

『破壊光線・・・ハッシャ・・・』

何故かガッツポーズを取ると目から破壊光線を発射するメカはやて。

「ちょう待て!!何でウチの能力に無いもんばっかりあるんや!こうなったら!!」

必殺邪神モードになって八神流喧嘩術の構えをとり・・・

「ラグナロク!流星拳!!!」

力お仕置き用に鍛えた一秒間に300発のラグナロクを載せた拳がメカはやてに襲い掛かると・・・

『コウドウブンセキ・・・ギガギガ!!』

はやての目にも留まらぬ拳を受け止め続けるメカはやて。

「うわ・・・メカのほうが優勢じゃねえか」

「はやて!本物の名目に懸けて負けるな!!」

「わかっとるわい!!」

力達の無責任な応援に頑張るはやて。

「行くわ!!」

そう言って金平糖を投げ付けるはやて。

だが

『ピガ!!』

はやての投げた金平糖を片手で受け止めるメカはやて。

「嘘やろ!?なら!!」

何故か魔法ではなく南流喧嘩殺法で戦うはやて。

だがはやての拳は空を切っていく。

そして

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

体力を消耗しまくり息切れして来たはやて。

相手は疲労というものが無い機械。

人間のはやてにとっては長引けば不利になるのだ。

「うわ・・・相当苦労してるみたいだなあいつ」

「んだんだ」

はやてが真面目に必死に戦っている最中横で呑気に焼き芋作って食べてる力と飛鳥。

「て!あんたら何寛いでるんや!!」

「これどうしろって」

はやての激怒に飛鳥が指差すと拳の痕やら貫通された風穴やら戦いの傷跡が・・・

早い話が力達が参加して町への被害を増やさないようにするとの事らしい。

「おのれ!!偽者!」

はやてがメカはやてに跳びかかった瞬間。

『ミサイル発射・・・』

メカはやての指から発射される無数のミサイル。それをシュベルトクロイツ&素手で叩き潰していくはやて。

「何でミサイルまで付いてるねん!!絶対ウチをモデルにしたの嘘やろ!!」

ミサイル叩き落しながらそう叫ぶはやてに力達は・・・

「いや・・・並の人間がミサイル叩き落せないって」

「宇宙人からすればお前の戦闘力がそんだけあるってことじゃね?」

と言って呑気に芋食べてる力と飛鳥。

するとはやての怒りが頂点に達したのかリミットブレイクを発動した。

「食らい!響け!終焉の雄叫び!ラグナロク・ザ・レインボー!!!」

そう言って拳から七億倍の七色のラグナロクを放つはやて。

すると

「終焉の雄叫び・・・ラグナロク・ザ・レインボー・・・」

メカはやてもラグナロク・ザ・レインボーで対抗し両者の破壊力は互角である。

この際回りの被害も甚大であるのはスルーしていただきたい。

両者互角が続くと思ったが・・・

『ガアア!!』

メカはやての口から八発目のラグナロクが発射された。

そして

「うぎゃああああああああああああああああああああ!!!」

メカはやてによってラグナロクの直撃を浴びてしまい敗北してしまうはやてだった。

思いっきりぶっ倒れてしまったはやてはすぐさま病院まで連れて行かれるのだった。



そして病院

病院のベッドで完全に倒れているはやて。

だが

ピーピー・・・

「はやてちゃん・・・ご臨終です・・・」

病院で心停止が確認されてしまったはやて。

「シャマル先生!何とかできないんですか!?」

「無理ね・・・あの攻撃は現代医学じゃ治せないのよ」

なのはがシャマル先生に治せるか問い詰めるがシャマル先生は首を振って答えたのだった。


チーン
八神はやて 享年19歳



「はやてちゃん!何で死んじゃったの!!」

「はやてええええ!!」

病院でご臨終になったはやてに泣きつくなのはとフェイト。






そして力達は・・・

「ウチの組長は死んだ・・・だが!世界の平和を守るために!俺たちは行かなきゃならんのだ!総員突撃!!」

「「「おおおおお!!」」」

海鳴の町で暴れまわっているメカはやてに向かって力達が決戦を挑むのだった。








葬儀場

棺おけにはやてを入れて喪服で泣きまくってるなのはとフェイト。

「はやてちゃん・・・安らかに眠って欲しいの」

「はやて・・・」

お坊さんのお経の最中号泣しながらそう呟くなのはとフェイト。

管理局で主催されているだけあって超豪華な葬式で局員も数多く出席している。

しかも

「はやてちゃん・・・何でこんな遺影しか無かったの?」

何故かはやての遺影は力をぶっ飛ばしている遺影であった。

そしてお経も終盤になってくるとなのはが呟いた。

「はやてちゃん・・・あの悪魔はもうあ~んな事やこ~んな事して好き勝手生きていくの・・・」

「その時は私たちが止めてあげるからね」

はやての死んだ後の力のことを語りかけたなのはとフェイト。

その時だった。

ドクン!!

「え?何今の音?」

何やら凄い物音が聞こえたのだがスルーして死んだはやての棺おけに向かって語り掛けるなのは。

「はやてちゃん・・・あの悪魔・・・ううん・・・力が悪いことをしたら私が地獄に送ってやるの!!だから安心して成仏して!」

ドクン!ドクンドクン!!

「はやて・・・私も協力するよ・・・どうせあの悪魔の事だから別の女にちょっかい出してくるはず」

ドクン!ドクドクドクドク!!!

なのはとフェイトの無責任な一発に何やら鼓動のような音は益々強まり・・・

さらに


ドクドクドクドク!ガタン!ガタガタガタ!!

「ななななな!なんなの!?」

突如鼓動のような音共にはやての入ってる棺おけが凄まじい勢いで揺れだしたと同時に・・・

「うぎゃあああああああああああああ!!力君!ウチの目の黒いうちにそないなことさせへんでえええええええええええ!!!」

『力』という単語を聞いた瞬間棺おけの蓋破って出てきたはやて。

ブッブー!!
×八神はやて 享年19歳


「うひゃあああああ!生き返ったの!!」

病院で完全に心停止が確認されたのにも拘らず復活したはやて。

『力』という単語を聞いただけではやての身体能力は現代医学を超えたらしい。

そのまま何事も無かったかのようにスタスタと葬儀場を後にしようとしたはやてになのはが止めた。

「はやてちゃん何しに行くの!?」

「決まってるやんか!力君をぶちのめしにいくんや!!まっとれ力君!!」

そう言って騎士甲冑に変身したはやては葬儀場から飛んで行くのであった。

因みにシャマル先生は・・・

「まぁ・・・どうせ生き返ると思ってたし~」

はやて復活を予感していたようだ。

余談だがはやての遺影がはやて復活と同時に粉々に砕けたのだった。







海鳴

「行けえ!撃て撃て!」

メカはやてに向かって光線やらバズーカやらを撃ちまくっている力達。

だがメカはやては鉄壁装甲である為一切の攻撃が効かず・・・

『ガアアアアアア!!』

口からラグナロクを吐くメカはやて。

咄嗟に避ける力達は応戦しながら粘るのだが・・・

「こらああああああああああ!!力君!!!」

そう言って空から降ってきた本物のはやて。

「うげ!!」

はやての一億トン以上の破壊力を持つはやてキックをまともに受けてしまう力。

そして組員たちは思った。

「「「ああ・・・やっぱり生き返った」」」

と言った具合に特に驚いた様子も無い。

するとメカはやてが・・・

『八神はやて・・確認・・・抹殺』

そう言ってはやてに襲い掛かるメカはやてだが・・・

「邪魔や!!」

ドッカーン!!

超不機嫌なはやてのパンチ一発で粉々に砕け散ったメカはやてだった。

「え?こんなにあっさりと・・・うげ!!」

散々苦戦してたメカはやてがあっさり倒されたことに唖然としながら力がはやてに締め上げられた。

「うげ!どうしたはやて」

「ウチに黙って不埒な行い・・・許さへんでええ!!」

「誤解だあああああ!!」

絶叫しながらお仕置き八神スペシャルを浴びる力。

それを見ていた組員達は・・・

「はぁ・・・平和になった」

と言って力が成敗されるのを微笑ましく見ていたのだった。

余談だがはやての葬式復活はしばらくネタにされたらしい。

更に余談だがメカはやてはどっかの影の守護者のたぬきが持って帰って自身の替え玉のカカシにしようとし修理したらしいのだが暴走して偉い事になったらしい。


 
 

 
後書き

久しぶりの夢の中俺達がやる事は・・・リリカルクエストだ!ええっと取りあえずサイモンを迎えに行かなくちゃいけないんだけど・・・何!?偽物が出ただと!?

次回!勇者指令ダグオンA’s どっこい リリカルクエスト3

何で俺の偽もんが出てくるんだよ!?
 
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