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FAIRY TAIL -大地の物語-

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竜と戦姫 7

 
前書き
だいぶお待たせしました!
 

 
ガリアが余裕の表情で『かかってこい』と言わんばかりに手招いてシュベーンを挑発する。

「僕を…この僕を…この僕を!コケにしあがってえええぇぇぇ!!やれ!ギガバルカン!アーマーロブスター!バニッシュフラワー!奴を八つ裂きにしろ!」

モンスター達はシュベーンの命令に従い一気にガリアに牙を向ける。

しかし、ガリアは余裕の表情を崩さない。寧ろ、ニヤリと笑ってこの場を楽しんでいるようにも見える。

「来いよ!返り討ちにしてやる!」

ギガバルカンの拳がガリア目掛けて降り下ろされる。

しかし、ガリアは空中高く跳び拳をかわす、しかし、バニッシュフラワーの棘のある弦が空中にいるガリアに襲いかかる!

無論、空中にいるガリアは攻撃を避けることはできずここは両腕を交差させガードを取るが、棘のある弦にガリアは地面に叩きつけられた。

土煙が立ち込める中ガリアはかろうじて立ち上がる。

「やべぇ…さすがに三匹相手じゃ骨が折れる…なんて…大口叩いたからには弱音吐いている暇ねぇよな!」

土煙を払い除けるとガリアの目の前に待ち構えていたようにアーマーロブスターの巨大なハサミが口を開けて待っていた。

しかし、ガリアは焦ることなく右拳を握りして大きく振りかぶると、

「『地竜巨巌拳(ぢりゅうきょがんけん)』!」

地面から巨大な岩石の拳がアーマーロブスターのハサミとぶつかる。

「ジャンケンって知ってるか、ザリガニ君…チョキはグーに勝てないってことをよ!」

巨大な岩石のをアーマーロブスターのハサミを砕き突き抜ける。

『もう一発!』とガリアはもう片方の左腕を振ると左から先程と同じく巨大な岩石の拳がアーマーロブスターの顔の方を捉えると一瞬でアーマーロブスターのアーマー全てが砕け散る。

もう中身しかないアーマーロブスターは中身だけがシュベーンを横切り後方へと飛んで行った。

「残り二匹!」

ガリアが楽しそうに笑っている中シュベーンは今置かれている状況理解出来ないでいた。

自分の手駒がこうもあっさり倒されて行く現状に理解出来ない…そんな風に言いたげに口をパクパクさせている。

(僕の五獣士がこうもあっさり…くっ!この僕が負ける?ふざけるな!僕の魔法は獣を操る言わば最強だ!負けるわけないだろうが!!あ、そうか、あれを使えばいいじゃないか!なーんだ、簡単だ…)

「あは、あはは、あははははははははははははは!!!!!!」

シュベーンは狂ったように高々に笑う。

ガリアはそんな彼を頭の上にクエッションマークがついたように首を傾げる。

「なんだよ、気色悪い…頭がついに逝ったか?」

「あはは、悪いね…ちょうど君を倒す方法を思い付いたところだよ。多分これで君は死ぬと思うから悪いと思わないでね」

シュベーンは狂った悪意のある笑みをガリアに向けるのだった。 
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