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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories

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SAO編 Start my engine in Aincrad
Chapter-7 二人の優しさ
  Story7-1 日常の中で

シャオンside


なんか知らんけどフローラの買い物に付き合うはめになった。

場所は52層。つまり……俺のホームタウン。


100%荷物持ちだろ…………

「シャオン君、次行くよー」

「分かったから引っ張んな」

服引っ張られて半ば無理やり連れていかれてまーす。



「シャオン君、まさか私が無理やり…………とか思ってないよね?」

「…………思ってません」

「ならいいけど」

こわっ…………思考読まれてた…………気をつけないとな……















40分後

買い物も一段落し、今度もフローラに連れられて色んな場所を巡っていた。

「シャオン君、58層にてあるスキルの専用防具が作れるクエストがあるんだけど…………」

「それがどうかしたのか?」

「…………これ、あげる」

フローラから差し出されたのは大きな羽根と布。

「これ、その時のドロップ品。色が蒼だからシャオン君に……と思って」

「ありがとう、フローラ。

この層に知り合いの裁縫屋がいるから、そいつに頼むよ。

一応そいつ裁縫ほぼマスターだからな」

「それはすごい……私も頼もっかな……」

「あ、俺が頼んでるから大丈夫だ。

お前へのちょっと遅い誕生日プレゼント」

「嬉しい……」

「昨日頼んだから……もう出来てるかな?


ちょっと行ってくるから待っててくれ」

「うん」
















フローラside

シャオン君行っちゃった……

「寂しいなぁ…………」



シャオン君と過ごす一緒の時間が一番充実してるなぁ…………



にしても…………どんなの頼んだのかな…………


可愛いのだったらいいなぁ……



暇だし街の中散策しようかな……シャオン君の家にも行きたいし……


と思って私が歩き出すと、後ろから気配がして

「静かにしろ」

何かに横腹を刺されて、意識が遠のいた…………
















シャオンside

俺が戻ってくるとそこにフローラの姿はなかった。



フローラの武器ミールツイスターだけが、フローラのいた場所に残されていた。俺は追跡スキルを駆使して探し回った。

反応が……あった。

「俺から逃げれると思うなよ…………!」














◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

















フローラside

気がつくと私はロープで縛られていた。
直ぐにロープを斬ろうと思ったけど……そこにミールツイスターがなかった。

「久しぶりだな……攻略組」

その武器に書かれた紋章を見てビックリした。

……このプレイヤー、ラフコフ討伐のときにいなかった……

「俺は……俺たちはラフコフの残ったメンバーと他のオレンジたちで組んだメンバーだ」

「ラフコフが何の用?」

「攻略組への仕返しだ」


奥には、60人ものオレンジプレイヤー……


「さて、お楽しみと行くか……」

『オオオオオ!!!!!』

……助けて…………

「助けを願っても無駄だ……誰も来やしない。

さあ、ショータイムだ」



ザシュ ガスッ ガスッ ザシュ


「くっ……」

切り刻まれて行く体。

縛られているのは腕と足だけなのでロープが切れることもない。


ザシュ ザシュ ガス ガスッ ガシュ


服の耐久値がなくなりかけている。


服がボロボロで、露出面積も高くなる。



神様……助けてください…………お願いですっ…………!






耐久値が全損する一撃が当たる直前……目の前を蒼い光が走った。


「シャオン君………!!!」



「チッ…………蒼藍の剣閃か」

「お前ら……他人の大切な人を傷つけたってことは……

…………やられる準備は出来てるよな」















Story7-1 END 
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