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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~

作者:ハマT
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No.3演習

説明会の次の日
第三演習場にカカシの姿があった。集合時間は既に1時間過ぎているがサスケ達はまだ来ない。
「カカシ今日は早かったんだな」
しばらく待つとサスケ達がやってきた。どうやらどうせ遅刻すると考えてあえて遅れてきたのだろう。集合五分前に来ていたカカシはもう遅刻するのをやめようと誓うのだあった。
「さて十二時セット完了これからお前たちにはこの鈴を俺から奪ってもらう」
そう言ってカカシは鈴を3つ取り出し腰につける。どうやらここは変わってないらしく試験の説明も全く同じだ。そして合図があり演習がスタート、それと同時に全員隠れる。

演習開始から約十分それぞれが気配を隠して隠れている。
「いざ純情に勝負!!勝負!!」
しかしナルトだけが気配を隠さずに突っ立っていた。
「あのさお前ちょっとズレてない」
「んなわけねぇってばよ!!」
そう言うとナルトはカカシに殴りかかる。しかしそれをカカシは簡単にかわす。
「火遁・豪火球の術!!」
今度はサスケが豪火球でナルトごとカカシを焼き払う。なんとかかわしたカカシ、しかしその目の前にボルトが迫る。なんとか受け流し体制を整えると再びナルトが殴りかかってくる。さっき焼き払ったのは影分身のようだ。殴りかかってきたナルトの攻撃をかわすと今度はヒナタが死角から攻撃してくる。それもかわすが今度はサスケが殴りかかってくる。
(キリがない・・)
かわし、受け流すその度に四人はカカシに殴りかかってくる。四人の完璧な連携にカカシは本を読む暇もなかった。攻撃の要はボルトとナルトでそれをヒナタとサスケが援護する。カカシがこの試験で教えようとしていたチームワークをこの四人は完璧に理解している。本来ならこの時点で合格にするべきなのだが今まで全くこの試験を理解しなかった者達に退屈していたカカシはものすごく暑くなっていた。攻撃の中カカシは額当てをずらし左目の写輪眼を出す。それを使い四人の攻撃を先読みしかわし続ける。ナルトの攻撃をかわしたカカシはその足を掴み攻撃をしようとしていたヒナタにぶつける。その瞬間に事件は起こった。ぶつかった際にナルトとヒナタの唇が触れ合う・・つまりキスしてしまったのだ。一瞬で顔をゆでダコにし気絶するヒナタ。一方のナルトはものすごく混乱しておりどうしたらいいか分からないでいた。その後目を覚ましたヒナタたちはカカシから合格を言い渡され第七班として活動を始めるのだった。


遡ること数時間前第八演習場
ここではヒマワリ達が演習をしていた。試験の内容は四人でバトルロイヤルをし下忍にふさわしいかわ見極めるというものだ。戦闘開始から約一時間が経過しまずサクラがほかの皆についていけず脱落それから三十分後にシノがスタミナ切れで脱落し残るはヒマワリとキバだけだ。
「通牙!!」
キバがヒマワリに回転しながら突っ込んでくるがそれをヒマワリはかわし剣をかまえる。この剣は木ノ葉の近くに偶然落ちていて結構しっくりきたのでそのままヒマワリが使っている。目立った装飾はないがヒマワリのチャクラを吸収し剣を強化している。どうやらチャクラ流しを強大化する能力のようだ。炎を纏ったその剣と戻ってきたキバの通牙がぶつかり合い互いに弾き飛ばされる。
(演習開始から三時間・・・サクラは優秀だけど相手が悪すぎたこれからの努力次第でさらに伸びるわね。シノは聞いた通りスタミナが少ないわねそれを秘伝忍術が補っているスタミナしだいでは化けるわね。キバはスタミナがあるけどそれにものを言わせた戦い方・・もう少し頭を使わないとね。この三人はいいけど問題はこの子よ・・・この子が持つのは霧隠れの刀・・能力的にはヒラメカレイかしら・・でもヒラメカレイはこんなに細くないそれにこの子のスタミナは異常ね今まで戦って全く疲れた様子はないわ)
この戦いを見て紅は四人に合格を出し第八班が発足。今年は11名の下忍が誕生した。 
 

 
後書き

下忍として任務を続けるサスケ達、そんな中ナルトが駄々をこねCランク任務に行くことになる。内容は橋大工のタズナを波の国まで護衛すること。サスケの記憶どうりに再不斬達と接触するもそこに謎の男があらわれる。果たして彼の正体とは!!次回より波の国編スタート 
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