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ワスレナグサ

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あぁぁぁぁぁっ!!恥ずかしいよぅっ!!____山口

ツッキーの家に着いて、靴を脱ぐ。
小さい頃から毎日のように来てたけど、緊張する。
「おじゃまします。」
何故か声も小さくなる。
ツッキー曰く、家族みんな(ツッキーを除いた)でおばあちゃんの家に行ったそうで...
今この家にいるのは俺とツッキーの2人だけ...
ツッキーの部屋に入ると部屋いっぱいにツッキーの匂いがした。
「そこ...座って。」
ツッキーはそう言ってベッドを指さす。
「は、はい。」
なんか凄く変な雰囲気だ。
ツッキーも俺の隣に座っている。
しばらくの沈黙が明け、ツッキーのおっきい手が俺の頭を優しく包み込んでそのまま体を引き寄せられた。
身体が熱くなって、鼓動が速まる。
それでもツッキーは余裕そうだった。
「山口の身体熱いんだけど?」
ツッキーはそう言うと、クスッと笑った。
「だ、だって俺はツッキーみたいに経験豊富じゃないから緊張してるんだもん。」
するとツッキーは体を離して俺の手をツッキーのちょうど心臓の辺りに当てた。
「僕だって緊張してるよ?」
ツッキーの心臓は確かにいつもより早く動いてた。
「ホントだ...」
「それに、山口が言うほど僕経験豊富じゃないから。」 
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